年収の伸びしろは、休日の過ごし方で決まる ズバ抜けて稼ぐ力をつける戦略的オフタイムのコツ34

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023314474

作品紹介・あらすじ

【社会科学/経営】一流の人は、なぜ遊びのときこそ緊張するのか──。2社の上場に貢献した経営者であり、コンサルタントとして100社以上を指導する著者が、起業家、経営者など一流のビジネスパーソンが実践している、自分を成長させるオフタイムの使い方を紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 身だしなみ大事。
    信念に通じるから。
    今心掛けてるところを再認識出来た!

  • 休日の予定を入れて平日の仕事の調整を行うなど、休日をいかに楽しむかが書かれており、休日を全力で楽しむからこそ新たな学びを得られ、平日の仕事に生かされていくということが書かれてあった。

    本の前半に題名の事が書かれており、後半は題名に即した内容であるか疑問だが、休日を家で寝て過ごしている人には休日を変えるきっかけになる本であると感じた。

  • オーディブル
    音声だとスキミングできないから、別に興味ないところも聞かなきゃだから不便
    休日のスケジュールの立て方を知りたかったが、休日の遊び方に関する本

  • 遊びほど真剣に。

  • 1.休日にも仕事をしており、切り替えられない毎日なのでなんとか変えたい
    なんとか結果が出るようになりたい

    2.一流は休日も真剣に遊んでいるので、日々進化しています。例えば、「この店美味しかった」で終わるのではなく、「なんでこのクオリティでこんな味が出せるのか?」など、好奇心を広げていくことで思考力を自然に鍛えていきます。そうすることで、仕事の時には顧客目線で物事を判断することにも繋がり、仕事も成長していきます。
    また、旅に出ることは未知との遭遇の連発なので、臨機応変な対応をしなければなりませんし、自分が知らなかったことを知るきっかけにもなります。また、いつもの自分とは違う非日常を体験することで自然とリフレッシュもできるので一石二鳥です。
    つまり、オフタイムは休息を取るだけでなく、自分の引き出しを増やすための時間にもなります。自分の引き出しを増やすためには色んなことを知り、体験し、成長していく必要があります。

    3.遊びを優先して仕事を計画していくという意見はちきりん氏も言ってた気がしました。自分にはこの考えがどうしてもできなくて苦労してます。自分の引き出しを増やすという面では、旅行は多くしてないですが、読書や運動に関しては引き続きやっていこうと思いました。
    読んでみて思ったのは、自分の考えは浅いということです。何かに疑問を持ってもすぐに諦めてしまう悪い癖に気づきました。常に疑問を持つと調べたくなってしまい、他のとこに手がつかないという状況を多々経験しているため、このような「思考のクセ」が着いてしまったと思います。明日からはこれを脱却するために、何事も自分なりの結論を出すまで考えるということを実践していきます。

  • 経営コンサルタントの著者による、オフタイムを戦略的に活かすための本。
    仕事にストレスがあるのは当たり前、しかし仕事のストレスをオフで解消しようとするのは三流。遊びも仕事も真剣に取り組むべし。そんなことを学べた。
    また、「好きなことを仕事にしろ」とはよく言われるが、それは違うのではと著者は言う。趣味は趣味のままで突き詰めることにし、むしろ「がんばった仕事を好きになる」のが一流だという。置かれた環境で最善を尽くせに通じるものがある。
    他にもヒントになりそうなトピックは多いけれど、既知の内容が大半だった。

    覚えておきたい点:
    ・落語の「間」と「つかみ」を身に付けると信頼と人望を集めることができる。
    ・国内旅行に行く時、現地の地元の情報を得るにはタクシーの運転手に訊くのが手っ取り早い。
    ・旅では不測の事態に備えて周辺情報まで調べておいたりロストバッゲージに対応できるようしておくとよい。

  • 真剣に仕事をしているからこそ得られるおもしろさ

    ドイツの詩人、ゲーテの言葉
    人生に成功する秘訣は、自分が好む仕事をすることではなく、自分のやっている仕事を好きになることである
    →自分の人生のなかに、好きなことと仕事をどう配置するか。

