シノダ!チビ竜と魔法の実

著者 :
  • 偕成社
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感想 : 68
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036440108

感想・レビュー・書評

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  • 職場の校長先生がブックトーク?で紹介した本らしく、読んでみた。
    う〜ん。面白いけど、そこまで推すほどか?って感じました。
    何よりも残念なのは、前作を読んでないと人物の関係性や、設定が全くわからない状態っていうこと。
    ファンタジーにおいて、それはないだろうって感じでした。
    調べてみても、前作はないっぽいし。
    今回、ブクログに登録して、初めて前作か?っていう感じの本を見つけましたが、シリーズ可するなら、ちゃんと紹介しないと。
    詰めがあまいなと感じました。
    読むなら前作から読んだ方が絶対楽しめると思う。

  • パパは人間、ママはキツネ!子供は3人。子供たちは謎の力を受け継いでいる。そんな家庭に、竜の赤ちゃんが迷い込む。風呂場で飼って最後にあらしの夜に空へ。その間、いろいろな災難がふってくる。ちょっと、謎解きもあって富安陽子おもしろい。

  • 不思議な世界が普通の事のように描かれているのが不思議

  • 信田家の三きょうだいユイ、タクミ、モエには、絶対に人には知られてはならない
    秘密がある。
    それは、お母さんの正体がキツネだということ。

    おじいちゃんは、いつもキツネの姿のままでテレビの時代劇を観にくるし、
    ホギおばさん(キツネ)は、わざわざ不吉な予言を伝えに来るし、夜叉丸おじさん
    (もちろんキツネ)ときたら、騒ぎをひきおこす張本人。

    ある夜、おじいちゃんがテレビを観に来た時に、竜の子どもを連れて来ちゃった。
    竜の子はお風呂場で、湯気から雲の巣を作って満足気。
    みんなで追い出そうとしたけど、居心地がいいらしくて全然出て行かない。
    しかも、竜の子はユイたちになついちゃって、ペットにしたくなるほどかわいく
    思えてきた。

    竜の子は空に棲む雲竜の子どもで、ぐんぐん大きくなって、空をおおうほどの
    雲を作るらしい。
    いつまでもお風呂場には、いられないのだ。

    ある日、ユイが学校から帰ると夜叉おじさんが来ていて、タクミと何か悪だくみを
    しているようすだった。
    これが、二つ目の災難になるとは知らずに・・・。

    案の定、その夜、タクミはおかしな行動をとったのだ。

  • 不思議話を得意とする富安さんならではのお話。
    「たっくさん話を書いているのに、こっれっていうのがない」って不満を友達に言ったら、この作品を教えてくれました。
    文句なく面白かったです。
    たぶん、作者の代表作になるのでは。
    シリーズ化されてるもんね。

  • YAというより児童書でした。勘違いして読んだので、ちょっと物足りなかったです。

  • 富安さんのお話は好きなんだけど、何となく読んでなかった本。
    面白く、あっと言う間に読めました。
    シリーズになっているので、キツネ族の血をひく3兄弟のお話、続けて読みたいです。

  • 小学生向き。
    楽しめると思います。

  • 信田一家は一見ごく普通の家族。しかしママの正体はキツネで、3人の子どもたちはキツネのハーフでそれぞれ不思議な能力を持っている。周りの人たちには絶対秘密だけど、母方のキツネ一族達はお構いなしにうちにやってくる。そしていつも厄介ごとを持ち込んでくる。今回は、鬼丸おじいちゃんが連れてきた小さな竜が家のお風呂場に住み着いてしまった!
    あとがきより、大阪阿倍野を舞台にした信田妻をモチーフにしているということで親近感がぐっとアップ。
    お話も展開が良くて、割と字が小さくて分厚い本だけどサクサク読めました。シリーズ続いてます。

  • 人間のパパと狐のママ。そして、人間とキツネのハーフな三人の子供達。とてもアットホームで災いに満ちたシノダ一家は、おじいちゃん(母方の!つまりキツネの)が連れてきたチビ竜をお風呂で飼う(住み着かれる?)はめに。しかし、本当の災いはこれだけじゃなかった…。
    挿絵と文章が見事にピッタリでとても素敵な本に仕上がっています。
    児童書だけど、ちょっと字は小さ目。ぎっしりな文章だけど、大丈夫!グイグイ読めますよ。

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著者プロフィール

1959年生まれ。1991年『クヌギ林のザワザワ荘』(あかね書房)で第24回日本児童文学者協会賞新人賞、第40回小学館文学賞を受賞、1997年「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社)で第15回新美南吉児童文学賞を受賞、2001年『空へつづく神話』(偕成社)で第48回産経児童出版文化賞を受賞、『盆まねき』(偕成社)により2011年第49回野間児童文芸賞、2012年第59回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞、2021年『さくらの谷』(絵・松成真理子 偕成社)で第52回講談社絵本賞を受賞。絵本に「やまんばのむすめ まゆのおはなし」シリーズ(絵・降矢なな 福音館書店)、「オニのサラリーマン」シリーズ(絵・大島妙子 福音館書店)などがある。

「2023年 『そらうみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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