涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.80
  • (719)
  • (396)
  • (1081)
  • (27)
  • (9)
本棚登録 : 5255
感想 : 360
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044292041

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 久しぶりに「憂鬱」、「溜息」、「退屈」を読み直して、やはり続きを買おうという気にはならなかったのだが、ある人から、そこまで読んでいるのなら「消失」は騙されたと思って読んでみてはと勧められたので、だいぶ迷った末に市の図書館で借りたところ、これがもうおもしろくて一気に読んでしまったばかりか、アマゾンに注文までしてしまった。ついでに「暴走」も。
    収録作品:「涼宮ハルヒの消失」、「あとがき」

  • 今回は割とオーソドックスなタイムリープ物かな。
    ハルヒあんまり関係ないので、何となく外伝みたいな感じがしなくもない。
    まあ、この手の話にはありがちなんだけど、
    結局、いくら頑張ってもたどり着くのはそこなんだよねとか。
    落としどころに落ちてない感じが何とも言えない感じでした。

  • ハルヒシリーズの中では、本巻はダントツに面白い。やっぱり、主人公は自分で世界を動かしていくのでないとね…。一人で取り残された世界からの脱出劇、タイムスリップものの王道(自分で自分を助ける)、未来を知る者の意味ありげな登場シーン、情報思念体(だったかな)という擬似電脳が人と同じ心を持つのか、謎解きモノ、不在(消失)が逆にその存在感を露わにする構図、などなどSFのいろんな要素が詰め込まれている。だが、終わりなき日常は打破されたほうがいい、ってやっぱり若いなぁ。

  • ハルヒシリーズのレビューは第1巻(「~憂鬱」)だけにするつもりだったのですが、あまりに面白かったのでもう1本。ちなみにこれが第4巻に相当します。

    即ネタバレになるのでストーリーは何も書けませんけど、お見事!と喝采するほかない出来栄えです。既巻からの思いもよらない伏線の回収、ありえない転回、にもかかわらず奇妙なまでに漂うリアリティ、ベタ展開とどんでん返しの巧みな組み合わせ…手に汗握りつつ一気読みしてしまいました。

    某サブキャラが俄然存在感を放っている1冊ですが、それでもしっかり見せ場を作るハルヒは、さすがというべきか。

  • シリーズ4作目。劇場版アニメ視聴済み。
    アニメのクオリティが高かったことを再確認。いい映画でした。
    ただ、やっぱり原作からストーリーはとても面白い。
    SF小説として、十分に評価されるべき良作。

  • 映像だったらもっと盛り上がったと思う。筒井康隆が褒めていたので読んだ。
    自己言及的に時間を行き来することで世界に特異点のような未来に影響を及ぼす存在が世界に内包されるのは、松岡正剛が1348夜リスク論のルーマンで論じているコンティンジェンシーに通じてて面白いと思う。
    門の前で何が起きたか(この本の後で何をしにいくか)を直接は書いてないのが無駄に消化不良になってないか。

  • ハルヒシリーズの最高傑作との呼び声が高い作品。突然のハルヒの消失、そして世界改変、その謎を探るというミステリー仕立てでぐいぐいと読ませる。しかし、劇場版アニメがより一層切なく心に残る。原作を読むと、劇場版の良さがよく分かった。

  • ラノベで泣くとは思わなかった。
    何気にハードSFで切ない物語。

  • クリスマスパーティーを開く事になった。
    それだけのはずなのに、なぜか、世界が違う。

    題名人物は、ほぼ最初と最後だけ。
    それ以外は、主人公がひたすらに頑張ると言う状態。
    奇妙で、何だかしっくりこない世界でしたが
    ごく普通の読みものになっていました。
    これはこれでよいかと思われます。

    しかし、交差すべき次元と言うか時間と言うか。
    今ならまだ大丈夫ですが、これがさらに交差してくると
    ついていけるような、ついていけないような?
    ごく普通の人、が代名詞のはずなのに…w

  • (2015-08-25L)

全360件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

2003年、第8回スニーカー大賞<大賞>を『涼宮ハルヒの憂鬱』で受賞し、デビューをはたす。ほかに『学校を出よう!』(電撃文庫)などがある。

「2019年 『涼宮ハルヒの驚愕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

谷川流の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×