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- Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006020859
作品紹介・あらすじ
昭和を代表する文楽太夫、八世竹本綱大夫(一九〇四‐六九)。彼は明治末に豊竹古靭大夫(後の山城少掾)に入門し猛稽古を重ね、「風」を重んじた理知的な語りを完成した。五五年人間国宝、六九年芸術院会員。本書は綱大夫と身近に接した著者による本格的な評伝。明治から昭和四十年代までの文楽界と大阪に生きる芸人の姿を敬愛の念をこめて描いた力作。
感想・レビュー・書評
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人形浄瑠璃文楽という華やかな舞台に大いに惹かれた。大夫、三味線、人形が三位一体となり演じる世界は、触れにくい現代となってはエキゾチックでもある。盛衰を繰り返しながら不安定な状態で現在に継がれていることは、他の伝統芸能と変わらないようだ。
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八世竹本綱太夫の生い立ちから晩年まで。
明治から昭和にかけての大阪の町と人と浄るり。
われ鐘のような大音声をはりあげる大夫。すかさず前にいた客がぼやけた声で、
「どこにもツンボはいてへんで」
*昭和49年南窓社刊にて読了
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