- Amazon.co.jp ・本 (482ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022617217
感想・レビュー・書評
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http://www32.atwiki.jp/fushiginakirisutokyo/pages/16.html
ここでこの本について知りました。
読み物というよりは文字通り「事典」的な書籍です。
キリスト教のさまざまな教派についての説明がなされています。
ローマ・カトリックは勿論のこと、世界史で出てくるルター派、東方正教会、ニュースなどで時折話題となる福音派、エホバの証人などまで網羅されており、全体像を掴むのに適しているのではないかと思います。
それに加えて、各教派に関連した作品、参考図書、膨大な文献リストがあるのが優れている点だと思います。キリスト教について深く掘り下げて理解していく際の足がかりとしても有用ではないでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こんな教会もあったの?!と驚かされました。こんなに一杯あったのではどこに行くべきかますます悩んでしまうのではないでしょうか。特定の教会の事をもっと深く知りたいのなら、巻末の方にある参考文献リストを頼りに読んでみるといいと思います。
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キリスト教宗派の教えや儀式の違いがよく分かる。索引も立派なので事典として使える。牧師さんやシスターへのインタビュー等も掲載されていて、イラストも豊富で、キリスト教を理解する為にとても役に立つ一冊。
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ノンクリスチャンの「教会ウォッチャー」八木谷涼子さんによる『知って役立つキリスト教大研究』(新潮OH!文庫)が、50ページほど増補し、480ページを超える大著として生まれ変わった。
『知って役立つ~』は2001年の発行以来、十刷まで版を重ね、初心者にもわかりやすいキリスト教の入門書として広く読まれてきた。受洗者には聖書のほかに同書を贈呈する教会もあるという。
今回の改訂にあたっては、「十九世紀のアメリカで生まれたグループ」としてセブンスデー・アドベンチスト、エホバの証人、モルモン教、クリスチャン・サイエンス、「日本で生まれた」グループとして無教会の記述を追加。
実際の礼拝へ足しげく通うなど、地道な取材の成果が随所に結実している。この10年で変化のあった世界の教会情勢にも対応し、最新の情報に更新。イラストもすべて書き直したという執念たるや、アッパレとしかいいようがない。信徒ではないからこそなしえた〝偉業〟なのだと改めて思う。(松ちゃん) -
「知って役立つキリスト教大研究」を読んだときも、そのわかりやすさと情報量に正直驚いたたけれど、今回も増補改訂版ということで楽しく読めた。
増補改訂版としては、イラストを全面改訂、誤りなどを訂正したと書いてあった。なかなか良い本なので、旧版とともに置いておいて、事典として使えるなあと思う。 -
450 文英堂
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新潮OH!文庫『知って役立つキリスト教大研究』の、お引っ越し+増量+改題版なので、主な感想は旧版に。
カトリック・東方教会・プロテスタントと、その中の各宗派の流れが丁寧にまとめられていると思う。それぞれの教義や学説の細部を知りたいかたには向かないと思うので、そこはあくまで概観として。それにしても、相変わらず詳しい。
カトリックはヨーロッパ文化の必須事項なので、美術などから知識を得られることも多いから、そこに興味のある人は、読むのはこの本じゃなくてもいいと思う。でも、プロテスタントは、簡素を旨とするためか、意外とソースが少ないから、そこにはものすごく効いてくる。アメリカの政治(特に911以降の福音派がらみ)や文学の流れをみるときには、予想以上に役に立つ(と思う)ので、そこに注目されているかたは、お持ちになっていたほうがいいように思う。-
私もギリシア・ローマ神話、シェイクスピア・・・と、レファレンス長者ですよ。キリスト教に関しても、一般書で足りる私は、これと何冊かで十分です。...私もギリシア・ローマ神話、シェイクスピア・・・と、レファレンス長者ですよ。キリスト教に関しても、一般書で足りる私は、これと何冊かで十分です。内容的には、もう少し突っ込んだことを知るために、佐藤優さんの著書もいいと思いますが、パラ見レベルで撃沈したままです。
それとは別に、神学論争はディベート技術の基本なので、欧米の大学では、神学をそういったスキル養成科目のひとつとして選択する学生が多いというのも聞いたことがあります。2012/04/18 -
「神学論争はディベート技術の基本」
ナルホド!読み方の道筋が判り易くなった気がします。
「レファレンス長者ですよ」
知りたがりの宿命みたいな...「神学論争はディベート技術の基本」
ナルホド!読み方の道筋が判り易くなった気がします。
「レファレンス長者ですよ」
知りたがりの宿命みたいなものですね。2012/04/19 -
神学論争=己の存在意義をかけた戦いなので(と思う)、まったくアウェイの人間が、「ディベート術」として、ちょこちょこっとかじっただけでは勝てま...神学論争=己の存在意義をかけた戦いなので(と思う)、まったくアウェイの人間が、「ディベート術」として、ちょこちょこっとかじっただけでは勝てませんね~。
レファレンスに限らず、興味のある本があれば、その周辺本に興味がまたわき、つながりを楽しむ日々です。今日は何にしようかしら。2012/04/19
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