    遊びの達人になれる人が、仕事の達人、人生の達人になれる。

    緊張してもいい結果を出せるようなメンタルの強さを身につける。

    プロゆえに見えることがある、自分だけでは見えないことがあることを自覚して、見えている人の声に耳を傾ける姿勢を持つということ。

    段取りとは、仕事をスムーズにするだけではなく、自分の感情さえもコントロールする重要なビジネススキル。

    旅先で自分をそのエリアに現地化させ、その土地の懐に飛び込んでみるは、顧客目線を鍛える絶好のトレーニング

  • 以前読んだことあったかな、、、?
    年収と直接結びつくかは?ですが、時間の活かし方、思考、メンタル・フィジカル面のメンテナンス、好奇心、身だしなみ、いずれも自分を磨くと言う意味合いで大事だと思います。

  • 新鮮な内容はあまり無かったが、今までの休日の過ごし方を改めて見直す事ができた。

    以下読書メモ

    ストレス発散で遊ぶのではなく、仕事に活用できるようしっかり遊ぶ。
    段取り力、あきらめない力、集中力、目標と計画とその達成が遊びから学べる。
    好きなことを仕事にするのでなく、仕事に全力を注ぎ好きになっていくようにする。

    休日こそ早起きして行動する。
    段取8割仕事2割
    10年後の自分の体のために、今の食に、睡眠に気を配る。

  • Golf、100kmマラソンなど本人ネタ、自慢話しが多く、参考になるノウハウ、情報はない。この本に\1400(税抜き)の価値は無い。

  • 休日に本気になれない奴が仕事も楽しめないぜ!

    ワークアズライフ!

  • 特段目新しいということもなく、「まぁ、そうだよなぁ」という印象でした。
    ただ、うっすら感じていた自分の休日の過ごし方に対して改めていろいろ感じることもあったので、できるところから少しずつでも試してみようかな、とは思いました。

  • オフの過ごし方についての本。

    要旨。
    収入が上がるにつれストレスが大きくなるのは当たり前。重要になるのは、「オフ」の過ごし方だ。仕事のストレスをオフで晴らすのは生産的ではない。仕事と同様の熱意で、本気で遊びに取り組むことが仕事にとっても重要だ。遊びに本気になることで仕事の効率は上がる。



    ◆遊びに真剣な人たちのエピソード

    タモリさんの名言
    「真剣にやれよ!仕事じゃねえんだぞ」
    「仕事に遅れてくるやつは許せるが、遊びに遅れてくる奴は許せねえ」

    ゴルフ好きな開業医
    「黒と白のゴルフウェアしか買わないのは、ゴルフを全力で楽しむため。服選びにかける時間も意識ももったいない。」

    ・・確かに黒と白なら、上下どう合わせても黒黒、白白、白黒、黒白の4種類しかないし、どの組み合わせでもある程度合う(笑)。さすが開業医賢い。

    ◆好きなことを仕事にすることはリスクである。
    好きなことを仕事にすると、ビジネスの視点で考えるようになる。
    例えば料理が好きだったとして、それをビジネスにすれば、好きな料理でなく、売れる料理を作らねばならなくなるし、売り上げが上がらない場合、料理を作ること自体を楽しめなくなる危険性がある。

    ◆ではオフに何をすればよいのか

    1.旅に出る。

    旅に出ると視野が広がる。
    例えば、観光地のウニの値段は、観光客用の店の価格と地元の人用の店の価格で全然違う。

    2.本を読む
    まあこの辺は他のビジネス書でもよく言われてるので割愛(忘れただけ)
    『播磨灘物語』(司馬遼太郎)が紹介されてた。(大河ドラマにもなった黒田官兵衛の話)

    3.ゴルフをする(趣味を持つ)
    まあこの辺は他のビジネス書でもよく言われてるので割愛(忘れただけ)


