- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041015544
感想・レビュー・書評
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等身大のアラフォーの女性の山登り
今はやりの山ガールとはちょっと違った種類の山女
山女と言うとガチな雰囲気の人を想像させられるけれど、そんなことはなく子供のように自然に対しては素直なところが率直に好感が持てます。
どっちかと言うと山が好きな女性の日常日記かな?
都会の職場の中では、肩に力を入れてがんばっているけれど職場を離れると肩の力が抜けてだらんと等身大になるもがまたいいです。
だから、山では子供もように感じて素直になれるもしれませんね。
紹介のように山女のガチな取り組みを規定して読まれるとがっかりしますが、等身大の女性の日記を読んでいると思うととっても充実すると思います。 -
流行りの20代の山ガール(初心者)ではなく、
アラフォーの働く山女子(初級者)を主人公に、
♪アルプス一万尺でお馴染みの北アルプス縦走が、
日常の一服の清涼剤として爽やかに描かれています。
日常の精力的なキャリアウーマンの姿と、
その弱音を癒す何ヶ月に一度の山歩きが、
気持ちよく溶け合っており、読了感のよぃ作品です。
山歩きをしなぃ方にも、興味を持たれる作品でそぅ。
主人公が、
日常のキャリアウーマンとしては、ベテランの域で、
そのストレスを癒してくれるアルピニストとしては、
初級者といぅ点も、ふつぅ感があって好感でした…。
舞台となる北アルプスの一部は、
20年以上前の高校時代に、2度、縦走しましたが…、
その頃と、ほとんど変わっていなぃ今の様子もまた、
悠久の大自然を感じさせてくれ、懐かしかったです。
山歩きは、ベテランにとってもキツイ運動ですが…、
少しばかり無理しても、無謀なことは決してしなぃ、
といぅ不文律も、作中ではしっかりと守っており…、
山ガール(予備軍)にとっても、参考になるでそぅ。
差し当たり、夏(休み)に向けて、オススメかも…。 -
北村薫『八月の六日間』
ブランチで特集されていたので、その日の内に中身も見ずに購入。
あけてびっくり。
目次には、『八月の六日間』ならぬ
『?月の?日間』がずらり。
少しは見てから買ったんじゃないの?
普通見るでしょ?ぱらぱらっと くらい。
と言われてしまいました。
やっぱり、山登りってきついんだ。
何で登ってんだろう?って後悔してもいいんだ。
何だか、また山に登りたくなりました。 -
景色が目の前に迫ってくるようでした。読むだけで山登りできた気分です。自分にとって、小説を読むことが「わたし」の山登りと同じやもしれないです。スノーシューは、一度やってみたいですね。『何もやらないツアー』も参加したいです!
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最近少しずつ読んでます。願わくは、女学生時代にベッキーさんに出会いたかったし、大学生の頃に円紫さんと巡りあっていたかった。
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東京の出版社に勤める40代の女性が、北アルプスや八ヶ岳などに1人で登る数日間の短編集。
九月の燕岳から槍ヶ岳、二月の磐梯山、十月の上高地から常念、燕岳、五月の北八ヶ岳、八月の北アルプス、裏銀座。
いろんな山でいろんな人とちょっとだけ出会って別れていくのが良い。
ひたすらウロウロしたあげく、最後に八月の花の季節を持ってきたのに本人は風邪をひき、双六岳も楽しむことなくそそくさと下山していく。その感じも山っぽい。
全編を通して「別れた旦那さんとの辛い過去を乗り越える」のだけど(山を始めたきっかけもそれ)、そのサブストーリーみたいなものはあんまり要らなかったな。 -
登山の経験はほとんどないけど、綺麗な風景や自然の怖さ、そこに集う人々のあたたかさがとてもよく伝わってきます。特に疲れて到着した山荘で出てくる食事は、ほんと美味しそう!
書かれている山歩きの工程のどれかに行ってみたくなったけど、どれも中・上級者向きみたいで難しそうなので断念。(笑)