小説 君の名は。 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041026229

感想・レビュー・書評

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  • 映画を観てから読みました。小説だけならふぅーんで終わりそうですが、読みながら映画のみずみずしい画像が思い出されてよかったです。また、小説なので自分のペースで読めるのもいいところです。
    また、映画を観たくなりました。

  • かなりの話題作だったこともあって
    図書館で原作見つけて思わず手に取った一冊。最初からどんどんストーリーに引きこまれ、情景が浮かんでくるような描写の中から男女の単なる入れ替わりのお話じゃないことに気づく。
    切なくなりながら必死にもがいていく若者たちの清々しさが物語のしっかりとした軸になっていく。
    確かに話題作になったのも納得。
    俯瞰された目線で描かれた映画というのも非常に気になる。

  • 去年大人気だった映画の小説。
    入れ替わりものだけど、3年前に隕石が落ちてきて死んでしまった女の子との入れ替わり。
    未来を変えてしまったわけで、でも、たくさんの人が救えた。

  • 映画を観たのが約1年前。その時の映像を重ねながら読みました。彗星の描写は映画で観ないと、あの美しさは分からんやろなー。
    個人的にこういうSF的な要素とか青春的な要素は好きなので、とても楽しめました。

  • この本のタイトル「君の名は」が映画化されたのは、昨年(2016)の夏頃で、長女が見に行ったということで知っていました。しかし、古い世代の私にとって、このタイトルは、以前NHKの連続テレビ小説(鈴木京香主演)のものと同じで、なんでこのタイトルなの?という思いが強く、無意識のうちに避けていていました。

    今回、この物語の内容を知る機会があり、これは以前に面白いと思ってみた映画とストーリーが似ていると思い、急きょ読みたくなってネットで取り寄せて読むことになりました。

    この本の著者の、新海誠氏の頭の構造は凄いですね。ひとりの人間の肉体の中に、高校生の男子と女子が共有されて、それでやりとりをする、その二人には数年間程度のタイムラグがあり、時間をお互いに越えている、それらを加味して物語が成り立っています。このような普段では経験することができない事柄を、本を通して追体験できる「読書」の素晴らしさを改めて痛感した、記念すべき本でした。

    2017年6月11日作成

  • 二人が入れ替わるところが面白かった。漢字が読めないところがあった。何度も読みたくなってしまう。

  • 映画を見そびれたので小説を読んでみた。
    正直あまり期待せずに読んだんだけど読み進むうちに引き込まれていった。
    時間差の展開など時々混乱しながらも、エンディングはホッと安堵した。

    機会があれば映画も見てみたい。

  • 映画を見てよくわからなかった時間と空間の工作がかなりわかるようになった。しかし物語の設定にかなり無理がある、ということがよくわかったとも言える。美しい画面と素晴らしい音楽に浸ることができれば良いのかもしれない、口噛酒についてもこの原作を読んでから見ればよくわかると思う。

  • 映画『君の名は。』を監督みずからノベライズ。そもそもノベライズというものが好きではありません。なんとなくチャラい気がするから。しかも本作の解説は川村元気氏。川村氏といえば、ベストセラーとなった『世界から猫が消えたなら』の著者で映画プロデューサー。『世界から〜』がまるで駄目だった私は、その著者が絡んだノベライズなんて、商売っ気丸出しやんかと思っていました。それでも買ってしまったのは、新海誠監督のアニメーション作品がものすごく好きだから。

    田舎町に暮らす女子高生・三葉(みつは)と東京に暮らす男子高生・瀧(たき)。お互いにその存在すら知らないふたりが、ときどき夢の中で入れ替わる。しかもふたりはそれが夢の中だと思っているが、現実にふたりは入れ替わっているらしい。入れ替わるのは外見だけのことだから、家族のことも友人ことも学校のこともバイトのことも何もかもわからなくて、周囲の人からはアタマは大丈夫かと心配される始末。初めて入れ替わったときは戸惑うが、やがてそのときの出来事をメモに残すようになる。メモを見れば、本当の自分がいなかった間に起きたことがわかる。そんなことをしているうちに、会ったこともない三葉と瀧は心をかよわせるようになるのだが……。

    最初は、ほらやっぱりノベライズはチャラい!と思ったのですが、50頁を過ぎるあたりから新海監督の映像の世界が目の前に広がってきてダダハマり。決して会えない相手を想い、救いたいと願います。彗星云々のくだりは、もしかすると映画を観ただけでは文系アタマの私には理解が難しい可能性もあり、そういう意味では映画の公開前に読んでおいてよかったかも。

    新海監督によるあとがきに、「川村元気さんのことを時折チャラいと密かに思う」と書いてあるのを見て、やっぱりそうかと思ってしまいました。余談すみません。

    映画の感想はこちら→〈1回目〉http://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/27567d754dcda7a7bf0ffd99979e682b
    〈2回目〉http://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/0aa21cb4bab8035b79d7d80baef28dc4

  • 映画が話題になっていた為、
    気になって読んでみたが、
    正直期待外れだった(・・;)

    何故だろう...映画は見ていないが、きっとこのストーリーはアニメーションで観た方が良さが伝わると思った。

    展開が予想外ですごく面白いのだが、
    彗星の破片が落ちてくるというのが、ありそうで、ちょっとありえないかなぁと思ってしまう。
    奇をてらうとはこういうことを言うのかもしれないが、糸守町も架空の名前だし、現実感が無い。

    あと、奥村さんは、必要だった?

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著者プロフィール

1973年生まれ、長野県出身。
2002年、ほとんど個人で制作した短編作品『ほしのこえ』でデビュー。
2016年『君の名は。』、2019年『天気の子』、2022年『すずめの戸締まり』公開、監督として国内外で高い評価と支持を受けている。

「2023年 『すずめの戸締まり(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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