苦手図鑑 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 232
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041046142

作品紹介・あらすじ

読むとどうでもいい気分になって酒でも飲んで眠りたくなる、脱力系エッセイ集。

居酒屋の店内で迷子になり、電話でカジュアルに300万の借金を申し込まれ、ゴミ分別の複雑さに途方に暮れる……。
キミコさん(趣味・昼酒)の「苦手」に溢れた日常を、無駄に繊細な筆致で描きます。

文庫書き下ろし有り。

解説=小路幸也

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらず面白かった。
    でも病院の待合室で読んだのは失敗だった…笑ってしまう。

  • 顔がにやけるのを止められなくなるから、電車の中で読んじゃいけない。でも、自宅で読んでるとなぜか眠くなってしまうので、外で読んだ方が緊張感(?)が保ててよい…のかも。

  • 他愛もない内容を書いているのに、とても面白い。このひとおもしろいなー!!と笑いながら読めました。
    読みやすいし、気分転換にいいです!

  • 初めて北大路さんの本を読んだけど、声を出して笑ってしまった

    何この人。面白すぎるんですけど

    日常が、こんなに面白い文章になるって   すごい!!

    家庭科の話は笑い止まらず
    一緒に飲みに行って直接話聞きたい!!と思いました

  • ホラー映画とチーズの話は共感できるなー。
    それにしてもあらすじに書かれている「無駄に繊細な筆致で描く」っていうの、失礼だけど的を得てるなあ(笑)

  • 北大路先生の脱力系エッセイ。
    思わず吹き出してしまうので、通勤の読書には向かないです(^^;)

  • 2008~10年に「小説野生時代」に掲載された34篇を2013年に単行本化し、さらに1篇を加えて文庫化。

    エッセイというが、半分小説ではないかと疑っている。
    だっておもしろすぎるんだもの。絶対に電車で読んではいけません。

  • 妄想の暴走による日常のデフォルメ・エッセイ。

    平穏無事なる日常も北大路公子の手にかかれば、妄想の暴走と余りのダメダメぶりに、笑いと怒りに包まれた危険極まりない日常へと変貌する。

    昼酒を好み、スモウを嗜み、雪かき以外のストレスを感じない生活に憧れるなぁ。

  • 全自動洗濯機の話、オチが完璧過ぎて爆笑した。

  • けっこう好きなタイプ。
    ひたすら妄想に励み、おいおい、そんな暮らしでお前大丈夫か、というツッコミを入れつつ、まぁフィクションかもしれんけどさ、と自己完結したりながら読んでいくけど、ネタの方向性がけっこう被っているので、一気に読むと飽きる気もする。最初の方のインパクトは凄かったのに、段々イマイチになっていくような、それとも慣れか。
    というわけで、ジワジワと時間を空けて読むべしかな。もともと4年分をまとめてるらしいし。

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著者プロフィール

1960年代、北海道札幌市生まれ。文筆家。2005年、ネットの公開日記をまとめた『枕もとに靴――ああ無情の泥酔日記』で寿郎社からデビュー。著書に『最後のおでん――続・ああ無情の泥酔日記』『ぐうたら旅日記――恐山・知床をゆく』(以上、寿郎社)、『生きていてもいいかしら日記』『頭の中身が漏れ出る日々』『すべて忘れて生きていく』『私のことはほっといてください』(以上、PHP文芸文庫)、『ロスねこ日記』(小学館)、『いやよいやよも旅のうち』『石の裏にも三年』『晴れても雪でも』(以上、集英社文庫)など。

「2020年 『ハッピーライフ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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