ユージニア

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (452ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048735735

感想・レビュー・書評

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  • わざわざ言葉で落ちを語らなくともわかるでしょこれで。とミステリー作家が作品を重ねるときっと一度は作りたい様式なんだと思う。真相を曖昧にしつつ、真相を十分に表現している。凝った作りの装丁も含めて佳作です。

  • 恩田陸らしい
    Q&Aを思い出した
    急いで読んだから理解しきれてないところもある
    このひとの小説はどんなジャンルであれ幻想的
    べとべとした暑さが伝わってくる
    いろいろな人のちょっとした感性を描くのがうますぎる
    なんで一人でこんなに思いつけるのかな

  • 背筋がぞっとするようなミステリー小説。

    過去に起こった一家毒殺事件をめぐって、
    その現場にいた少女が、大学時代に調査をし、
    その少女の兄が事件の謎を遺書に残し、自殺したことから
    彼女が今度は訪ねてくる。

    一家でただ一人生き残った少女。
    幼い時に失明し、独自の世界観をもっていた彼女。
    彼女が真犯人であることを匂わせながら、
    ではなぜ彼女が?どうやって?・・・
    と話は展開していく。

    実行犯となってしまった青年の心の闇。

    事件にそれぞれ関わった人たち。

    暗い淀んだ水の中を進むような感じがした。
    構成としては、面白いストーリーではあったけれど、
    こういうのは苦手。

  • 装丁に魅かれた本

  • h19.7/3

  • ふわふわ。

  • 犯人よりも事件よりも何よりも物語の後半に突如として挟み込まれる雑賀順二の手紙が怖かった。順二の告白が怖かった。

    真実はひとつではない、角度を変えて反射する。

  • 不気味でリアルで暑さが伝わってくるような、じわじわした、小説。
    すごいです。余韻を残して終わります。事件は完結したのか。

  • 最後の最後がよくわからず 本描いた人の弟の女友達は何で出てきちゃった?

    • しおんさん
      ユージニアの語源に脱力。
      ユージニアの語源に脱力。
      2011/05/12
  • 謎解きを楽しむというよりは、雰囲気を楽しむストーリー。だからか読後にモヤモヤが残る。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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