ぼくの手はきみのために

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048737517

感想・レビュー・書評

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  • いたわりあい、喜びも苦しみも分かち合って生きている無器用な二つの心。表題作ほか全3篇を通して、切なく、温かい魂の結び付きが描かれる。優しさと強さに心が満たされていく、“深愛”の物語。

  • ワンパターンな感動ものだけれどそれにグッとくるものもある

  • 不思議な雰囲気の物語…今までとは違う市川フィールド。

    「女の大丈夫は、決して大丈夫じゃないんだよ。その言葉が本当だったら、人間の数はいまの半分にも足りてないよ。」

  • 市川さんの得意のぼくときみの対関係。短編が4つほど入っている。

  • 3作品が収められた短篇集です。

    各話に関連はないのですが、作品のテーマが近いためか、全体としての統一感があります。

    話は、劇的な盛り上がりがあるわけではなく、淡々と進んでいきます。
    主人公や登場人物が、他人を思いやる深い愛情を持っていて、とても優しい。
    読んだ後に、穏やかな気持ちになる作品ではありますが、少し物足りない気がしました。

  • ≪ぼくの手はきみのために≫
    切なかったけど、微妙。
    ≪透明な軌道≫
    とても綺麗な話だった。短編だからこそいいのかな、という内容。
    ≪黄金の谷≫
    ラストのところは少し「黄泉がえり」を思わせるような感じだった。現在と過去の区切りが無く読みにくかった。

    (2007/8/28・読)

  • さよなら世界、ぼくと彼女にとっての、やさしい場所であってくれてありがとう。愛したたくさんの人たちよ、どうかせめて幸せでいてください。

  • 優しくて哀しくて温かい小説集。市川小説に必ず出てくる、生きることに不器用な、世間にうまくなじめない人間がたくさん出てくる。病気や少しのファンタジーもお約束で。3つとも少しの涙の後にほんのり温かくなるけれど2つめが一番好きだったかな。

  • 悪くはないんだけどなんだかなぁ・・・

    市川さんの作品は短編より長編の方が好き。

    どうしても涙なくしては読めない作品を求めてしまうなぁ。

  • 泣ける〜!!って感じではありませんでしたが、ほっこりする感じで好きでした。大切な人と優しい関係を築きたいですね。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。獨協大学卒業。'97年からインターネット上で小説を発表。2002年1月、「Separation」で出版デビュー、いきなり同作がTVドラマ化される。次作「いま、会いにゆきます」は映画化され、100万部を超えるベストセラーに。他の著書に「恋愛寫眞――もうひとつの物語」「そのときは彼によろしく」「弘海――息子が海に還る朝」「世界中が雨だったら」がある。

「2009年 『きみはぼくの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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