ホテルジューシー

著者 : 坂木司

• 角川書店 (2007年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[aida0723さんの感想 · 2015年7月2日]

装幀が気になって手にしたら、中身もポップだった。夏が好きなオイラにはたまらない。個性的な柿生さんの更に上をいく個性的なオーナー代理の安城さんの絡みが何ともいい感じ。やけにまっすぐな柿生さんに対してダラシないほど肩の力が抜けた安城さん。いろんなことがどうでも良くなりそうな暑い夏の日差しの中で繰り広げられているせいで、湿っぽくならない。物語の中に吹く気持ちの良い風がオイラにも伝わってくる。久しぶりに若い時っていうのは良いなと思った。失敗が失敗じゃないというか、新しい発見をしているように見える。柿生さんと同じ夏休みを過ごした気分だ。

[tammy1115さんの感想 · 2015年6月27日]

なんか、前に読んだような気がするけど、ストーリーは全く覚えてないから初めてか？
主人公が真面目すぎてたまにイラッときますが、成長しているのがわかります。

[サーモンいくらさんの感想 · 2015年4月4日]

沖縄って行った事はないんですけど、こんな感じなんですかね^^おばぁ達もオーナー代理もなんくるないさ～って感じでほんわかしました。
観光地のホテルの話なので、様々な人達が来ます。
真面目な主人公、浩美はとまどいますが、最後は帰りたくないと思うほどホテルが大好きになります。
私もこんなホテルがあるなら働きたい。比嘉さんの料理も食べてみたい^^ほっこりするお話でした

[りぶれさんの感想 · 2015年2月23日]

なーんか、遠くに行きたくなりますね、ここじゃないどこか。ヒロちゃんの正義感とかお節介が時折はうっとおしいけど、頑張り屋さんだし応援したくなっちゃいます。家の事に振り回される日々からお客さんに振り回される日々へ。自分の事は後回しで、ついつい世話を焼いちゃう…そんなヒロちゃんとオーナーがベストマッチ。こういうのどかな風にあたりに行きたいな、一ヶ月くらい。オバアや比嘉さん、指ハブにスパム。美味しそうなお料理もとっても魅力的でした。

[mach-readさんの感想 · 2015年2月17日]

沖縄のゆったりした時間。美味しそうな食事。優しい人々とのかかわり。全てが癒しの小説。
シンデレラ・ティースと合わせて読むとより面白い。

[しゃみぃさんの感想 · 2015年2月13日]

前作「シンデレラ・ティース」の続編です。
シンデレラ・ティースではおっとりした咲ちゃんが主人公でしたが、こちらは彼女のお友達、しっかり者のヒロちゃんを中心に物語が進みます。

暑い暑い真夏の沖縄の、アメリカナイズされた街にある、とあるボロホテル(元マンション)。
だらしない人、底抜けに明るい人、どこか影を秘めた人、様々な変人とヒロちゃんは長い長い夏休みを過ごします。

[crocoさんの感想 · 2015年2月6日]

感想はブログにて。
http://croco.blog14.fc2.com/blog-entry-32.html

[keisurfingさんの感想 · 2015年1月20日]

うちなーに行きたくなるさ〜〜

[haruruさんの感想 · 2015年1月14日]

「シンデレラ・ティース」の甘い感じに浸っていたので
最初はすっと入り込めなかった。

が、しかし、私はこっちのほうがしっくりくるかも。
だって、ヒロちゃんは私と似ているんだもん。
人に何かされるより、自分がしてあげるほうに喜びを感じるという。。。
貧乏性なんですよね。

私がいなくちゃ困るんじゃないかって頑張っちゃって
そこに、ポロッと答えを出してくれて
すーっと心に入ってきました。

いいな～～沖縄に行きたい！

[cherry00さんの感想 · 2015年1月14日]

図書館で借りて読んだ。
不思議な物語。さかきさんってこういう文章を書く人なんだ、と思った。思い返すと和菓子は普通におもしろかった。

著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」