穴らしきものに入る (角川ホラー文庫 く 3-1)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043944941

感想・レビュー・書評

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  • 何か、怖いと言うよりかは気持ちが悪い。クレイジーなのはいつだって人。

  • ホラー小説大賞短編賞受賞作。シュールでコミカルなナンセンスホラー短編集。どれをとっても奇想天外な現象で、ユーモラスなんだけれど。どこかしらひっそりとした恐怖が感じられます。
    お気に入りは「エムエーエスケー」。この情景はとんでもなくコミカルで、「……ホラーか?」と思えないではないけど。なんか気に入っちゃったなあ。ただ、こんな状況に陥ってしまったら。たしかに怖い、かも。

  • いやあおもしろかった。
    かなりありえへん怪奇現象をテーマにした短編集。
    どれも奇妙な展開とすっとぼけた台詞回しで「らしさ」を持つ作家だと思う。
    この人の本がまた出たら絶対に読むだろう。

  • ホースの穴から指が抜けなくなり、逆に押してみたら全身まるごと入ってしまった主人公。

    穴の魅力にとりつかれ、新鮮な穴を見つけると入らずにいられなくなるという話。電車のつり革、書類のパンチ穴、自分の親指と人差し指で作った輪っか、などなど、どこにでも入る。もちろん下ネタもあり。

    表題作のほか、火葬場で燃やした遺体が、金のガイコツとして出てきて、遺骨をめぐる醜い争奪戦がくり広げられるといった、短編が4つ。

    アイデアは面白いのだけど、普段からTVゲームになれている身としては、どれも操作説明とチュートリアルぐらいで終わっている感じで、「で?」だった。

  • 表題作に限り★3.5。カバーイラストはゲームソフト「塊魂」でお馴染みのクリハラタカシ。

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