まにまに

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040677934

感想・レビュー・書評

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  • サラバの作品から著者の人となりを想像してきたがやはり奥深い方であった
    書籍 音楽 オススメが詰まってるエッセイ

  • 第一章が面白かった。

  • 「矢沢」のくだりが思い出しても笑える!笑

  • すごく面白かったのが
    日々のことが書かれた第1章。
    笑いながら読んだ。

    それからあとがき。とても好き。
    ここを読んで、読んでよかったなって思った。
    まにまに。


  • 2019/03/16読了

    笑けたエッセイ。
    面白かった、印象に残った部分抜粋↓
    ・余裕がある子は可愛いのだが、余裕がない必死な子は、必死なだけ怖いのだ。究極にまわりの見えなくなる感じ、それが恋やがな、そうも思う。必死な時は自分が見えない。
    ・エロについて、なんとなく、諦めたような雰囲気が漂っていること。女は死に近いほど色っぽい。単純に死に近いのではなく、死の予感を感じさせること、人生や宿命に身を委ねている、抗わない感じがえろやいろけなのだ。
    ・エコなイベント、乙姫がなかったけどエコだと思って使わずやったら、隣の美女がものすごい量のペーパーをむしる音と龍水温が二回流れた。
    ・女性ファッション誌の一ヶ月コーデ、カレンダー形式。雑誌によって職業や年齢が違い、面白い。彼女らの未来カレンダーも予想する作者。自分の一ヶ月コーデもアオリを考える。
    ・失敗しても、いつかそれを肴に酒を飲もう。という言葉に助けられてきた。悲惨な失敗であればあるほど笑えるのだ。
    ・旅行先の占いをすると、その土地では何が幸せとされているのか分かる気がする。
    ・こうでありたいわたし、ではなく、わたしは、紛れもなくわたし、なのだということを受け入れるのは難しいが、受け入れた先の景色は間違いなく美しい。
    ・世界は何ものも一元的に語ることはできない。我々の生活は様々に、複雑に入り組んだものでできている、それをほどき感情に分け入り、寄り添うこと。それが小説家の仕事だ。
    ・小説は自由だ、だがその自由もただの自由だったらダメである。それが突拍子もないだけのことだったらちっとも面白くないし、それが物語になじまなければ意味がない。自由を輝かせるための自由な装置や自由な言葉が必要になってくる、そしてその配置に絶妙さがなければならない。自由な小説はセンスがないとかけないものなのである。

    作家の頭の中を除けたような気持ちになれたし、エッセイもいいもんだね。

  • 恋をして、結婚したんだ!~<1日々のこと>かなこです・恋する般若・色気入札中・しょっぱい飯だぜ・エコな女が音姫を探して・私だけ・合流まじ注意・オロ三枝・心を・濡れた反転・知らぬ間に・200年待て・めっちゃ未来・たーとーえーるーなーら-・エキのこと・1カ月コーデ・褒められたいの・認識の甘さ・「好みのタイプ」の正解・フランケンと現実・退化の神輿・廃棄する言葉・さんづけのどや感・体毛カースト・子を産む人・潔く・どやどやどやどや・努力・BR譬え・クソの勝ち・何故なら私は・センスあるコメント・大人になる瞬間・地球の「ついで」・泣き女・気になるコピー・旅行の「ヤー!」・いつか肴に・名刺・通じるオノマトペ・休息と仕事・○○ない女・MBTにまつわる話・からだの代表・頑張れ・天気のせいです・洗濯先輩・悪を止める・仮面・日本案内・そこから・肉眼ではね・占い・解釈・命さえあれば・ベルリン・土地が作る毎日毎日・翻訳・何をいっているのだか・清潔な・不特定多数の友達・劇的に・親しみ・種<2音楽のこと>どんな音楽聴くの・こどものこえ・無人島にて・日本にしかないもの・速くて長い・体があれば・分かるエロ、分からないエロ・普通じゃない・何かを越える・家じゃだめ・格好いい理由・もうええ・すべての楽器は<3本のこと>私の美しさ・鮮やかな裏切り・3本柱・物語の力・存在する愛・ジュノの呪い・ひらかれた・独裁者・小説は自由だ・生きている・どうして?・言葉が出来るすべて~エッセイ。タイトル打っていて思い出せないもの、すぐ思い出すもの、しばらく考えて思い出すもの、折角思い出したのに直ぐに忘れちゃうもの、があるね。最後のはBR(バトルロイヤル)。第三章の彼女の好みの翻訳文学のことはよく分からない。第二章の彼女の趣味のブラックミュージックはもっと分からなくて飛ばしたが、折角だから読みます

  • あまりエッセイは読まないのだけれど、西加奈子さんのエッセイは読んでしまう。
    とりあえず、面白い。面白さは、電車で読むと危険な感じ。今回は、西加奈子さんの好きな音楽や本も紹介されていて、おもしろかった。本当に、是非一度、一緒にビールを飲みたい!!です!!

  • 第1章はおもしろかった。後は好きな作品の紹介って感じ?たまにそこから掘り下げた西加奈子節があり、頑張って読んでいたけど第3章に関しては本の内容紹介があり、まだ読んでない本は内容をあまり知りたくないのでサラッと飛ばしました。自分が読んでから、第3章を読んだらきっと面白いのだろうなあと思った。

  • 2018/5/17読了

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著者プロフィール

1977年イラン・テヘラン生まれ。2004年『あおい』で、デビュー。07年『通天閣』で「織田作之助賞」、13年『ふくわらい』で「河合隼雄賞」を、15年『サラバ!』で「直木賞」を受賞した。その他著書に、『さくら』『漁港の肉子ちゃん』『舞台』『まく子』『i』などがある。23年に刊行した初のノンフィクション『くもをさがす』が話題となった。

西加奈子の作品

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