雪蟷螂 (電撃文庫 こ 10-3)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 1417
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048675239

感想・レビュー・書評

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  • 人喰い物語最終譚。
    ぼたん雪がシンシンと静かに降り積もっているような印象。

  • 人喰い3部作のラスト。
    各巻独立しているので、単体でも読めます。

    凍てつく雪の中で、本当に多くの想い、激情が交錯する。
    恋と愛の物語。
    どうにもならなさそうな状況をこう纏めるか!と拍手。
    イラストも好みでした。

  • 冬山という背景の美しさ、厳しさ、冷たさ、せつなさ、熱さがとても感じられました。ただ展開のまっすぐさと感情の入りにくい場所がありました。でも、喰らいたいほど愛するということの激しいエネルギーが内からあふれているような作品でした。

  • ずっと前から読みたかった作品でした。

    世界は愛なのかなと(意外に真面目に)
    恋ってやっぱりそんなに沢山出来るものじゃないなと変に実感しました。
    全てを手に入れたいと思えるほど好きな人が果たして自分にできるかどうかと甚だ疑問に思いつつ。
    結ばれた恋は幸せだけど、結ばれぬ恋もまた美しいのかなぁとかどうでもいいことを思ってみたり。

  • 雪の景色が思い浮かぶ。山脈で長い間戦争を続けていた二つの部族の族長が政略結婚をすることになる。
    人喰い物語と呼ばれているのでおどろおどろしいイメージがあったけれど、とても綺麗な話だと思った。ただ話の行き先はなんとなく読めてしまう。
    2010/3/9

  • 寒い日に読むのをお勧めします^^

  • 凍れる世界の溶けない激情の物語。

    人食い物語の中では一番好きだ。
    そして一番のハッピーエンドな気がする。

  • ミミズクやMAMAのような人食い話と思って購入したら違ったので、ちょっとショック。でも、話の書き方は前よりも上手くなったと思う。これで人食い物語も終わりだと思うと寂しいなあ。

  • 人喰い三部作目でラスト。正直紅玉さんでなくても良かったのではないかという話展開。
    なんだか残念でした。

  • 蟷螂の雌は 自分の伴侶である雄を 食べてしまうという

    生まれてくる子供の為に?
    愛ゆえに?

    「あなたを、喰べたい」

    それは 愛する男に捧げる激情の一言
    "雪蟷螂"と呼ばれる一族の女は
    雪と氷に閉ざされた世界で 何よりも熱い感情を思い出す

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著者プロフィール

1984年、石川県金沢市出身。金沢大学文学部卒業。『ミミズクと夜の王』で第13回電撃小説大賞・大賞を受賞し、デビュー。その後も、逆境を跳ね返し、我がものとしていく少女たちを描き、強固な支持を得ている。

「2022年 『雪蟷螂 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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