- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784042364016
感想・レビュー・書評
-
先日カルロス・フエンテスの「老いぼれグリンゴ」を読んだら面白くて、そしてこのグリンゴはメキシコに渡って消息を絶ったアンブローズ・ビアスがモデルだと聞いて、この本を借りてきました。悪魔が出てくるわけではありません。シニカルな解釈の辞書です。鋭いものもある一方、少し時代遅れだったり、どこが面白いのかよく分からないものもあったりであれですが、「老いぼれグリンゴ」の老グリンゴならこういうことを書きそうだと思いました。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
昔流行ったなあと再読。ノリが古く感じたのは時代を感じる翻訳のせいか、本書自体の皮肉がもはや古くさいのか。
-
不謹慎ネタのオンパレード!
前半部だけで吹き出してしまう部分が多々あった。
男も女も等しく皮肉るのがフェアーで良い。
ただ、ブラックジョークとはいえ「猫」の項の内容が最悪で心情的に満点はつけられず。でも本書のスタンスは好き。 -
皮肉とブラックユーモアで言葉の意味を綴った辞典
訳が古いのと皮肉が難しくて理解できない箇所が多々あったので他の訳も読んでみたい -
文学
思索
古典 -
夕刊や週刊誌の片隅に載ってる、いったい誰が読んでるのか不思議だが何十年も続いてるようなミニコラムの元祖( ´ ▽ ` )ノ
本家本物も、その子孫らに負けず劣らずつまんなかった( ´ ▽ ` )ノ
というより、そのどれらよりもつまんなかった( ´ ▽ ` )ノ
何百項目もあるのに一回も笑えなかったというのは驚異的ですらある( ´ ▽ ` )ノ
8割がた時事ネタ・英語のダジャレ・クリスチャンオチだけど、それらを差っ引いてもつまんない話ばっか( ´ ▽ ` )ノ
我が日本が舞台の「三日月刀」なんか見ると、なんの下調べもせず先入観と思いつきだけで書いたんだなあ、ということがよく分かる( ´ ▽ ` )ノ
自分が現地人としてオンタイムで本書を読んでいても、とてもとてもこれを面白く感じたとは思えない( ´ ▽ ` )ノ
正直ビアスさんって、ユーモア感覚に欠けてるんじゃなかろうか?( ´ ▽ ` )ノ
有名だし、多くの人が色んなとこで言及してるから、大昔から「いずれ読もう、いずれ読もう」と思ってた本だけど、少なくとも今じゃもう それだけの価値がある作品とはとうてい考えられない( ´ ▽ ` )ノ
資料的価値はあるのかも知れないけれど、一般の読書人はせいぜい10ページも読めばじゅうぶん( ´ ▽ ` )ノ
2018/11/11 -
2016年5月19日読了。小説家・新聞編集長だったA・ビアスによる皮肉と諧謔に満ちた「辞典」。英語の駄洒落は訳されても分かりにくいものだが、権威や既成観念に挑戦するかのような物言いは面白い。一人でこれを書き上げたと考えると著者の注いだ労力と知力には頭が下がるが、政治や宗教、人間性に対して異議を唱える文句はよくても、人種差別や女性蔑視のような観点は現代ではいただけないな・・・「差別」意識にとらわれず思っていることを発信可能だった過去の時代は、見ようによっては「よい時代だった」とも言えるのか。「悪魔の辞典」というテーマは魅力的なようで、その後も多くの著者によって同様の作品が生み出された模様、機会があれば読んでみたい。
-
さいたま市 キクヤ書店 090-1658-4250
お風呂でちょっとずつ読んでたけど、普通につまらない。
エセインテリがニヤッとするだけの本だ。 -
大自然と迷信に囲まれたオハイオ州の田舎で育ち、南北戦争をくぐり抜けた後にペンを握った筆者が冷笑と毒舌の限りを尽くして執筆した奇書。
現代では想像もつかないような着眼点と比喩の数々に翻訳者の苦悩が忍ばれる。
ビアスの名前が記憶にあったのは漫画版ドラえもん大長編『のび太の日本誕生』の中で、1ページ使って淡々と紹介される「世界各地の神隠し」の事例に取り上げられていたから。
その中でビアスは「1913年メキシコ・チワワ州において行き止まりの洞窟に入ったまま出てこなかった」と紹介されている。 -
当時、流行っていた。
もっとも、直接のきっかけは、「パタリロ」の中で引用されていたからだったようにも思うが・・・(笑)
内容についてとやかく言うことはないだろう。こういう本を手元に置くのは、基本的にひねくれものだ(笑)。