挫折を愛する (角川oneテーマ21)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041103685

感想・レビュー・書評

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  • プロのアスリートは自分自身ととことん向き合って結果を出していくことが存在意義だから、そのための心のフレームワークをしっかりと持たなければ人々に記憶されるような選手にはなれない。松岡修造は現役時代に徹底的に考え抜いた自分自身への思いも、指導者としてたくさんの子供たちを見てきた経験から、自分をコントロールするフレームワークの言語化をとても上手にできていると思う。
    自分への期待と厳しさが大事。受け入れなければいけない状況もある。心に鬼コーチを持つ。仲間との関係を自分の力に変える。自分自身の取扱説明書を作って自分と向き合う。人が悩みを人に話す理由は、同情してもらいたいから、あるいは勇気づけて欲しいから。

  • オリンピックの裏話が面白かった。

  • 松岡修造氏は、熱さが好きで、インタビュアーとして尊敬する方なので、彼の思考を知りたいと思い購入した。

    内容は非常にポジティブである。挫折すらもポジティブに捉えているところが非常に良かった。

    松岡氏自身は元々ネガティブであり、逃げ出したい試合もあったらしいが、それを奮い立たせて前向きに考えるようにしていったようだ。

    全てに完璧ではない人間的な面を知ることができ、またインタビュアーの経験から他のスポーツ選手についても知ることができた。

    読みやすく楽しい著書であった。

  • 松岡節が心地よい。
    意外にビシネス書!

  • 修造熱い! 熱いだけじゃなく、失敗談とか自己分析をすすめていたり、参考になった。

  • さすが松岡修造!!
    ひたすらかっこいいよ!
    挫折って経験したくないし、つらいけど、それを愛するなんて。口角をあげるだけでなく、いい笑顔で笑うまでしよう、とかほんとに清々しいです。
    自分の失敗と向き合うのはほんと嫌で辛い。見たくない。さっさと忘れたい。けど、それと向き合うことで、自分を客観的に見られる。前に進める。
    ホワイではなくて、HOW。なんでそんなことしたのよ!!よりも、どうしたら改善できるかのほうがよっぽど意味がある。
    自分の取り扱い説明書を書く、ってのはおもしろそう。
    ネガティブにとろうと思えば、現状はいくらでもネガティブにとれる。いいことがあってもそう。だったら少しでも前向きになれる材料はないか、よいと思えることはないか探したほうがお得だね。
    一方で、自分を追い詰めることもしてる。ただ追い詰めるだけじゃだめで、信頼してるから、受け止めるから、失敗してもいいから全力をだせ!ということなのね。
    命はとられませんから。
    取説書きつつ日々のことを糧にしてにこにこしながら過ごしましょう。

  • マスメディアを通して伝わって来る松岡修造という人間と実際とのギャップを感じられた。

    自分の弱さと向き合うことは苦しくて辛いけれど生きている限りはそこを避けて通ることは出来ないと思う。

    そこを少しでもポジティブな方向に向けてあげることが大切。

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著者プロフィール

1967年、東京都生まれ。10歳から本格的にテニスを始め、慶應義塾高等学校2年生のとき、テニスの名門である福岡県の柳川高等学校に編入。その後、単身渡米、86年プロに転向。95年のウィンブルドン選手権で、日本人男子としては62年ぶりのベスト8進出を果たすなど活躍。98年に現役から卒業。現在はテニス界の発展のため、日本テニス協会男子ジュニア強化プロジェクト「修造チャレンジ」などを通じてジュニア育成に尽力。また、オリンピックのメインキャスターを務めるなど、メディアでも幅広く活躍している。

「2021年 『[修造日めくり]まいにち、つながろう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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