ブランケット・キャッツ (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.53
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本棚登録 : 1834
感想 : 188
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022645951

感想・レビュー・書評

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  • 結構軽い気持ちで読み始めたらほぼ全編で涙。

    そうだった、私は重松清に弱いのであった…。

    しかも猫…可愛い…。

    重松さんは本当、上手だよなぁ。

    夫婦、死、いじめ、介護、過去、そして家族の物語。

    ‪中でも介護の話はとても救われた気持ちになった。
    デリケートな問題ってたくさんあるけど、どれも結果だけを見ないでほしいなと思った。
    それに行き着く過程は人それぞれなのだ。‬

  • 二泊三日でレンタルされる猫と、猫をレンタルする人々の話
    不妊の夫婦、会社の金を横領する女、いじめをする男の子、ボケたおばあちゃんのために身代わりの猫を借りる家族、ペット禁止の部屋で猫を飼おうとするフリーターと彼女、家出中の兄妹、リストラされた父親…の7つの話
    旅に出た…は猫目線で話が進むどれも、切なくて、あたたかい…どの話も好きだけど、
    私は身代わり…と嫌われ者…の二つがお気に入り

  • しっぽのないブランケット•キャットを読んで、そうそう、この感じが重松清だって思い出した。おじさんなのになんでこんなに学童期の男の子の気持ちが分かるんだろう。私は男性でないし、いじめも経験した事がないから想像でしかないけれど、すごくリアルに感じられる。
    2016.12.30

  • ホッとする話だと思ったら…最初の妻の思いは心が痛い。心の溝も傷も簡単には埋まらない。
    けれどこんな猫たちの様な存在がキッカケになり何かを満たしていくのかな。
    こんなレンタル、私もしたい。

  • レンタルの猫が登場する短編集。全体的には平凡で☆3つですが「旅に出たブランケット・キャッツ」は感動で泣けたなぁ~。。

  • 子供のいない夫婦、祖母を施設に送る前の家族、リストラされた父…。
    2泊3日のレンタル猫、ブランケットキャッツと、彼らを借りた人間たちの短編集。
    重松さんの話は絶対泣いちゃうとわかってて、やっぱり泣いてしまう。

  • 嫌われ者のブランケットキャッツ
    へんくつ大家さんと、レンタルキャット
    の話がいいな。

    誰にでもいろんな物語がある。


    どの話もほろりと泣ける。

  • 小説は風呂で読む習慣にしておいて良かったなと思いました。
    読みながらだらだら泣きました。
    ちょっとしゃっくりしながらぐらい子供みたいに泣きました。
    それが一回ではなく数回。
    数回なのは短編なのでそうなったんですが。
    風呂なので上がるときには涙もおさまってちゃんと顔も洗って流せて拭けて、で良かったです。
    どの話でとか、何話でとか、無粋な事は書かないでおきます。
    たまたまこのレビューを見て、たまたまこの本を読む人に、もったいないので。

  • 旅に出たブランケット・キャットがよかった

  • 2泊3日毛布付きでさまざまな家庭にレンタルされていく猫たちが、借主の生活の中でちょっぴり温かいぬくもりを残していくお話、短編集。重松清さんらしい、とても優しく温かい視線に気持ちがほっこりする。

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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