    ◆こだわるべきポイント

    ・私服
     私服はサイズ感が大事で、少し小さめにするとよい。

    ・筋トレ
     筋トレは最大パワーで7秒間鍛えたい筋肉を使うとよい

    ・睡眠
     枕と香りにこだわる。眠れなそうなときはアロマを使う。

    ◆その他

    急に予定がなくなった休日に備えて、「休日の過ごし方ストック」を作っておくとよい。
    そうすると、スムーズに移行できる。

  • あんまり内容なし。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:159.4||I
    資料ID:95160031

    本を読むことで、人は考え方、感じ方を学び、そして生き方を学びます。私たちは、自分が読んだ本で出来ています。
    (生化学研究室 大塚正人先生推薦)

  • 仕事は張り詰める時間、オフは弛緩する時間という考えは旧態依然。オンとオフの境目がないのがエグゼクティブ。
    –仕事のストレスをオフで解消するのは三流
    –仕事でストレスがあるのは当たり前。それを認識してればいざストレスに直面してもつらい苦しいと思わない。ストレスといかにうまく付き合うかが重要。
    –ストレスを発散しても根本解決にならない。遊びにあえてストレスやプレッシャーをかけることでストレスと対峙するトレーニングをする
    (ストレスを感じながらそれを乗り越えるトレーニングをする。成功体験を自分の中に蓄積する)
    –真剣にやるから面白い。達成感も得られる。
    遊びは真剣に、仕事も遊びのように真剣に。
    「真剣にやれよ。仕事じゃないんだぞ」
    –好きなことを仕事にするより、頑張った仕事を好きになるという感覚。好きなことも仕事になると楽しくなくなるのはしょうがない。
    –好きなことに真剣になれない人がしんどい仕事に真剣になれるはずがない。オフの趣味は諦めない思考のクセをつける教材。この歳になってもう無理とかどうせ自分には才能がないから、もう辛い歩きたい(マラソン)というネガティブ思考に陥らないための訓練。それを乗り越えたときの達成感が困難を乗り越えようとする思考のクセを生む。趣味はメンタルトレーニングの場。
    –全力で取り組むことで5感が研ぎ澄まされる。ここ一番の集中力を養える。
    –マラソンやトライアスロンをやるのはストイックだからじゃない。努力して成長するのが楽しいからというだけ。
    –充実した休日を最優先するからこそ仕事の段取り力がつき生産性も上がる(計画性とセルフマネジメント能力の鍛錬。目標を掲げて計画を立て時間を捻出して訓練して達成する能力)

  • ありあわせの料理力
    自分の原点に戻る旅

  • 年収は平日の仕事の取り組み方・成果が大事なのは明らかですが、この本によれば、仕事がオフである「休日の過ごし方」が大切だそうです。

    この本では、稼ぐ力をつける戦略的オフタイムのコツを紹介されています。遊びのスケジュールを先に入れる、食べる物に注意する、睡眠に気を付ける、旅と仕事の共通点を見つける等、参考となる点もありました。

    以下は気になったポイントです。

    ・時間価値を高めることが、成果に直結する(p4)

    ・ストレスは無くすことができない、ストレスとの向き合い方を知っている、それをオフタイムで身につける。遊びの中で、それなりにハードルの高いペナルティを自分に貸す(p15、19)

    ・仕事のストレスをオフで解消するのは三流、発散することが根本的な解決にはならない(p17)

    ・遊びは真剣に、仕事も遊びのように真剣に。(p24)

    ・好きなことは仕事にせずに、儲かる仕事を好きになる(p25)

    ・休日を無駄にしない最大のコツは、休日に早起きすること。前の晩から翌日の休みを意識して早寝する(p37、39)

    ・結果の原因はすべて自分にあると考える。上司、取引先を変えられなくても、自分は変えられる(p56)

    ・成功を経験した人の目を大事にする発想は大切。仕事で成功している経営者ほど、プロから学ぼうという素直な姿勢がある(p59、62)

    ・ものの感じ方、考え方、人生との向き合い方、本を読んでいる時間は、そのまま自分が成長している時間になる(p75)

