- Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
- / ISBN・EAN: 9784032048902
作品紹介・あらすじ
キツネはともだちやさんをはじめることをおもいつきました。いちじかんひゃくえんでともだちになってあげるのです。ちょうちんもって、のぼりをたてて「えー、ともだちやです」でも…ともだちってうれるのかな?かえるのかな。
感想・レビュー・書評
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正直友達屋だって需要があるよね。
私も友達屋がいたら利用したいと思うもの。
でも本当の友達がいたらもっと最高!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
きつねが1時間100円で「ともだちや」をはじめます。お金をもらって友達をした時の気持。 お金をもらわなくたって、自然と友達になって心から楽しむ友達との変化を感じられるストーリーです。あたらしく友達をつくる時のドキドキ。声をかける勇気。「友達っていいね!」って子どもに伝えられる、絵本です。★テーマ 友達 ★3歳くらいから
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よかった。良い話でよかった。というか事前にマーガレット・ワイルドの『キツネ』を読んでいたせいで、くさくさしてしまった気分を浄化してくれるような、『キツネ』に対してのハッピーエンド版みたいな話だった。
どうぶつたちが暮らす森できつねは「ともだちや」を開業します。友だちがほしいひととお金をもらって付き合うという商売を。お代は1時間100円。2時間で200円。森の中なのに浮き輪をつけて、提灯を持ち、ゴーグルと水泳帽らしきものを頭に被った姿がひょうきんで、彼の「感覚のズレ」を象徴しているように思います。
誰かに無理に合わせたり、対価を求めたり、時間換算したり、そんな風にメリットやデメリットを考えながら付き合っていても相手も自分も楽しくないですよね。あたり前のことだけど、それをはっきり言葉として言ってくれるオオカミさんは超イケメンです。言われたキツネくんは目が点になるほど驚いてましたし、ずっと孤独で友だちの作り方も付き合い方もわからなかったんでしょう。
出会えてよかったね。ともだちに。明日もまた遊べるね。
不器用なきつねに出来たはじめての友だち。はじめての感情。はじめての喜び。きっともう、さみしくないね。 -
おおかみの言う本当のともだちが印象に残ります。
明日も来ていいの?明後日もな、キツネ。
この会話が最高。 -
1時間100円でともだち付き合いをしてくれる“ともだちや”。妙ちきりんな商売を始めたキツネに、さっそく声がかかるが……?
図書館本。
子供はもちろん、大人も楽しめて、そして考えさせられる絵本。
このシリーズは袖の内容紹介も面白い。
『でも…… ともだちって うれるのかな? かえるのかな?』
売るな!買うな!(笑)
な~んて言っといて、
『お、おまえは、ともだちから かねを とるのか。それが ほんとうの ともだちか』
と言うオオカミの心情、最初は全っ然違う意味に取っちゃったんだよね。心の汚れた大人です……。
わかっちゃいたけど、のっけからキツネの衣装のセンスが爆発! 森のファッションリーダーだぜ。シリーズ通して、キツネの衣装はすごい。
オオカミの声、ぎとぎとする声って(笑)。NHKの人形劇では堀内賢雄じゃなかったっけ? なんか、絶妙。 -
ともだちとして自分を売る話。無理してクマとは付き合ったけど、最後オオカミとはお金を介さない関係になれた。きつねもまたさみしかったのか。友達ってなんだろうと考えてくれたらいいなと感じた。シリーズで読みたくなった。