- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022507259
感想・レビュー・書評
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三国志マニアなら、知る人ぞ知る姜維を主人公にした話。
滅び行く蜀を担うが、史実通りな展開。
もっと盛り上がる場面等があるかと思ったが、全体的にいまいち。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
夏侯覇と張嶷が良い味出してましたね。
姜維って昔の中国人そのものな気がするね。
劉備もそうだけど、粘り強い、悪く言えば往生際が悪いw -
三国志好きの自分にとって姜維はかなり好きな武将です。孔明の後を継ぎ義の為に戦ったイメージが凄く強いんですよね。
そんな姜維を主人公にしてるのですから、これは読まないとと思った次第です。
三国志の末期、日本では人気の高い蜀軍も国力も戦力も人材も乏しくなり、どんなに頑張っても最早滅びを目前の中、姜維が一人で頑張っていると思っていたのですが、無理な戦を続けた結果が滅びるの早めたのですね・・・。
ただ、人材が乏しくて若い世代に有能なものが居ないってだけではなかったのが、この本で本当に解りました。魏はやはり人材の宝庫だったんだな~とも。
意外だな~と思ったのが、この本を読んでいると、孔明の内政の評価は凄いのは当然だが、攻撃する戦の才能は意外と低く見ていること。安全策ばかりで臨機応変に欠けると描かれてるんですよね~蜀側の話でそんな風に出てくるとは思わなかったですね。
まぁ実際には、そういう面もあるのかもしれないけれど、実際にもっと有能な武将が蜀にいたら孔明も大胆な作戦とかもあったのではないかな~とも思うんですよね。
もし、姜維がもう少し孔明と過ごす時間が長ければ、もう少し早く生まれてれば色々と違ったのかもしれませんが、歴史物そんなこと言っては意味がないですよね。
ラストのおじいちゃんはきっとあの男だと信じたいな