    ・弱い方が先に動くのは、強敵を前にして緊張して動かなくなる、それを避けようとするので動いてしまう。(p86)

    ・食べるルールとして、1)水を大量に飲む、2)カフェイン・アルコールを控える、3)添加物さける、4)たんぱく質摂取、5)糖質さける、6)夜8時以降食べない(p104)

    ・一日は、その日の朝ではなく、前夜から始まっている(p117)

    ・人間が集中して最大のパフォーマンスを発揮できるのは、前傾姿勢のとき(p129)

    ・今ある現状には、必ず「そうなった理由」がある(p147)

    ・似合う洋服の基本は、少し小さめのサイズ(p175)

    ・仕事ができる人は、総じてオンでも、オフでも、綺麗に手入れされた靴を履いている。靴とカバンには如実にその人の性格や人間性が表れる(p186、188)

    2016年2月20日作成

  • この本は、優れたビジネスマンの誇りを持ちたい人向けに、私生活を徹底的に効率化する方法を指南している。
    おそらく対象読者は、都心部に生まれて仕事をそこそここなせるようになってきたが、近頃何か物足りないというオジサンである。

    ただ、書かれている内容が一つ一つありきたりすぎて、読む価値がない。
    この本は、マラソンしろ、地元産の有機野菜を食え、靴を磨け、などと自分を最適化するための方法論の羅列で構成されている。
    ところが、そういった意見はすでに新聞やテレビ、ビジネス誌のコラム等で何度も伝えられてきた内容の域を出ず、真新しさは見受けられなかった。

