ソロキャン! (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.30
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本棚登録 : 712
感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022650566

感想・レビュー・書評

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  • ありそうで無かったキャンプがテーマの小説。あくまで小説であり、ソロキャンの解説書ではありません。焚き火見ながら、酒を飲む。いいですねー。自分も再参戦したくなりました。

  • 御託が多い

  •  仕事の疲れを癒すため、会社員の千晶は一念発起、10年近いブランクのあるキャンプ、それもソロキャンプを始めることに。キャンプギアを一から揃え直し、焚き火と料理の材料も準備万端。まずはデイキャンプから!


     図書館本。
     ソロキャンプ小説というから、ゆったりと野外の風情を味わうような話かと思ったら、真逆。
     常に何かの手順(料理や買い物や準備やら)が並べ立てられ、せわしいことこの上ない。
     主人公が一番の楽しみと言っている焚き火も、ろくな描写が無く雰囲気ゼロ。最初と最後でちょろっと頑張って描写される程度。焚き火愛なんて全然感じられなかった。

     文章そのものもなんか……上から目線みたいに感じた。主人公の前向きなところも、美点というより承認欲求のようにしか見えない。これがキャンプ熟練者なの!って読者にアピールされてもなあ。

     んで、作者さんはたぶん、キャンプしない人でしょ?
     キャンプ場へ着いたらまず気になるのは、場所決めではなかろうか。焚き火目当てのデイキャンプであっても、隣との距離はほしいはず。
     それに、薪がはぜる音はしても、鳥の声、風の音、葉擦れ、川のせせらぎ……そういう音が全然しない。
     その辺りの描写が一切ないのが気にならないのは、すなわちキャンプをしない人、だからでは……?

     また、◯◯が面倒、✕✕が大変、といったネガティブな言葉が目立つ。
     それに加えて、「普通は◯◯なんだけど、私(主人公)はそうじゃなくて✕✕なの。なぜなら△△だから!」みたいな構文が非常に多い。誰に言い訳してるの? メンドクサイ人という感じがすごい。

     キャンプ小説としての面白味は無いが、アウトドア料理の話としてならまあ、有りかなあ。9割方、手順の羅列だけども。

  • キャンプ未経験の自分でも楽しい気分になりました。よーし始めようから準備をして行くまでの行程がありやっぱり大変かも。昔のキャンプと今のソロキャンプとルールがだいぶ違うとありますが、そういうきまり事も存在するのでしょうね、それクリアしないとソロキャンプは無料無理か。ヒロシのキャンプではギアの紹介してどれだけ愛情かをナイフや火吹きや見てました。千晶は使い勝手と予算とで選んで昔取った杵柄により本当に良いものを買うって事。最初のお試しソロキャンプで焚火して消えるまで見てるの、それをしたいんだね、わかる

  • キャンプにもその料理にも惹かれ、タイトルに期待して読んだ。が、何でもかんでも詳しく書けば良いというものではないだろう。面白くない、飛ばし読みばかりになってしまった。

  • ソロキャンプがテーマの小説ということで期待してましたが、残念でした…。ひとりでキャンプするシズルを表現するためなのか、書かれる枝葉末節が完全に気分的なものであまりにも関係なさすぎて、読むのがしんどかった。登場人物や出来事もそんなに回収されないまま終わっていくし…。目的や計画をもたないのがソロキャンプの楽しみじゃないですか、て感じなのかもだけど、小説でそうされちゃあ読んでてつらいな…って感じでした。

  • アウトドアが好きで、一度は離れた千晶。ブランクを経て再びキャンプをする展開に、同じようにキャンプから離れてバーベキューをしていた自分も多分こんな感じで戻るのかな?と思いつつ読みました。続編も出ているようなので楽しみです。

  • 相変わらずヒロインageと、全方向に向けての「不祥事的な事は何もやってません、正しい運用してます」的な説明は面倒だけど

    ソロキャンプのご飯は未知の分野だったので、興味深く読めた。

  • ソロキャンプを題材にするなんておもしろいなと思って手に取った本。
    著者は居酒屋ぼったくりで知った方だが、連続して読むとなんだか胃もたれしてくる文体。
    なんて~なの!とか、~だけど~、とか
    上司に対して一瞬だけタメ口になる場面ではヒヤッとするし、親子の会話なのに台詞が不自然に感じるところが多い。
    話し言葉も一般的な女性でそこまで女性的に話す人って少ないんじゃないか?
    居酒屋ぼったくり内での世界観かと思いきや、他の作品でも似たようなところが見られるからもうこれは秋川さん節と言う感じだろう。
    主人公は一人行動が主で女性的な話し方、固定観念が一部強くてそれを説明するところがある(それが言い訳がましく聞こえて読んでてめんどくさい)、車を持っていて運転が出来る、周りの人は主人公に都合のいい人が最初からいる、
    こういう設定が読んできた作品に共通していて、それが胃もたれに繋がっていく。
    あんまり作家読みってしないから余計に気になるのかも。
    著者とファンには申し訳ないが、気にかかる部分が多い。
    読み進められないので一章しか読んでないけど「読み終わった」ことにします。

  • キャンプ行きてーーー
    焚き火してーーー

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著者プロフィール

2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。2012年10月、「いい加減な夜食」にて出版デビューに至る。他著書に「居酒屋ぼったくり」(アルファポリス)他、「幸腹な百貨店」(講談社)、「放課後の厨房男子」(幻冬舎)などがある。

「2020年 『居酒屋ぼったくり5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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