フライ,ダディ,フライ (角川文庫 か 50-3)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043852031

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  • 娘を暴行され、その事実を揉み消されようとした父親の平凡なサラリーマンが、敵を打つために立ち上がる! 敵はボクシングインターハイ連覇中の強者、学校ぐるみの隠蔽。アドバイス&鍛えるのはゾンビーズ。
    というようなあらすじを読んでから読み始めたが、意外にも妻と娘の登場シーンが少なくて、違和感を感じていたら、終盤ほっこりさせられた。この作家さんは人への眼差しが暖かい。

  • 鈴木さん同じ歳です。
    頑張らねば。

  • 逃げたしたくなるときに読む本。
    読んだ後は体中から力が溢れてきて、やってやる!と思える。

    舜臣たちザ・ゾンビーズの前に現れたのは、包丁を手にしたサラリーマンの男性、鈴木さん。
    娘を襲った理不尽と闘うために一ヶ月半のトレーニングを行って、力をつける。
    果たして、鈴木さんの運命は…?
    そんなお話。

    自分が傷つきたくないと思っているうちは、闘う資格なんてないし、すぐ楽な方へ逃げようとする。
    本当に手にしたいものがあるなら、正々堂々と闘って掴みとれ!
    そうやって、鼓舞してくれる一冊。
    さあ、いっちょ闘いますか!

  • 思ったよりもずっとおもしろかった。エンターテインメントとしてなかなかよかった。文章は歯切れがよく、勢いがある。
    ただなぁ、別に、在日っていうテーマはからめなくてよかったんじゃないのかな? 特に必要を感じない。

  • 長すぎず短すぎずちょうど良い。
    内容も重すぎず。

  • 家族を愛し小さな幸せだけを願っていた平凡なサラリーマンが、最愛の家族の危機に直面した時自分の弱さを知る。そんな時に出会った仲間に助けられて強い心と身体を作り最愛の家族を守るために立ち上がる…
    ストーリーはすごくシンプルで展開も分かりやすく単純だが登場するキャラクターが全て生き生きとしていて魅力的。内容がストレートに入ってくるので登場人物の個性が際立ってシンプルに楽しい。実際に身の回りにこんな仲間がいれば自分も変わっていけるんじゃないかと思ってしまう。読んだ後に自分も頑張らなきゃ、努力して変わりたい、強くなりたいと思う作品。

  • 映画化したので名前は知っていたけど、初めて読んだ。
    初めから想像していた通りの筋道だったけど、
    私はこういう勧善懲悪のハッピーエンドが好きなので普通によかったな
    という意味での星4つで。

  • レヴォリューションNO.3を読み終わった勢いでこちらも読みました。
    タイトルをどこかで見たことがあると思っていたら
    昔映画を見たことがあることに気付きました。
    内容はほとんど忘れてしまっていましたが。

    今回はゾンビーズ自体が主人公ではなく中年のオッサンが主人公。
    自分より幾分年上ではありますが高校生よりは年齢も近く
    娘もいるという親近感から感情移入はしやすかったです。

    娘が輩に蹂躙されるということはあまり想像したくないことですが
    自分の身にも起こりうることとしてその時に自分では何が出来るだろうと
    ふと立ち止まって考えさせられる話でした。

    舜臣を始めゾンビーズの面々がいくら夏休みとはいえ
    毎日のようにオッサンの特訓に付き合ってくれるのは
    あまり現実的ではありませんがそれもご愛嬌ということで
    最後はハッピーエンドまで描かれていませんでしたが
    心地よい余韻を残して終わってくれます。

  • まさに謎の疾走感。
    読むのが苦手な方でもスラスラ読み進められると思います。読書初心者にぜひお勧めしたいです。
    青春なんて、何歳になっても味わえる。誰だって自分を変えられる。頑張れ、おとうさん。娘を思う全ての父親を応援したくなるような一冊です。
    爽快感を味わいたい時に読むのがおすすめです。

  • なんだか読むのがとまらない、走っているような読み心地だった。少し前に読んだものでもう記憶が曖昧だがいい歳したおじさんと少年の師弟関係のほほえましさとファイトシーンの興奮は覚えている。また読みたい。

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著者プロフィール

1968年埼玉生まれ。慶應義塾大学法学部卒。1988年「レヴォリューションNo.3」で第66回小説現代」新人賞を受賞。2000年『GO』で第123回直木賞を受賞。

「2020年 『映画篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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