アルテミス・ファウル 妖精の身代金

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047914193

感想・レビュー・書評

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  • このお話は、賛否両論ではないかと思う。
    主人公が犯罪者である点は別に良いとして
    あまりに腥すぎ、あまりに単純過ぎるように感じる。

    現代におけるファンタジーで、かつ人間vs妖精
    という構図は面白いとは思うのだが
    ディズニーランドだのマックだの
    現実世界のものがあっさり出てくるのは、個人的には醒める。
    ファンタジー世界の住人たちが科学を使いこなし
    コンタクトレンズ等々の機器類を使いこなすのも
    好き嫌いが分かれるのでは。

    妖精やドワーフら『ピープル』と
    人間『マッド・ピープル』という括り、
    人間が共存出来ない生物である、
    アイルランド人は妖精を信じている、など
    さしたる捻りもなく、ストレート過ぎる。

    その癖、マッド・ピープルの中でも犯罪者である
    主人公アルテミス・ファウルと比べて
    マッドではないピープルたちの描写が悪い意味で人間臭い。
    怒鳴ったり八つ当たりしたり油断したり失敗したりと
    人間と違って彼らなら地球を汚さず
    違う種族同士共存出来るようには思えなかった。

    王道ファンタジーではけしてないが
    ファンタジーとも言い難いと思う。
    妖精やドワーフやトロルさえ出てくれば
    『ファンタジー』だとは思わないので。

    個人的には、アルテミスにしろホリーにしろ
    どちら側の人間にも感情移入出来るほどの
    魅力を感じなかった。

    強いて言うならバトラーだろうか。

    アルテミスの天才的な能力というのも、裏付けがなく
    単に『なにもかもできる』という描き方だし
    これはたとえばホリーにも言えることで
    魔法があっさりと万能過ぎる。
    ヒーリングにしろ、随分と簡単だなと思った。

    『はてしない物語』や『ゲド戦記』
    毛色が違うところで言えば『鋼の錬金術師』のように
    魔法が万能ではなくひとつの能力であり
    術者の一定の努力が必要なもので、
    簡単に使用してはいけないもの、
    それさえ使えば万事解決ではないものである
    という方が単純に面白くもあり
    リアリティもあり、真実にも近いのではないかと思う。

  • 少年天才すぎ!バトラー強すぎ!
    妖精文字解読頑張ったなぁ

  • ファンタジー。
    主人公、アルテミスは悪者。
    妖精を脅して金をふんだくるために、いろいろと画策する。

  • ちょっと普通の児童書とは違った毛色?

  • 妖精相手に人質を取り黄金を要求しそれを最新のテクノロジーを駆使して行うのは年端もいかぬ子ども
    っていう設定だけでもなんか面白い雰囲気あるよね
    タイトルにもなっている主人公アルテミスファウルは犯罪一家の一人っ子
    そんな彼のボディーガード、バトラーも頼もしいし、メイドさんも可愛い
    妖精たちも個性的で人間みたいに秩序もあれば警察だってある
    こんなおいしい話映画会社がほっとく訳なくて、どこぞの映画会社が版権は取った、っていわれてから長い長い時がたっています
    はやく映画化されないかなあ

  • アルテミス・ファウルは、伝説的な犯罪一家に育った12歳の天才少年。父親は行方不明で母親は精神を病んでいるという状況の中で、アルテミスは護衛のバトラーと共にある計画を立てる。コンピューターを駆使して「妖精の書」を解読したアルテミスは、妖精の黄金を手に入れようともくろむのだった。エルフの女性警察官ホリーを誘拐された妖精たちは、ハイテク技術を駆使して戦いに挑むが・・・タイムリミットは8時間。妖精界では史上最大の危機を迎えていた。アルテミスと妖精たちの激しい戦いが始まる。

    アルテミスの賢さに脱帽!12歳でここまで考えられるのはホント天才としか言いようがない。SFとファンタジーが一緒になってる感じで、個人的には好きです。「一歩先をいっている」アルテミスに万歳ー!ご主人(アルテミス)を絶対的に信頼しているバトラーが、最後に睡眠薬を飲まされたときにジュリエットを心配してアルテミスに文句(?)を言うシーンが好きです。ホント妹を大事に思ってるんだなぁって思いました。でもそんなに強くなるって、どういう教育なんだろう。イスラエスの教育者に会ってみたい・・・。

  • 05.11.29

  • 妖精さんと頭のキレる黒い素敵な少年がでてきます。妖精さんも神秘的な感じではない(笑)児童書としては一風変わっているかもしれないですが、それがまた好きだったりします。

  • 先端技術?が沢山出でくる話。

  • アルテミス・ファウルは、12歳の少年。
    伝説的な犯罪一家に育った天才少年。
    ベトナムに行きそこで「妖精の書」を手に入れたファウルは、コンピューターを駆使して解読する。
    妖精たちが保持する黄金を手に入れようともくろむ。

    一方、妖精たちは地上を追われて地下で暮らすようになっていた。
    人間よりハイテクな技術を持っており、ハイテク武装集団になっていた。
    人間に見つからないように地上に出るときは、魔法を使って姿を隠して平和に生きていた。

    ある日、エルフの地底警察偵察隊の女性警官のホリー・ショートは、魔法が体内から無くなってしまった。
    魔法を体内の満たすために地下を出て、地上の大きな木下に着地した。
    そこで、姿の見えない何者かに襲われる。
    アルテミス・ファウルに捕まってしまったのだ。
    ホリーがアルテミスの家に監禁されてる事を知り妖精界は、大騒ぎ。
    妖精たちは、ホリー救出・妖精の存在を知る人間の記憶を消すために動き出す。

    アルテミス・ファウルと妖精たちの戦いがいま始まろうとしてる・・・。

    と言う事でファンタジーです。
    主人公ファウルは、憎たらしいので妖精たちを応援しちゃいます。
    妖精たちの活躍に乞うご期待?

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著者プロフィール

アイルランド生まれ。本シリーズで世界的ベストセラー作家に。

「2008年 『アルテミス・ファウル 永遠の暗号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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