  • *報酬が高くなればなるほど、仕事にストレスはあって当たり前。仕事は本来、楽しいものではないからです。ノーストレスでできるしごとなどありません。苦手な人を完璧に避けて済む仕事はない。自分ひとりですべてが完結できるような仕事など、まずありません。どんな仕事にも、もれなく人間関係、他者とのコミュニケーションはついて回ります。遊び仲間の関係ではなく、趣味のだちでもないのですから、気の合う人だけと付き合うわけにはいきません。年齢、世代、考え方や価値観、経験や生活環境など、自分とは違う人間が集まっているのが会社であり、そうした人たちと上手に付き合っていくのが仕事です。そんな人間同士が一緒になって仕事をするのですから、そこに何らかの軋轢が生まれてくるのは当然のこと。イヤな上司、言うことを聞かない部下、無理難題ばかり吹っかけてくる取引先ー程度の差こそあれ、どんな職場に行っても、どんな仕事をしても、こうした人たちは存在します。ですから、人間関係のストレスがまったくない仕事もありえません。
    *ビジネスパーソンにとって仕事は楽しくなくて当たり前、ストレスはあって当然。仕事を楽しみたい、ストレスをゼロにしたいというのは、所詮ないものねだりなのです。
    仕事の厳しさもストレスも、そのすべてが〝悪〟というわけではありません。仕事が厳しいからこそ、それをエネルギーにして大きなことができる。ストレスがあるからこそ、成果が出たときにはより大きな喜びを分かち合える。だから、仕事はおもしろいのです。なくすことができないものなら、どうやって付き合うかを考える。あって当たり前なら、逃れるのではなく、上手に扱うことを考える。できるビジネスパーソンは、ストレスとの向き合い方を知っています。しかも、それを〝オフタイム〟で身につけているのです。
    *利益を出し続ける人は「ゲーム感覚」で仕事に臨む。真剣に仕事をしているからこそ得られるおもしろさ。遊びや趣味がおもしろいのは、真剣に取り組んでいるから。真剣に取り組んでいるからおもしろいのです。遊びは真剣に、仕事も遊びのように真剣に。優秀なビジネスパーソンは、仕事を遊びにできます。すなわち、真剣になれば、どんな仕事にもおもしろさが見出せることを知っているのです。
    *自分の好きなことさえ夢中になれない、全力を注げないのなら、しんどい仕事に真剣になれるはずがありません。仕事よりも趣味のほうが絶対に楽しいに決まっています。楽しい遊びにすら真剣になれない人が、楽しくない仕事に真剣になれるはずがないのです。休日を無駄にしない最大のコツは「早起きすること」です。遊びに真剣な人は、休日を決してムダに過ごしません。
    *①なくすことができないストレスは、どいうやって付き合うかを考える。②あえて遊びにストレスを持ち込み、トレーニングをする。③一流は、がんばった自分の仕事を、あとから好きになる。④遊びに真剣になれない人は、仕事にも真剣になれない。⑤遊びを簡単にあきらめない人が、仕事でも逆境を跳ね返す。⑥充実した休日を最優先するからこそ、仕事の段取りができ、集中できる。⑦休日をムダにしない最大のコツは「早起きすること」。
    *テニスなどのスポーツでも、劣勢で大差がついてしまうと、試合の途中で「どうせ勝てっこない。もういいや」と無気力になる人がいます。「いやいや、これは遊びだから。仕事はきちんとやるよ」と。でも、どうでしょうか?自分が好きな楽しい遊びでさえ、調子がよくないとすぐにあきらめてしまうような人が、決して楽しくない仕事に何があっても粘り強く取り組めるとは到底思えません。事実、そういう人で、ビジネスで大きな成果を上げている人を私は知りません。うまくいかないとすぐあきらめる。少しつまづくとすぐ投げ出す。思うとおりに進まないとすぐモチベーションが下がる。これらはそ
    との人の“思考のクセ”です。ある状況下に置かれると、、自然にそう考えてしまう思考の習慣であって、それは仕事でも、遊びでも同じように表出してくるのです。
    *思考のクセは、トレーニングできる。簡単に結果が出る仕事などありません。ストレスのない仕事もありません。納期や予算、人間関係など、ときには大きな壁にぶつかってしまうこともあります。そうなったとき、どうするか。どう考えて、どういう行動をとるか?「先方の言い分が無茶だ」「ウチは弱小だから」と、うまくいかない理由を探すのか。「どうせ無理」「最初から無理」「これで十分」と、あきらめる理由を探すのか。それとも、「妥協点はないか」「ウチが提供できるメリットはないか」と打開策を探すのか。「まだできる」「これをクリアすればうまくいく」と、挑戦することを考えるのか。どちらのクセを持っているか。これがビジネスパーソンとしての資質、人としての資質を大きく左右します。一流の思考が後者であることは言うまでもありません。さらに、一流はストレスの向こうにこそ、”いいこと”が待っていること、ストレスが大きいほど得られる結果も大きいことも、経験則として知っているのです。ここで大事なのは、こうした「思考のクセ」はあくまでも習慣であって、せんてんてきな才能や素質ではないということ。つまり、トレーニングすることで「思考のクセ」はいくらでも身につけることができます。そして一流と呼ばれる人たちはみな、それを遊びのなかで鍛えています。つらくても厳しくても、あきらめずに乗り越えようと考えるクセ、困難や苦難の先には気持ちいいことがあるという成功経験を、遊びを通じて体験しているのです。
