小説 君の名は。 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041026229

感想・レビュー・書評

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  • 新海作品はずっと追ってましたが、本作の映画は見てません。なので、先入観なしで読んだことになりますが、こういう話だったのかと。個人的には人の想いの強さを描くもの、時空ものは大好物なので好意的ですが、小説だけだと伝わりきらなかったかな。

  • 小説を読みながら、映画で観たシーンがよみがえってきました。
    出会えるべき人には、時空を超えて出会えるのだと感じました。
    そんな奇跡的な、みずみずしいお話でした。

  • 根が単純なんで、凄く良かったです!

    映画は見てません。気になりつつも最近なかなか映画館に行けないので。
    TVで沢山紹介されていたから、なんとなく内容も見えてきたし・・・
    だから思った通りだったけど、それでも面白くて一気に読みました。

    そりゃ~皆さん、聖地巡礼するわな~って思った。

  • 「君の名は」というタイトルを聞いて昔の朝ドラ(鈴木京香主演)を思い出してしまった。
    今上映中のノベライズ。
    映画は見てませんが本だけでも楽しめると思う。
    東京と飛騨。
    3年のタイムラグ。彗星。
    物理的にも時間的にもかけ離れた所にいる2人。
    普通なら出逢う事なんてないであろう2人。
    これでもか。というぐらい出会わない、すれ違う2人。
    もうじれったい。と思いながら頁を捲る手が止まらなかった。
    三葉の友人2人がとても良い。
    SF?ファンタジー?恋愛?1つのカテゴリーに収めるには難しい。
    最後のセリフ、2人が同時に言えて本当に良かったと思った。

  • 映画は見ていないが、男女の心と体が入れ替わる話であることは知っており、それを知ったうえで読んでも、感動できるすばらしい小説であった。
    男女の心と体が入れ替わる話は他にもあるが、入れ替わりがある日を境に起こらなくなって、相手のことが気になり、その理由を探ろうとするところが本作品の特徴ではないだろうか。「都会の男の子」と「田舎の女の子」という組み合わせも良い。
    詩的な表現が多く見られ、文章を読んだ印象だけだと、若い女性が書いた作品ではないかと思ってしまう。瀧と三葉の一人称のパートが交互に出てくるが、三葉のパートの方がうまく描けているとも感じる。
    人と人とのつながりが本作品のテーマであると感じる。「組紐」が作品の中で効果的に使われており、「つながり」や「むすび」の象徴として描かれている。
    「黄昏(誰そ彼)」や「カタワレ時」という表現も、作品世界と良くマッチしている。
    御神体の前で実際に出逢う場面の描写がとても美しく、本作品のハイライトと言えるだろう。
    男女がお互いに探していた人を見つけ、声を掛け合うラストの場面は、この作品の世界観をいつまでも引っ張っていく余韻がある。
    現実に多くの人にこのような入れ替わりは行われている、ただ覚えていないだけだ、と思わせるような作品であった。

  • P120、余りの残酷さに鳥肌が立つ。
    以降P248まで続く。
    何度かP12、13に戻りながら読み進めた。
    ああ、こう言う事だったのかと理解しながらも、救いの有る結末を期待する。
    P252、「だよね」と思いながら読了。

    私にとっては、小説先行で良かった様に思えた。

    3.5h

  • 映画のノベライズ版
    読んでいると映画のシーンが鮮明に浮かんでくる
    映画で見落としていた細かい部分も記載があって、これ読んでからもう一度観たくなる

  • 山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は、自分が男の子になる夢を見る。一方では、東京で暮らす男子高校生・瀧も、山奥の町で自分が女子高校生になる夢を見る。やがて二人は夢の中で入れ替わっていることに気づく。お互いの生活を守るためのルールを決め、そのやり取りが楽しかった。糸を繋げることもムスビ、人を繋げることもムスビ、捻れて絡まって、時には戻り、またつながってそれがムスビ、時間。出会うことができない魂を、だれかひとりだけを探している。せつなくて胸がぎゅっとしめつけられた。台本なので小説としてはちょっと物足りないが、映像が光がすばらしかった映画の感動をもう一度味わうことができる。

  • 山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は、自分が男の子になる夢を見る。見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。一方、東京で暮らす男子高校生・瀧も、山奥の町で自分が女子高校生になる夢を見る。やがて二人は夢の中で入れ替わっていることに気づくが…。出会うことのない二人の出逢いから、運命の歯車が動き出す。長編アニメーション『君の名は。』の新海誠監督みずから執筆した原作小説。

  • 他から見ればとてもきれいでも、その地に住む多くの人からすれば逃れられない運命を救っためっちゃカッコよくて、好きです!特に彗星が割れた時三ツ葉がこけて、手に書いてある文字を見たときは、鳥肌が立ちました!自分のお気に入りのシーンです!映画で見ても小説で見てもいい話です!

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著者プロフィール

1973年生まれ、長野県出身。
2002年、ほとんど個人で制作した短編作品『ほしのこえ』でデビュー。
2016年『君の名は。』、2019年『天気の子』、2022年『すずめの戸締まり』公開、監督として国内外で高い評価と支持を受けている。

「2023年 『すずめの戸締まり(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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