雪蟷螂 (電撃文庫 こ 10-3)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 1417
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048675239

感想・レビュー・書評

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  • 涙も凍る冬の山脈に雪蟷螂の女が起つ。この婚礼に永遠の祝福を―。長きにわたって氷血戦争を続けていたフェルビエ族とミルデ族。その戦に終止符を打つため、ひとつの約束がなされた。それは、想い人を喰らう“雪蟷螂”とも言われるフェルビエ族の女族長アルテシアと、永遠生を信仰する敵族ミルデ族長オウガとの政略結婚だった。しかし、その約束の儀は、世代を超えて交錯する人々の想いにより阻まれる。果たして、山脈の地に平和は訪れるのか。そして、極寒の地に舞う恋の行方は…。『ミミズクと夜の王』『MAMA』に続く“人喰い物語”最終譚。

  • 哀しく美しい物語でした。
    http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-650.html

  • 人食い3部作の中では一番下。ヒロインの書き込みが物足りない。冒頭のあれだけではねぇ。主人公以外はルイとオウガのやりとりは良かったし、もっと深くてもいいと思ったけど、それやったらヒロインおざなりすぎだから浅くなったか。叔母上ロージアの刹那的な恋のがずっと鮮烈。いっそルイが主役のが良かったんじゃないかな。婚礼のラスト素敵でした。雪蟷螂ってルイにこそふさわしいと思う。

  • 透き通って透明な、氷のように鋭くいたいはなし。寒いのに熱い。冬に読みたい。

  • とても良かった。本当の人喰いは出て来なかったけれど、前作•前々作よりもお話に厚みが出ている気がする。

  • 帯に最後の“人喰いの物語”と書いてあったのに、ある意味一番人喰いではなかった話。でも、これまでの作品よりも一番運命をひっくり返した話とも言えるのだろうと思う。相手を喰うほどに愛するという人と巡り会えるなら、過酷な運命も平凡でどうしようもない日々よりはるかに良い生き方ですよね。

  • 恋しくて苦しい、という気持ちを感じます
    人を好きになる、ということが深く訴えられる作品でした

  • 人喰い物語三部作の最後。
    『ミミズク』・『MAMA』がとても良くて、期待しすぎていたためか少しガッカリしました。
    続きを読む気になれなくて、とても時間がかかってしまいました。
    それでも、終盤は物語に引きこまれて一気でしたけどw
    人喰いシリーズなんて物騒な名前だけど、全部愛に溢れていました。
    今作は、ちょっと言い回しとか、表現が綺麗すぎた感じがしたけど・・・
    でも頭の中で描かれるその世界は本当に真白で美しいんだろうな^^
    エンディングがやっぱり納得いかないけど・・・!
    ミミズクの続編が出ているそうなので、次はそれ読みます^^♪

  • 寒かった。

  • 今回は話より描写が綺麗だった、前の二作はストーリーが綺麗な感じだったけど、今回は表現の方が綺麗だった気がする。
    話も勿論面白かったが、アルテシアを結局どうしたいのがよく分からなかったとこが残念だった。

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著者プロフィール

1984年、石川県金沢市出身。金沢大学文学部卒業。『ミミズクと夜の王』で第13回電撃小説大賞・大賞を受賞し、デビュー。その後も、逆境を跳ね返し、我がものとしていく少女たちを描き、強固な支持を得ている。

「2022年 『雪蟷螂 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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