フライ,ダディ,フライ (角川文庫 か 50-3)
- 角川グループパブリッシング (2009年4月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043852031
感想・レビュー・書評
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爽快感が半端ない。冴えないおっさんが、娘に暴行を加えた不良に復讐するという話です。若者ではなく、おっさんが全力になる。それを若者(ゾンビーズ)が支えるというちょっと珍しい話ですよね。
現実ではちょっとありえないけど、お父さんは娘のためだったらこんなにも頑張れるのだと、父親のすごさを改めて実感。最初のダメダメ感から、どんどん肉体的にも精神的にも強くなっていくのが、とんでもなくかっこいい。
そしてやっぱり友情も素晴らしい。舜臣とおっさんの距離が縮まっていくのが微笑ましかったです。男同士の絆って素敵だな。
でも男ってみんなバカだなー。目標のために一直線。本当にバカなのに...羨ましい。
読んだ後、爽快感と同時に勇気も湧いてくるそんな作品だと思います。
ゾンビーズシリーズで1番好きかなぁ...。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
金城ティスト。読後感の気持ちの良さ、明るさ、ウィット。どれをとっても秀逸。小品ながら佳作!
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娘の仕返しのためにパパがマッチョになるんだけど、
その手助けをするのがザ・ゾンビーズ。
ザ・ゾンビーズシリーズです。
って、ザ・ゾンビーズって知らないんだけどさw
苗字と顔の描写で明らかに民族性を感じるのですけど
ゾンビーズシリーズの最初を読めばちゃんとわかるのかしら? -
久しぶりに、スラーと読めた。
私的に、初めて感想が二分してしまった。
爽快と、不快という感想。
簡単に、物語としてはリベンジを果たした父親の努力は素晴らしい。
ラストは拍手喝采。本としても楽しめる。
反対に、社会人・父親としてもっと違った方法で復習するべき。
あまりにも自分の事しか考えてない。本としては、簡易すぎる。
決して面白くない本ではないですよ。深く考えると私的にこうなる。 -
何度も読み返す「大事な作品。
自分を勇気づけ、周りの人を勇気づける作品。 -
この夏も頑張れそうだ。
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以前、映画は観ていて、原作を読んでない事に気付いてこの機に読んでみた。映画に負けず劣らず、面白かった!!!読み終わった後の爽快感たるや、もう。それにこの本には、心にグッとくる台詞がたくさん出てきて、思わず手帳に書き写してしまった。普段、生活してて忘れてしまっている事や大人になるにつれて、見えなくなってしまったものに改めて気付かされた。10代の頃にゾンビーズみたいな友達が欲しかったなぁ(笑)きっと、毎日が楽しくて仕方なかったと思う。"愛すべき馬鹿"という言葉があるが、このメンバーは正にそれなんだと感じた。良い意味でね。
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冴えなお父さんの奮闘記!
支えるゾンビーズのメンツが個性的で面白い -
まあ。
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夢みたいな話で凄くいい♪
仲間になりたい。それがダメなら野次馬でもいい。