雪蟷螂 (電撃文庫 こ 10-3)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.81
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本棚登録 : 1417
感想 : 162
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048675239

感想・レビュー・書評

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  • 独特の世界観と恋の表現が好きです。
    言葉も肉体もいらないけど、心、魂だけは…という切実な想いが伝わるようでした。ラノベにしとくにはもったいない!

  • 相手を喰らいつくしたいほど愛する、という意味の名称で呼ばれる一族。
    10年前からの約束で、嫁ぐ事になっている女族長。
    彼女に仕える2人と、娶る相手。

    プロローグは何のため? というほどの、寒々しい始まり。
    風景が、ではなくて、相手との…距離?
    これと結婚はちょっと…と、政略結婚でもためらわれるものが。

    一生にして唯一の恋であり愛。
    淡々と書かれているせいなのか、それがただ一気に燃え上がる瞬間が
    なるほど、というものしかなかったです。
    一目で相手を欲しいと思い、自分のものにしたいと思う。
    激しすぎる、というより、ものすごい生き方です。

    どれほどのものがあっても、何があろうとも
    そこに気がつかなかろうとも。
    それだけで、ただ生きた証が出来上がります。
    幸せ、などという生ぬるいものではなく。

  • ミミズクと夜の王とは、なんかいろいろ変わってる感じがしました。ちょっと、期待しすぎたかもしれません…
    最後は、オウガとくっつくのを期待してたんですが、まあ、こっちの終わり方でもいいかも!?
    トーチカが従順で結構好きb

  • 人喰い3部作のラスト、前2作に比して読みにくかった。その読みづらさはあとがきに著者自身がプロットの段階でラストや如何に、と産みの苦しみを伴いつつ書き進めた迷いの表れだったのかな。ちょっとがっかりでした。

  • 「ミミズクと夜の王」とのリンク、夜の王の出身国のその後の話。
    ミミズクと話には全く関係ないので、これだけでも読める。

  •  断っておくけど「正しい日本語」なんて言葉は大嫌いだし(「射る」の命令形は「射れ」じゃねえとだけは言いたいけど)、文章なんかヘタでも面白ければいいと思うし(そりゃあ上手いに越した事はないけど)、だけど、自分が考えたキャラクターの名前を2回も間違えたらアカンやろうorz ということで★1つ。名前を書き忘れたテストが0点になった、そんな感じ。(※初版本の話なので、後で訂正されているかもしれません)
     中身だけなら★2つか3つぐらい。キャラや設定はすごく好きなんだけど、話がまとまりきってない感じがあったので……中途半端な謎解き風味がなんだかつまらない。全知の魔女の存在はストーリーを進めるための便利な道具にしか思えなかった。アルテシアの恋は意味不明すぎてぽかーん。単なるストーリー上の辻褄あわせのようだ。全体的に雑な印象。

    2015/01/06追記:射るの命令形は、「射よ」のほかに、江戸時代以降に「射れ」という用例もあるっちゃあるようです。

  • 表紙が拓郎なので購入

  • 雪と血が、綺麗だと思えた。

    最後に進むにつれて、苦しかった。

    トーチカとの描写が、もっと欲しかった…かな。

  • 人喰いの物語第三段。

  • たべたいくらいに愛してる。雪のように美しく壮絶な、流血の愛の物語。

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著者プロフィール

1984年、石川県金沢市出身。金沢大学文学部卒業。『ミミズクと夜の王』で第13回電撃小説大賞・大賞を受賞し、デビュー。その後も、逆境を跳ね返し、我がものとしていく少女たちを描き、強固な支持を得ている。

「2022年 『雪蟷螂 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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