八月の六日間

著者 :
制作 : 大武 尚貴 
  • KADOKAWA/角川書店
3.66
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本棚登録 : 1757
感想 : 280
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041015544

感想・レビュー・書評

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  • 山に行きたくなった。

  • 読みやすい。親友の死や恋人との別れ、過去の出来事が登山のふとした瞬間に思い起こされるくだりがリアルだなあと思った。何かに無心に取り組んでいる時ってそうなのかも。風景や人物の描写がとても素敵で、山へ行きたくなりました。

  • サラサラ読める。山の話とともに恋愛や仕事の話。同じ年頃。何だか共感できる、

  • 後輩から誘われたことをきっかけに山登りを始めた女編集長の話。
    別れた男の影響で沈んでいたけれど山登りを通じた自然と人々との交流に癒されていきます。

    私は山登りは父に誘われた一度っきり(それも父友人とのグループ登山)。
    その後ものめりこむことがなかったため今は性が合わないのかもしれません。
    でも主人公のように年を重ねたらハマるかも?

    でも人々との距離感もつかず離れずでいいなーとは思いました。

    それに淡々とした文章もするすると胸に入ってきて読みやすかったです。

  • 山登りと言ってもいいのだろうか。ダイヤモンド富士を観に高尾山に登ったことがある。「絶対山登りなんてしない」って思うくらい素人にはきつかったが、ダイヤモンド富士はびっくりするくらいきれいだった。それを待つ間携帯コンロでカップラーメンを食べている人がすごく羨ましかった。帰りの温泉が本当に極楽だった。
    この本を読んだ時、ちょうど友人が槍ヶ岳に登っていた。写真を見せて貰って「ああ、彼女はこの美しさに魅せられたんだな」と思った。素直に素敵に思えた。こんな風景が観られるなんて。
    旦那誘っていつかデビューしたいな。

  • 山登りと囚われていた元彼への気持ちの変化が 日常的で…

    一人山登りやったことないんだけど…もうちょっと経験積んだらやれるかな

  • 自分でも歩いたことのあるルートでそうそう!と頷きながら読んだ。
    単独はあまりないので、行った先での出会いは筆者ほど濃いものはまだない。
    男性の作家なのに、女性編集者が主人公なので最初あれ?と思った。
    知り合いの誰かをモデルにしたのかな?
    実際山へいってる人の目線で最後まで飽きさせなかったけど、結局昔の男をふっきれるまでみたいなのはちょっと余計。
    ってそっちがメインなのか…

  • エッセイのような登山小説。ややファンタジー要素もあった。
    すごく苦しそうだけど、なんだか登山してみたくなるような、ならないような。女性向けだな。視点も完全に女性。しかしこの主人公はとても仕事ができるんやろな。編集長になっちゃったし。そもそも登山ってとっても準備が大事で、判断力が要求される。仕事好きな人は登山も好きなのかな。そんなことを思った。
    登山の魅力、自然の壮大さ、人生(女性の)、そんなものを詰め込んだ作品だった。

  • 図書館で借りて読んだ。
    ずっと読みたいなと思っていたのだけれど、
    予約受け取りのタイミングが合わず、なかなか読めなかった本。
    いいなあ、山。いつか余裕ができたら超初心者向けのハイキングとか
    また行ってみたい。
    最後の章で出てきた本が中島敦の『南洋通信』だったのがうれしかったです。

  • 登る山々に比して物語は全体として平坦。

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著者プロフィール

1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。大学時代はミステリ・クラブに所属。母校埼玉県立春日部高校で国語を教えるかたわら、89年、「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。著作に『ニッポン硬貨の謎』(本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)『鷺と雪』(直木三十五賞受賞)などがある。読書家として知られ、評論やエッセイ、アンソロジーなど幅広い分野で活躍を続けている。2016年日本ミステリー文学大賞受賞。

「2021年 『盤上の敵 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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