- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041015544
感想・レビュー・書評
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山での出会いは一期一会。そして、色々な奇跡が重なる。登ってる時はしんどいけど、降りてきたらまた不思議と登りたくなる。山でのご飯はなぜこんなにも美味しいのか。登山後の温泉はなぜこんなにも気持ちいいのか。同じルートでいつか登ってるみたいです⛰
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2020.06.28
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低山にしか登らない山女だが、ずっと気になっていた本。やっと読んだ。
何か大きな出来事が起きるわけではなく、ただ40代編集者の女子が山登りをするお話なんだけど、おもしろかった。
単独登山って憧れるなぁ。
こんな風に気ままに登れたらいいなぁって思う。
難しそうな山ばっかりだったんで、無理そうだけど。
山に登りたくなった。
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40歳目前、文芸誌の副編集長をしている“わたし”。ひたむきに仕事をしてきたが、生来の負けず嫌いと不器用さゆえか、心を擦り減らすことも多い。一緒に住んでいた男とは、3年前に別れた。そんな人生の不調が重なったときに、わたしの心を開いてくれるもの―山歩きと出逢った。四季折々の山の美しさ、怖ろしさ。様々な人との一期一会。いくつもの偶然の巡り合いを経て、心は次第にほどけていく。だが少しずつ、けれど確実に自分を取り巻く環境が変化していくなかで、わたしは思いもよらない報せを耳にして…。生きづらい世の中を生きる全ての人に贈る“働く山女子”小説! -
ラジオか何かで紹介されていて、気になって、そのあと別の何かでも評判を聞いて、手にいてれみた。
山登りをしない自分に興味が持てるかな?と思ったけれど、編集者が主人公だし、本好きだし…でも、残念、あまり入り込めなかった。
帯におびただしいオススメコメントが載っていたから、好きな人は好きなんだろうけれど、わたしにはスルーだった。
でも、機会があれば別のものは読んでもいいかな。
さばさばの作者ならね。 -
アラフォー店バリキャリの主人公が頑張って休みを取り
山に登り、一人になり、時に人と触れ
仕事のこと、友人のこと、元恋人のこと
自身のことに思いを馳せる。
山々の風景や詳細な荷物の様子は非日常であり
好奇心が刺激されてワクワクする。
前日は遅くまで仕事と酒で当日のコンディションは最悪
荷物の過不足があったり、道に迷ったり
体調を崩すしたり。
そんな主人公を通して知る登山は
案外遠くはない存在なのかもしれないと
ささやかな期待が膨らんだ。 -
登山やトレッキングには正直興味が、無い。この本はそんな私に静かに押しつけがましくなく、「山に登ること」について話してくれた。ふうん、そうなんだ..... けっこう解った気がするよ。
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H30/11/4
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アラフォー女子の最近の趣味は「登山」!この人の目から見た世界は瑞々しいなあ。北村薫さん、久しぶりに読んだけどやはりすごいわ。辛いことも下界においてきて、ぞんぶんに楽しむ登山は綺麗な世界だけれど、すこしさみしいところが素敵です。特に女性におすすめ。