- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004316787
感想・レビュー・書評
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/706077詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み終えました!再来週にはメキシコに最後の旅行です!やったね!嬉しい!
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著者は長年アメリカ文学の翻訳をされていて、米語にだいぶスペイン語が混じるようになってきた(←人と文化の流入による)と痛感し、スペイン語を学ぶ為にメキシコに留学したということらしい。
とても面白かった。
まずは、NHKラジオの4月か10月(つまり新しい期の始めだけ)でいつも挫折しているという所に親近感が湧いた。
また、ブクログレビューで他の方も書いていらっしゃるが、大学の先生で翻訳のプロであるのに、偉そうな記述が無くて、スペイン語習得のヨチヨチぶりに好感を抱いた。
私は独学でイタリア語をかじっているので、本書のスペイン語例文はわかりやすかった。
著者が所々でスペインのスペイン語とメキシコのスペイン語の単語の違いを書いておられるのだが、それを見ると、イタリア語の単語と似ているのはスペインのスペイン語の方だった。
著者が「YouTubeですぐに見つかるから見てみて」と本書で紹介している「ノベラ」の「ケ・オラ・エス」や、音楽のクンビアも見てみた。
面白かった。
本書で出てきた「フリーダ・カーロ」に覚えがあり、自分のブクログ本棚で思い当たる書籍を辿ったら2012年に読んだ本『世界のパンチカラー配色見本帖』の自分のレビューにやはりその名が書いてあった。
更には、その少し前に読んだ小説にもフリーダ・カーロが出てきていたと自分で書いているが、それはどの小説だったのかはわからなかった。
本書巻末に簡単な単語一覧があり良かったのだが、「色」「数」「曜日」「食」などの項目名が太字など強調されておらず同化してしまっていて、わかりにくかった。
これくらいの分量であれば、いっそのこと項目分けせずアルファベット順にしてしまっても良かったのではないだろうか。(第1刷発行)
新書だから写真など(ほぼ)無いのに、メキシコのホームステイ先の部屋に居て聞こえてくる外の色々な音の正体や、著者が目にした働く人々の映像などが目に浮かび、興味深く読んだ。 -
エッセイ、サラッと読める
1968年メキシコシティでオリンピック開会
開会十日前にデモの学生を大量虐殺(300〜400人)(トラテロルコ事件) -
●著者によるメキシコでのスペイン語学習の奮闘記。単純に読み物として面白かった。
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英書の翻訳家でもある60歳の作者が、なんともゆるいスペイン語語学修行の旅を面白おかしく綴ったエッセイ。それにしても、この行き当たりばったり感が知的さを微塵も感じさせないところが逆にすごい。一応、巻末には本書に収録されたスペイン語表現集がまとめられています。
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60歳からの外国語修行とあったので、偉そうなおっさんがご高説ぶっているのかと思ったら、メキシコでの語学研修を面白おかしく描いた作品。
エッセイって面白いなぁと思った。 -
著者はケルアックの『路上』の翻訳者でもある青山南氏。60歳にして、大学のサバディカル制度を使って、1年弱メキシコに語学留学に出かける顛末記。メキシコの魅力も散りばめられているし、語学は何歳から始めても学ぶ価値があるのだと思わせてくれる良書。
この新書を通じてガレアーノの『収奪された大地』を知った。あのベネズエラのチャベス大統領がオバマ大統領に読むようにと勧めた本である。また、印象深い一節にも出会った。 “Poor Mexico, so far from God, so close to the United States.” アメリカの一番の産業はアメリカに出稼ぎに行くことだという。
去年初めてメキシコを訪れた。カンクンで出会ったメキシコ人の家族の優しさ、人懐っこしさが印象に残っている。なぜだかメキシコの人達に親近感を覚えてしまうのは僕だけだろうか?タクシーを何台か乗り継いだが、運転手が皆紳士的で、優しい人達だった。やはり旅の醍醐味は現地の人達との交流である。
1つだけ心残りはフリーダ・カーロの美術館に入れなかったこと。いつかスペイン語を少しだけでも習得し、再訪したい。 -
ことば