    *マラソンで鍛えるのは体よりも思考。苦しさを乗り越えて、あきらめずに走りきる。その結果、完走した人でなければわからない圧倒的な達成感を経験できます。
    *壁を前にして、どう考えるのかは自由です。苦しいから逃げようと考えるのも、「こんなに高い壁なら達成感もすごいはず。チャンスだ」と考えるのも自由。ならば、「困難はチャンス」と発想できるような思考のクセをつけるべきです。好きなことで身につけたクセは、仕事にも必ず生きてきます。できるビジネスパーソンが遊びも手を抜かないのは、遊びも自己鍛錬、メンタルトレーニングの場だと考えているからなのです。
    *本を読むことが大事なのは重々承知。忙しさにかまけて、ゆっくりと本を読む時間がなかなか取れないーそんな人も多いでしょう。それでもやはり本は素晴らしい。たまには本を読む、本と向き合う時間をつくりだしていただきたい。私もゆっくり時間がとれたとき、雨でランニングができない休日などは、できるだけ読みたかった本を開く時間にあてるようにしています。本を読むことで、人は考え方、感じ方を学びます。本を読むことで、人は生き方を学びます。私たちは、私たちが読んだものでできています。ものの感じ方、考え方、人生との向き合い方ー本を読んでいる時間は、そのまま、自分が成長している時間になるのです。
    ①思考のクセは、遊びも仕事も同じ。その場面ことに必ず表出する。②人は考えるから緊張してしまう。遊びでも止まって考える力を磨く。③自分の責任と考える人と他人のせいにする人の成長速度は全く違う。④趣味にもコーチをつけることで、聞く力と素直さが備わる。⑤集中とリラックスのインターバルで、いつでも全力が出せる。⑥本の内容に感情移入することで、顧客心理に気づけるようになる。
    *遊びの時間をつくるためにチャッチャッと手際よく仕事を片付ける。ムダなことをせずにシンプルな仕事を心がける。仕事も遊びも、真剣に臨んでいる人はみな、自分で考え、自分で行動しています。遊びに真剣になることもビジネスパーソンに欠かせない立派な「セルフマネジメント」だと、私は思います。
    ①大会に申し込み、目標から逆算した計画性とマネジメントを養う。②普段の仕事にも「静」と「動」を意識する。③気乗りしない仕事こそ早く段取りにとりかかる。④伝統芸能には、仕事に役立つコミュニケーション術が息づいている。
    *「無事之一流」ーどんなに仕事ができて優秀でも、健康を損ねやすく休みがちな人は本来のパフォーマンスを発揮することができません。最強の四番打者と言われるような名選手でも、ケガをしてしまえばホームランを打てません。まず健康であること、自分の体調をしっかり管理すること=フィジカル・マネジメントは、一流のビジネスパーソンに不可欠な条件なのです。
    ①身体によい食べ物を意識して摂るようにする。②寝る前の食事は、肥満以上に翌日のパフォーマンスに響く。③毎日十分な睡眠を心がけ、いい枕で睡眠の質も高める。④筋トレも仕事も短時間でのパフォーマンスを狙う。⑤自分がもっとも集中し、力を発揮できる姿勢を考えておく。
    *①未知の場所、未知の体験が自分の引き出しを増やす。②自分にとっての非日常が、現地の日常であることを意識する。③旅先では好奇心とともに素朴な謎を探し、その解明に努める。④旅行前は徹底的にリサーチし、ランキングは敢えて外す。⑤旅先でのハプニングは、臨機応変力が試されるチャンス。⑥いつもと違う経路で通勤し、一つ手前の駅で降りることで刺激を得る。⑦帰省には自分の原点に立ち返り、目標を新たにするメリットがある。
    *①スーツも私服も気持ち小さめが似合って見える。②結局、ビジネスパーソンは服装で印象付けられる。③自分の道具の手入れがおろそかな人は、仕事ぶりも粗末に見られる。④オフの私服でも緊張感を持つことが、自分を律し、成長させる。⑤洋服選びのポリシーは、アイデンティティになり、差別化要因となる。

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著者プロフィール

池本克之(いけもと・かつゆき)
組織学習経営コンサルタント。株式会社パジャ・ポス代表取締役、NPO法人Are You Happy? Japan 代表理事。
1965年神戸市生まれ。日本大学卒業後、金融会社を経て、ソニー生命保険に入社。わずか2年で「全国トップ20」の成績をあげる。その後、マーケティング会社、通販会社の経営を経て、ドクターシーラボ、ネットプライスなどの社長を務める。年商3億円の企業をわずか4年で120億円にするなど、さまざまな企業の上場、成長に貢献し「成長請負人」と呼ばれる。現在は数社の社外取締役を務めつつ、コンサルタントとして一部上場企業からベンチャー企業まで200社以上を指導。
著書に『「いまどき部下」を動かす39のしかけ』『「すぐやるチーム」をつくるたった1つの考え方』『“圧倒的信頼”が手に入る営業PDCA』(以上、三笠書房)など多数。

「2023年 『「それでも稼ぐ人」33のルール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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