はたらく魔王さま! (1) (電撃文庫 わ 6-1)
- アスキー・メディアワークス (2011年2月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048702706
感想・レビュー・書評
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魔王が勇者にやられて、人間界に逃げついたら生活苦になってお金を作らなければいけない!ということでマックならぬマグドでバイトをする魔王様。
魔王がバイトをするっていうのが新しいね。魔力がなくなりかけてて、人間の体になってしまったからか、残虐な性格をいう設定だったようですが優しいお兄さんという感じに。
別に鬼畜なお兄さんでもなんでも良かったのだけれど、ヘタレ感は強いですね。見せ場もあるんですけれど、まぁ普通。
春にアニメ化するようですね。積んでいたのでいい機会と思い読みましたが。暇な時に読むのが調度よいものでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
可もなく不可もなく。
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魔王というには少し残忍さに欠ける気がするが、常識はずれな存在が世界を楽しんでいるのはなんだかみていて面白いと感じられる。
あっさりさっぱりと読めるすっきりする話。深く考えずに味わえるよさがあるよいに思える -
ファーストフード店で働く魔王。
ヘタレかと思いきや、意外にちゃんと(?)魔王でした。
もうちょっと鬼畜でもいいけど、これはこれで面白かったです。 -
異世界から来た魔王が笹塚に住んでいて幡ヶ谷駅前のファストフード店でバイトしているとか!
この世界を征服するつもりかと思えば、店長を越えるのが目標とか!
爆笑という訳ではないのだが、時々思わず吹き出してしまうおもしろさ。
悪の権化のはずなのに、いろいろ残念な人に成り下がっている魔王。
しかし、ここぞという時には男前な行動をとる、一粒で二度おいしい感じのヒーロー誕生か? -
はっきり言ってそんなに期待してなかったんだけど、予想以上に面白かった。特に設定がさほど破綻なく描かれていたので白けることなく読めたのは大きいかも。異世界に放り出された魔王たちが順応していくシュールさが笑えた。
ただ、扉絵や挿絵が描写通り描かれていなかったのが少し残念 -
“「俺達……」
「……撃たれてる?」
答えは、二人の足元の破砕音で返された。
「おいおいやべぇぞおい!」
「に、逃げましょう!」
二人は手近な小路に逃げ込む。火花と炸裂音がそれを追う。
闇の笹塚で、発砲音のしない狙撃が牙を剝いて魔王と勇者に襲いかかった。
「何よ!一体何がきゃあっ!」
「きゃあじゃねぇよ!勇者が車止めにつまづくな!」”[P.84]
展開もやり取りも面白い。あとあとがきも上手かった。
大家さん何者ぞ。
魔王がエミリアの母のライラを知ってるっぽい台詞が気になる。
魔王格好良いよ真奥。
“「はぁ?いきなり何言い出すんだよ?」
恵美が何を言いたいのか分からず真奥は本気で驚いている。恵美の叫び声は止まらない。
「何よ!貧乏して、自炊して、職場で重宝されて、女子高生に好かれてる魔王なんて聞いたことないわよ!」
「うぐっ」
真奥は図星を突かれうろたえるが、すぐに立ち直って反撃する。
「俺だって階段踏み外して泣いて悪魔に治療されてる勇者なんか見たことねぇよ!」
「私だって見たことないわよ!勇者のために部下を薬局に行かせる魔王なんか!それで素直に買いに行く魔王大元帥とか!」
「うぐっ……」
恵美は荒れ狂う感情をどう処理してよいか分からず、幼子のように喚き散らす。
「なんで私に優しくするのよ!」
恵美の叫びが真奥に刺さった。”[P.201] -
結構去年話題だったシリーズですね。
自分も絵が可愛いので気になってたんですが、
少年ジャンプの漫画を思い出すような
すがすがしい1冊でした(笑)。
うん、いい意味で子供も読める本ですよ!
逆に言えば美少女が2人もいる割りにお色気は
あまりないかもですが、Wヒロインはとても可愛い!
あと、主人公・真奥がとっても魅力的なので、
Wヒロインにもとても感情移入できます。
うん、物凄くツボでしたが
(そもそも、異世界人が現実世界へって設定が超ツボ)
続刊も同じ感動かはなんともなので、
見つけれたら続巻も読もうかな、です。 -
ここ数年流行している「魔王・勇者モノ」だけど、まさか異世界から現代の日本にたどり着き、さらにそこでバイトを始めるという展開・発想がまず「面白い」と感じた。
なんだかんだ言いながらストーリー展開は巧みで面白いし、文章も非常に読みやすい。
反面「魔王なのに善人見たく感じられるのはどうして?」というようなツッコミが浮かぶものの、些末事。
バイトの様子なども結構細かく書かれているし、気楽に読んで楽しめる素晴らしい作品だと思います。オススメ! -
面白かった♪異世界から来た魔王と勇者のキャラもしっかりしてたし、戦闘シーンも迫力があったし、何よりとても読みやすかった。