神様の御用人3 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.96
  • (140)
  • (265)
  • (137)
  • (10)
  • (1)
本棚登録 : 2234
感想 : 152
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048691185

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 個性的すぎる洋服を押し付けられ、相撲勝負に柄杓探し、おまけにお菓子作りまで!?走り回る良彦を横目に神様たちは今日もいたって自由気まま。こんな時に頼りの黄金は、お菓子の神様とスイーツ三昧で肥満の危機!? そして、穂乃香の協力を得て御用人の役目に励む良彦もまた、神様との出会いによって少しずつ変わりはじめる。果たして、今の自分にできることはー。神様と人間の繋がりと絆を描く御用人物語、第三弾!
    (2014年)
    — 目次 —
    天降るデザイナー : 天棚機姫神(あめたなばたつひめのかみ)
    一人角力 : 大山祇(おおやまづみ)の稲の精
    童子の柄杓 : 高龗神(たかおかみのかみ)
    橘の約束 : 田道間守命(たじまもりのみこと)

  • シリーズ3作目。4編の連作短編集。
    今作はグッとくる話多め。良彦の成長も感じられて嬉しい。黄金とのコンビも良くなってきて、穂乃香の登場も増えてきて、ますます楽しみになってきた。
    それにしても、神様の名前難しい。すんなり読めたことがない。

  • 美味しそうなお話もあり。
    神の偉大な力もあり。
    モフモフの可愛さもあり(笑)。

  • シリーズ3作目。
    御用人ぶりもすっかり板についてきて、周りに少しずつ人が増えてくる感じ。
    最初は神様をキャラ化して読ませるだけの話かと読み始めたシリーズだけど、日本人が古来から神様とどんなふうにつながってきたのか知ることができてとても勉強になる。
    稲本さんは本当に田んぼのまわりにいらっしゃりそう。
    今回は泣ける話が多くて電車で読むのはやばかった・・・。

  • 好きなシリーズ。神様のことを知れるのはおもしろいし、特徴が分かりやすくかかれてる。

  • いろんな神様がいるんだな~と関心します。
    3になって益々充実。

    1話目のドレスづくりの神様なんて
    すごくイメージしやすくて可愛い。
    相撲を取る稲穂の精霊がJA職員って
    もしかして、そばにいるんじゃないかと思うほど。

    さらに登場人物も増えてきて
    4も楽しみです。

  • 偶然発見された本。発行はKADOKAWAってなってるんだけど,大人の事情があるんだろうか? アスキーが既に角川傘下?~天棚機姫神は自分の服を欲する人間を見つけ出せという。穂乃香がデパートのショウウィンドウ前で声を掛けられたのだが,良彦は,欲しがる服を作れば良いのだと教えてやる。飾られていた服を基に穂乃香のために作った服はよく似合っている。瀬戸・大三島にある大山積神の稲田を守る稲本さんは,毎年勝負が決まっている相撲に飽きていて,人と真剣勝負がしたいと,良彦を呼んだ。いくら戦っても勝てない相手だが,小学生の生まれてくる妹のために強くなりたいという言葉を囁いて,足を掛けて倒すことが出来た。貴船神社の高靇神は石で造った柄杓を持つ童子の子孫を探してほしいと良彦に依頼してきた。穂乃香と話していると,割り込んできた高校生は,貴船で溺れかけて救われたので,恩返しのために仲間に加えろという。柄杓を持つのは八家だというが,その高校生こそが末裔だった。垂仁天皇に命じられて十年を掛けて常世の国から橘を持ち帰ったことで神に名を連ねる田道間守命は,菓祖とされているのがくすぐったく,菓子作りを一度してみたい。目を付けたのはオレンジ味のシュークリーム。完成したシュークリームを奈良に持って行く~女の子向きのファンタジーって読んでいて眠くなるんだけど,これは割と大丈夫。と言っても読みながら寝ちゃうけど…。もう4冊目が出てるらしい

  • 今回は穂乃果が本格的にヒロインとしてのポジションを築き、良彦と一緒に問題に取り組んでいくところが見ものでした。神様の話では、一柱目の神の話は面白かったのですが、描写があまり頭に浮かばないなと思ったところがありました。それと全体的にどんでん返しのような展開が多くて、もっと素直な御用もあってもいいんじゃないかなと思ったりもしました。

  • 3巻目。1、2巻も良かったけど、今までで一番良かった!黄金と良彦の掛け合いも好きです。いいコンビ!

  • 御用をしても経費は自分持ち。アルバイトの良彦には割の合わない御用人。なのに、やめようとはしない。だんだん御用を果たすことに懸命になっていく良彦なのでした。
    それを見ている黄金(方位神の狐)も、良彦を見る目がかわってきます。
    親友・孝太郎(神職)より穂乃香ちゃん(神社の娘)の登場が増えてきて、これからも一緒に活躍しそうな2人。
    こんな神様が、日本にいるの??というトリビアさもあいまって、ますます面白くなってきました!次巻も楽しみです。

全152件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

第17回電撃小説大賞で<メディアワークス文庫賞>を受賞。「空をサカナが泳ぐ頃」でデビュー。

「2023年 『神様の御用人 継いでゆく者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

浅葉なつの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×