アルプスの少女ハイジ (角川文庫)

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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042070023

感想・レビュー・書評

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  • アニメは、原作に忠実でした。
    アニメの情景が、浮かんできました。

  • 子供の頃のことを思い出した。玉川の全集のなかに『ハイジ』があって繰り返し繰り返し読んだこと。
    100分de名著で松永美穂先生の解説聞いて読み返したくて角川文庫購入して一気読みした。玉川の本は小4姪ちゃんが持って帰ったので。
    ハイジってアニメのイメージ強いけど、ワタシのなかでは原作のイメージだなぁとしみじみした。ただ、子供の頃はこんなに宗教くさいとは思わなかったけど。キリスト教やなぁと思う場面がたくさんありすぎる。
    ペーターはすぐにひねくれるし、みんなハイジが大好き過ぎるし。
    それにしても、心が綺麗になる物語でした。ヤギのチーズ食べたい!!

  • ☆物語の世界に浸りたい時にオススメ☆

    とても大好きな本! 山での楽しそうな様子やフランクフルトでの苦しい心がありありと伝わってきます。ハイジが帰って来て、おじいさんに神様の話をするところが一番好きですね(*^o^*)

  • ペーターって以外に嫌なやつだったのね(笑)ともかくハイジの純粋さに心が洗われるように涙がでました。自然に囲まれて生きることが一番の幸せだと感じました。

  • 今まで『ハイジ』というと牧歌的で優しいお話、と思っていたのだけど、それはアニメ版のハナシで、原作は意外なほど啓蒙的、宗教的な物語でした。小さな女の子が教養と信仰を身につけていくのと、持ち前の素直さや優しさで人の心を掴んで人生が開けていく、その過程を追っています。ずいぶんと「しっかりした」小説だったんだなぁと驚きました。 ◆でも別に「夢が壊された!!」ってわけではないし、アニメ版のファンにとってはむしろ嬉しい結末が
    用意されています。 ◆私は小さい頃に母に薦められて、アニメ版をビデオで一通り観ました。その時に気になったのが一つ。
    「おじいさんが亡くなったら、ハイジはどうなっちゃうんだろ」老人と子供だけの家庭には必ずついて回る問題だと思います。
     ◆原作ではおじいさんもそれを気にしていて、ハイジが学校に通いやすいように
    アルプスの山の中から麓の村へ引っ越したります。(長年人付き合いを絶っていたから、これは一大決心)それから、クララの主治医がアルプスに移住する時には、自分の死後のハイジの後見をそのお医者さんにお願いしたり。 ◆一方でハイジには、クララの家で辛い日々を過ごす中で信仰心が芽生え始めます。これは、神様を信じなくなっていたおじいさんの元にいてはなかったかもしれない事。フランクフルトでは、クララと一緒に勉強して字も読めるようになりました。そして、アルプスに戻ってからは、信心深いペーターの祖母に賛美歌を読んで聞かせて、自分もそれを味わうようになるんです。 ◆もしもこの小説に続編があるなら、ハイジはきっと教養ある信心深い女性に成長しているだろうな。これは「教育」と「信仰」がどれだけ人の生きる力になるかを伝える物語。私は特に何かの信者ではないけど、なんか、読み終わったあと感慨深くなりました。

  • やさしい話だー。昔見たアニメよりもずっと心に響きました。道徳の教科書のようだ。

著者プロフィール

1827年、スイス・チューリヒ近郊の村で医師の娘として生まれ、地元で語学と音楽を学ぶ。弁護士ベルンハルト・シュピリと結婚後、40代になってから小説の執筆を始める。病弱だった一人息子の転地療養に付き添い、マイエンフェルト近郊のラガーツ温泉に滞在した際『ハイジ』の着想を得て、52歳のとき第1部を発表。これが大ヒットとなり、翌年に第2部を発表。ともに世界的な成功を収める。生涯で約50編の作品を残し、1901年、74歳で死去。

「2021年 『アルプスの少女ハイジ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ヨハンナ・シュピリの作品

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