つれづれ、北野坂探偵舎 心理描写が足りてない (角川文庫)
- KADOKAWA (2013年9月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041010044
感想・レビュー・書評
-
途中まで、雨坂のストーリーテーリングに煙にまかれた感じだったけど、後半の残った謎を潰していく展開は、著者らしい、幻惑的な理詰めだった。「雨坂は間違えない」という設定で、色々と腑に落ちたし、相変わらずの河野さんだと安心した。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まさかの続き物だったので私も彼らの探し物を一緒に探してみたいと思った一冊。
-
幽霊が普通に見える探偵と、小説家のコンビ。
謎解きは少し変わっていて、妄想推理に近い感じ。
主人公二人が優しいので、読後感は良いです。 -
徒然珈琲にいる作家雨坂と元編集者佐々波。
二人の元に幽霊が探している本の捜索依頼が舞い込む。
様々な伏線、紆余曲折を経て、よく纏めたと思う。
個人的には幽霊が出てこない設定の方が良かったと思うが、
それでも十分に楽しめる連作短編ミステリーだった。
残された謎が明らかになることを期待して、次作も読みたい。 -
2014/4/15〔火曜日〕
-
表紙が秀良子さんの絵だったので、ついつい買ってしまった一冊。
幽霊ミステリ。まだまだ続くみたい。漫画みたいな話だなーと思ったけど「それいる?」みたいな文章が結構多くて、読んでてちょっと退屈になったりした。会話文はこれまた漫画っぽいけどおもしろい。クスッとくる。
でもあんまり好きな書き方じゃなかったかも。作者は自分に酔ってんだろうか、とか思ってしまう感じ。
うーん。彼らを自分の好きなキャラに当てはめて読んだら楽しめるかもしれません。 -
2冊目を読んでからこちらを読みました。なんとなく、読みづらいような気がしたのは気のせいでしょうか。伏線がたくさんあり、続きが気になります。少し芝居がかった口調がくせになります、好きです。二人の物語にどんな結末が待っているのかたのしみです。
-
きっと面白いと思って表紙買い。いい意味で裏切られたというか、予想とは違う話でしたが面白かったです。幽霊が見える探偵舎の所長(元編集者)と、所長が以前担当していた作家とのコンビによる事件簿。かいつまんで言うとそうなりますが、真相解明の手段はストーリーの構築。幽霊にも話を聞きながら、まるで小説を書くように、事件を追っていくのです。二人がなぜ探偵をしているのか、その謎にも実は幽霊が絡んでおり、単に奇抜なアイデアではないことが分かります。ライトな感じの表紙が、物語の内容といい感じにミスマッチです(笑)
-
面白かった。不思議な話。