つれづれ、北野坂探偵舎 心理描写が足りてない (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 922
感想 : 95
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041010044

感想・レビュー・書評

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  • 途中まで、雨坂のストーリーテーリングに煙にまかれた感じだったけど、後半の残った謎を潰していく展開は、著者らしい、幻惑的な理詰めだった。「雨坂は間違えない」という設定で、色々と腑に落ちたし、相変わらずの河野さんだと安心した。

  • まさかの続き物だったので私も彼らの探し物を一緒に探してみたいと思った一冊。

  • 幽霊が普通に見える探偵と、小説家のコンビ。
    謎解きは少し変わっていて、妄想推理に近い感じ。
    主人公二人が優しいので、読後感は良いです。

  • 徒然珈琲にいる作家雨坂と元編集者佐々波。
    二人の元に幽霊が探している本の捜索依頼が舞い込む。

    様々な伏線、紆余曲折を経て、よく纏めたと思う。
    個人的には幽霊が出てこない設定の方が良かったと思うが、
    それでも十分に楽しめる連作短編ミステリーだった。

    残された謎が明らかになることを期待して、次作も読みたい。

  • 2014/4/15〔火曜日〕

  • 表紙が秀良子さんの絵だったので、ついつい買ってしまった一冊。
    幽霊ミステリ。まだまだ続くみたい。漫画みたいな話だなーと思ったけど「それいる?」みたいな文章が結構多くて、読んでてちょっと退屈になったりした。会話文はこれまた漫画っぽいけどおもしろい。クスッとくる。
    でもあんまり好きな書き方じゃなかったかも。作者は自分に酔ってんだろうか、とか思ってしまう感じ。
    うーん。彼らを自分の好きなキャラに当てはめて読んだら楽しめるかもしれません。

  • 2冊目を読んでからこちらを読みました。なんとなく、読みづらいような気がしたのは気のせいでしょうか。伏線がたくさんあり、続きが気になります。少し芝居がかった口調がくせになります、好きです。二人の物語にどんな結末が待っているのかたのしみです。

  • 丁寧で無駄のないストーリー展開。これは、『サクラダリセット』の時から感じていた、河野裕先生ならではの巧さだと改めて思わされる。
    見事です。面白い、の一言。

  • きっと面白いと思って表紙買い。いい意味で裏切られたというか、予想とは違う話でしたが面白かったです。幽霊が見える探偵舎の所長(元編集者)と、所長が以前担当していた作家とのコンビによる事件簿。かいつまんで言うとそうなりますが、真相解明の手段はストーリーの構築。幽霊にも話を聞きながら、まるで小説を書くように、事件を追っていくのです。二人がなぜ探偵をしているのか、その謎にも実は幽霊が絡んでおり、単に奇抜なアイデアではないことが分かります。ライトな感じの表紙が、物語の内容といい感じにミスマッチです(笑)

  • 面白かった。不思議な話。

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著者プロフィール

徳島県出身。2009年に『サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY』で、角川スニーカー文庫よりデビュー。若者を中心に人気を博し、シリーズは7冊を数える。他著作に「つれづれ、北野坂探偵舎」シリーズ(角川文庫)、『いなくなれ、群青』(新潮文庫)に始まる「階段島」シリーズなどがある。

「2023年 『昨日星を探した言い訳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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