- Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004120957
感想・レビュー・書評
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さまざまな漢字の成り立ちについて、著者自身の解釈が紹介されている本です。
白川漢字学の全体像は、『字統』『字通』『字訓』(いずれも平凡社)の三部作にまとめられていますが、本書では著者の研究成果の一端が語られており、白川漢字学とはどのようなものなのかということをうかがい知ることができる内容になっています。古代中国の神話や呪術と、それらに根ざした古代中国人の生活や思考をもとに、漢字の成り立ちについて大胆にも思われる解釈が示されており、おもしろく読みました。
本書が岩波新書として刊行されたことに対して、漢字学の権威である藤堂明保が不満を表明していたことが、高島俊男のエッセイで語られていたのを記憶していますが、著者の解釈はかならずしも研究者からの同意を得ているものではないのかもしれません。まったく素人のわたくしには、著者の解釈が漢字の成り立ちについて考えるうえで、興味深い視点を著者が提示しているように思えるのですが、「あとがき」で「文字は当時の思惟のしかたに従って、厳密に一定の原理によって構成されている」と書かれているように、体系化への強烈な志向が、ときに大胆にすぎると感じられる側面をもたらしているのではないかという気もしています。 -
文字は神であった。
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ムズいよ‼️
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1 象形文字の論理
2 神話と呪術
3 神聖王朝の構造
4 秩序の原理
5 社会と生活
6 人の一生
著者:白川静(1910-2006、福井市、中国文学) -
新 書 IS||821.2||Shi
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漢字の話をごりごりするのではなく、歴史を主軸に置いた展開にちょっと面食らった。
勝手に、漢字の成立過程からその意味を改めて捉え無おす、的な展開を期待していたので。
その肩透かし感がずっと消えなくて、集中して読めなかった。先入観って怖ろしい。
日を改めて再読したいと思う。 -
なぜこれを買っていたのか。白川氏の本や辞典を買ってはいるけど・・・当時,もののついでか。
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#「笑」の竹冠はふり乱した髪のかたち+夭は頭を傾けている姿=神託を受ける巫女がエクスタシっている字形。面白いが図版では原字が判り辛いのが難。漢字をクリックすると楷書→隷書→金文→甲骨文ってモーフィングしてくれたらいいのに。最終的には萌え属性を追加して「漢字たん」か。擬人化で白川漢字学の普及を。
#そういえば「然」はヘドラそっくり、と言ったのは永野のりこ。肉+犬+火で犬牲の意だけど、こう足してくと三体合体ロボにも見える。「炎」でガンバスター。日本が誇るスパロボ文化は、象形パーツが合体&変形する漢字の影響では?
(2009/03/19)