クラスメイツ 〈前期〉

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  • 偕成社
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784038144103

感想・レビュー・書評

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  • 北見第二中学校1年A組。全員で24人、学年も2クラスだけの小さな市立中学校。

    その1年A組の生徒1人ひとりが主人公となる、連作短編集。上巻は12人、4月の入学からはじまる。

    主人公となる生徒の視点で、クラスメイトたちの様子も生き生きと伝わり、共感したり、はたまた、クラスで似たような友達がいるな、とか思えそうな本。

    さすがの森絵都。さらさら読めるし、1章ごとが短いので、朝読にも最適。

  • 割と読みやすい。色々な人からの心情が描かれて、そういうのが好きな人にはおすすめ。現実
    にいる人も同じようなこと考えてるのかなあと思った。

  • 中学一年生の1クラス24人の生徒それぞれの物語。
    淡く初々しく瑞々しい懐かしさ。

    【図書館・初読・11/25読了】

  • 2014 11 20読了

  • 森絵都らしいっていうか、読みやすくて中学生の寄れ動く心情がよく描かれている。24人のクラスメートの一人一章なのでつながりとか別の視点とかを自分で補いながら読んでいくのもなかなか。後期が楽しみ。

  • 中学1年生の一年間をクラス24人の視点から描きます。

  • 相変わらず感情描写の上手な森さんです。

    ただ、中学生が登場人物なので
    如何せん、気持ちの若さについていけませんでした。
    後期は読まないです。

  • さすが森絵都!あっさりと描かれているけれど、じつはとても緻密でリアルで、ホントうまい。池

  • 2014.9.30読み終わり。後期が先に来てしまい、返してしまったのだが、簡単にすぐ読める本だった。中1の子たちの本で、同じくらいの子が読めば共感する子がどこかにいるのかも。このくらいの子はこんな感じってのも、わかるかな。今はひとつひとつのパーツが少しづつ重なったりして、すこしだけ全体像がみえてる。今後どうなるのか、楽しみ。

  •  中学1年のクラスメイト全員が主人公のオムニバス。教室の中の生徒ひとりひとりを主人公にする話は、定番ドラマのパターンのようでもあり特に目新しさはない。それだけに安心して気楽に読める。

     自意識が芽生え始めた思春期の内面は、傍からはよくわからないし、おそらく自分自身でもわかっていない。小さなことに悩んでいた未熟さ・不安定さに、自らの中学生時代と重ね合わせて懐かしく読むもよし、毎週の定番ドラマと割り切って楽しむもよし。
     まだ行動半径の狭い、ひとりひとりの章とともに時間軸も少しずつ進んで、1年A組の生徒たちの個性や家庭の事情が重なりあって、徐々に形を広げていく。

     「タボ」の章の最後の手紙で、大人の計算高さも垣間見えて笑わせてくれた。

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著者プロフィール

森 絵都(もり・えと):1968年生まれ。90年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。95年『宇宙のみなしご』で野間児童文芸新人賞及び産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、98年『つきのふね』で野間児童文芸賞、99年『カラフル』で産経児童出版文化賞、2003年『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞、06年『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞、17年『みかづき』で中央公論文芸賞等受賞。『この女』『クラスメイツ』『出会いなおし』『カザアナ』『あしたのことば』『生まれかわりのポオ』他著作多数。

「2023年 『できない相談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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