- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044292041
感想・レビュー・書評
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はちゃめちゃだが面白い!恋?シリアス?ギャグ?どれもこれもしっかりとあてはまらないけどはずれでもない不思議な感じ。読むと、やれやれとニコニコが同時にくる感覚になります笑。
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1回目 2時間35分05
2回目 2時間35分04
3回目 2時間35分05
4回目 2時間36分05
5回目 2時間38分05
6回目 2時間35分05 -
キョンが「やれやれ」と言いつつもSOS団に魅力を感じているのはいかにもラノベ的で良いと思う(偏見?)。まさに「上の口ではいやいや言いながらも下の口は〜」みたいな。あ、下の口関係ないですね、すいません。
まとめると長門株急上昇の巻だった。そして同時にハルヒがハチャメチャするだけのラノベではないこともわかった巻だった。
「ラノベと小説の違いは?」みたいなことを考える人は多いと思うけど、僕はその一つには「キャラ萌え」があると思う。小説はストーリーを楽しんでラノベはキャラを楽しむ。たとえば「『向日葵の咲かない夏』でどのキャラが好き?」という質問は「その質問は違くないか」って思うし、「ハルヒってなにが面白いの?」と聞かれても答えに窮する気がする。キャラが好きだからキャラソンなんてものも出てくるわけだし。
要するに長門には幸せになって欲しい、と。 -
SOS団もハルヒも存在しない変容した世界に取り残されてしまった主人公のキョンが奮闘するシリーズ四作目。
映画版を見ていてストーリーは把握していたので、楽しめるかどうか少し不安でしたがそんな不安は杞憂でした!
伏線のつなげ方が壮大かつ非常にしっかりしています。伏線を楽しむためには過去のシリーズ作品を読んでおかないといけないのですが、これまでの作品を通して見事な時間移動のSFとなっています!
変容した世界での長門の描き方もいじらしくてかわいらしいです。キョンの決断の場面での描き方が特に…。できればこの長門とのやり取りももっと見たかったな、と思わせてくれます。
そして読みどころはキョンが今まで否定してきたSOS団との日常について考える場面だと思います。自問自答とそれに対する答えのモノローグがとにかくかっこいい!
そして今回のドタバタを完結させつつも次回への含みを残すラストにますます期待が高まります。映画も小説も素晴らしい作品でした! -
最後に小説というものを読了したのはいつだっただろうか。
これまでは折角購入した娯楽小説も途中で投げ出す始末だったのに、これは2時間半で一気に読み終えてしまった。
ハルヒのアニメは観たことがある。物語はあまり覚えていないが、設定は把握しているし誰がどんな声で喋るのかもわかる。主人公キョンのとにかくシニカルな一人称で話がすすんでいくのも知っている。
が、しかしそうした要素に助けられていなくても、この小説を読み終えたのではないかと思う。衒学的でもない妙な表現もない肩の凝らないしかし磁力のある文章に引き込まれいつの間にか読み終えてしまったという印象である。
思うにこれを読んだ人の一部は、「これぐらいなら俺にも書ける」と考えるのではないだろうか。いかなる分野でも真に王道を行くものは、どの道にも通じるわかりやすさとプロをうならせる技術の高さを持ち合わせているものだ。そして『消失』はそういう小説だと思った。 -
タイトル*凉宮ハルヒの消失
作者*谷川 流
出版社*KADAKAWA
「凉宮ハルヒ? それ誰?」って、国木田よ、そう思いたくなる気持ちは解らんでもないが、そんなに真顔で言うこともないだろう。だが他のやつらもハルヒなんか最初からいなかったような口ぶりだ。混乱する俺に追い打ちをかけるようにニコニコ笑顔で教室に現れた女は、俺を殺そうとし、消失したはずの委員長・朝倉涼子だった! どうやら俺はちっとも笑えない状況におかれてしまったらしいな。大人気シリーズ第4巻、驚愕のスタート! -
アニメを先に見て、これは好き。
キョンが自分の意識を確認しなおしていく過程はとても重要。
振り回されている人ってのは本当に振り回されているのか?というのはとても重要なこと。
そして、アレキシシミアな人物に感情が伴っていくことも面白い。 -
ぶちおもしろい