緋色の研究 (角川文庫)

著者 : コナン・ドイル 駒月雅子

• KADOKAWA (2012年2月25日発売)

感想・レビュー・書評

[凹わなこさんの感想 · 2022年8月3日]

唐突に始まる解明の章が前半読むの挫折しそうになってしまった。
真相が壮大すぎて事件がすごくちっぽけに感じる。
ちっぽけな事件だけで真相を突き止めるホームズもなぜそこにたどり着けたのかイマイチピンと来ない。
まだ読むの早かったかなぁ...

[ナサさんの感想 · 2022年5月19日]

ある程度あらすじは知っていたものの、二部が始まった時は何の話かと思い構成がこのようなものとは知らなかった。翻訳がうまくかなり読みやすくて面白かった。

[nsin1bookさんの感想 · 2022年1月24日]

10代のころシャーロック・ホームズの本を手にとった。ディクスン・カーやアガサ・クリスティ、エラリー・クイーンも。

私は、
本を見ていたけど、
読んでいなかったのだろう(･_･;

今回、アンソニー・ホロヴィッツに引き込まれて「絹の家」「モリアーティ」を読んで、そのことに気がついた。

今からでも遅くない。ベーカー街221Bから始めよう。

[ぽん子さんの感想 · 2021年9月21日]

すごく面白かった。
一気に読めた。
九州旅行の、福岡→大分の旅程で。

モルモン教のあたり、引き込まれるように夢中になって読んだ。
ああいう、こじれた宗教みたいなの、読むの好きかもしれない。。。

[ミラコさんの感想 · 2021年7月28日]

シャーロックホームズを初めて読んだけど、思っていたよりも面白いしホームズのキャラが独特で良い！他の話も読みたくなるのがわかる。

[りさんの感想 · 2021年6月27日]

デュパン、ルコック
ワトスンに推理褒められて乙女のように顔を赤らめるホームズ何…？

[ブル本さんの感想 · 2021年6月25日]

シャーロック・ホームズとワトスンの出会った時のお話し
コナン・ドイル、初読(だったように思うたしか…)
面白いっ！！！
コナン・ドイル、シャーロック・ホームズシリーズどんどん読みたい！！！

コナン・ドイル
医師にして推理作家

19世紀末のロンドン
科学者より鋭敏で幅広い知識を持ち、犯罪者より危険で変装の名手、警察を出し抜く捜査方法で数々の難事件を解決し、王族からも絶大な信頼を得ていた名探偵シャーロック・ホームズ

[aoさんの感想 · 2021年6月21日]

ホームズとワトソンの出会いのシーンは楽しめたが、第２部は全体的に冗長に感じた。一番気になったのは毒物を犬で試す場面。時代背景もあるのかもしれないが、動物の命を軽視する描写がどうしても受け入れがたかった。

[小鳥遊ひよのさんの感想 · 2021年6月6日]

従軍から帰国し、ロンドンで同居人を探していたワトスンが紹介された男。その名はシャーロック・ホームズ！二人の出会いと、初めて二人が関わった事件が描かれる長編。研ぎ澄まされた推理力はもはや直感の領域。その鮮やかさに舌を巻く。

「初めまして」からの「アフガニスタンに行っていましたね」は驚くよね。人生の中でこんな速度で見抜かれることはないと思う(笑) 知識の偏りが凄まじく、性格も奇妙。魔法と感じられるほどの推理力。でも、推理を褒められると照れて可愛い。そんな謎多きホームズと同居を決めたワトスンは凄い。

「人生という無色のもつれた糸の束には、殺人という緋色の糸がまじっている。僕らの仕事は、糸の束を解きほぐして緋色の糸をより出し、端から端までをつまびらかにすることなんだ」
空き家で外傷もなく死んでいた男。飛び散った血痕と謎の血文字。落ちていた女性の指輪。読みながら推理する間もなく、暴き出された真相。まさに電光石火。読んでいてキョトンとしてしまうほどの手際。

そして、ここから舞台が一転して冒険譚からの悲劇が描かれる演出も素晴らしい。解きほぐされた糸を順番に辿っていくと、表面的な事件からではわからなかった人の深い心理が浮き彫りになっていく。
“人間がなすべき研究の対象は人間である”
引用されているイギリスの詩人アレグザンダー・ポープの言葉が胸に響く。事件の謎も魅力的だけど、こうして人の葛藤が描かれていくからこそ、事件で心揺さぶられるんだろうなと感じる。

[threetailsさんの感想 · 2021年5月10日]

表紙のデザインや新たに翻訳された文章を読むと、「読みやすい」というのが率直な感想でした。

ずいぶん昔にシャーロックホームズの小説を手に取った時は、台詞の言い回しや本全体が纏う『古典的名作』という雰囲気の強さから、「何となくとっつきにくい」という印象を持っていました(そして結局読みきれなかった)が、それが見事に払拭されました。

ホームズの登場からワトスンとの初タッグまで描かれるので、これからこのシリーズを初めて読むという人には、うってつけだと思います。

著者プロフィール

アーサー・コナン・ドイル（1859—1930）
イギリスの作家、医師、政治活動家。
推理小説、歴史小説、SF小説など多数の著作がある。
「シャーロック・ホームズ」シリーズの著者として世界的人気を博し、今なお熱狂的ファンが後を絶たない。

「2024年 『コナン・ドイル⑥緋色の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」