俺の妹がこんなに可愛いわけがない(12) (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1025
感想 : 98
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048916073

感想・レビュー・書評

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  • アニメ最終回が劇場版だとしても全然怒らないんで、やってくれませんか。

    恋愛とかコメディじゃなくて、香港ワイヤーアクション映画のような息詰まる決闘が連続する展開。
    最後の「約束」がありながらも美少女ヒロインを振りまくる高坂京介、永遠の物語ではなく一瞬の大花火のような煌めき。あとに何も残さないように思えたけど兄妹関係と読者に残る僅かな余韻。

    本当に潔い奴らですよ。高坂兄妹とこのコンテンツは。

  • 遂におれいもシリーズ完結編!!

    うん、やっぱりこうなるよねっていう終わり方で、着地点は全く悪くないと思いました。
    ただ、黒猫推しとしては黒猫の出番をもっと><という思いが…ついでに、あやせなり他のキャラも単発ではなく絡ませてきて欲しかったけど、話の流れとかを考えると難しいんだろうなーと。

    二人は幸せになれるのかどうなのか、根本は全く解決していない分、これからの二人を想像する楽しみがある終わり方でした。
    ずっと(?)読んできた作品が終わると、本当せつないというかむなしい気分になるけど、たまに読み返してみたい作品になりました。

    挿絵と台詞の絡みがある部分がよくて、三章の終わりはしばらく硬直してました(笑)
    黒猫本当好きだった!!!!!!!妹ものとしてはとてもいい作品に仕上がってます!

  • 出てくる女の子みんなが魅力的で。
    「みんな可愛いなぁ~~誰と最後くっつくんやろ」って思いながらも、ずっと黒猫に肩入れしながら、黒猫の視点で読んでた気がします。
    つまり、桐乃も京介も大好き。
    だから大変満足のいく終わり方でした!
    これからきっと普通よりちょっと仲のいい兄妹になって、みんなと仲良く過ごせるのかなって思うと幸せな気持ちになりました。

  • そこまで愛せたら素敵にすごくないか?なんもキモくなんかぜんぜんないー。

    楽しく読破。
    2回も読んじゃったわ←キモッ

    ちゃんとクスッと笑わせてくれる頼もしい作品大好き。
    次回作が楽しみ。

  • ☆1か☆5かで評価がわかれる内容だと思ったし、それで悩んだ。

    けど、ここでいう☆1は糞つまらないだけの本や漫画を読んだものとは違う☆1だと思い☆5にした。凡作ではなく、傑作か駄作のどちらか。針はどちらに振られているかはわからないけど、どちらにせよその針は振り切れているんだろうなと感じた。

    当たり前だけどこのラストにすることの反発や問題は作者側も認識しているわけで。それも含めて今度考察をしてみようと思う。

    しかしいずれにせよ1年弱前からラノベを読みはじめて(たぶん)10月だか11月にこの作品に触れ、当時既刊分の11巻を一気読みした経験というものが少なからず自分に影響を与えているのだと思うと感慨深い。

    面白かった。

    追記。(考察をする上で踏まえておきたいこと)

    作品を通してのテーマは「本質を知ること」だと思う(言葉はこれじゃない感があるけど)。一巻の「オタク趣味は本当によくないものか?」というところから入り、二巻(三巻だっけ?)では「ケータイ小説とは本当に軽薄なものか?」と続く。途中ハーレム展開に入るものの十巻後半ではあやせを媒介にしての「人の見た目と中身は違う」というやはり「本質」というところに回帰してきたのではと考える。
    このことを念頭において最終巻ラストを読むと一見「妹ゲー」の流れを踏襲し礼賛しているようだが、読み進めていくと「そうではない」といっていることがわかる。一部の邪気眼電波女や二次元ロリコンイケメンデザイナーには受け入れられてしまうが、他の後輩や幼馴染には辛く冷たく当たられてしまう。最後の最後で「妹ゲー」の本質をついた……というところまで書いて「あれ? これハッピーエンドじゃないの?」ってなったから一旦止めます。(逃)

  • 最終巻。
    ネタバレ無く感想書くのは不可能ですね。

    いやいや、これは酷い最終巻…と思ってはいたんですが。
    最後にちょっと持ち直しました。
    あのまま終わってたら☆1でしたけどねw

    正直、伏見つかさらしくない気持ち悪さだと思いましたね。
    もっと無難に書いても充分面白い作家さんだと思うんですがねえ…

    実際、合間合間の会話の掛け合いなんかは、
    普通に面白かったんですがねえ…
    シリアスパートは軒並み読み飛ばしたくなるレベルでしたね。

    最後の最後で辻褄は合わせましたが、
    ちょっと遅すぎる。
    気持ち悪さを感じてしまったものは修正不可能。
    残念です。

    まあ、キャラや設定的に飽きてきてたシリーズではありましたし。
    新作が読めるってことをポジティヴに喜びましょうか。

  • 黒猫の事件が無かったら。と言われているけど、この終わり方で個人的には納得。
    一般小説だし。

    Q-Xのこころナビ 位まで行ってくれればなぁとは思ったけれども。

  • 結末に賛否両論っては確かにそうかもねー
    でも落としどころとして、この作品の流れからならありなんじゃねー、というのが感想ですw

    黒猫とあやせたんどっちかなんて選べないですよ、偉い人にはそれがわからんのです!www

  • 2013 6/9読了。Amazonで購入。
    ついに、ついにの最終巻。
    以下、壮絶にネタバレ。







    正直、きっと黒猫のデスティニー・レコードのとおり、京介と桐乃は仲のいい兄妹になって、黒猫のところに京介は帰ってくるんだと思ってました。
    あやせと決着をつけるところまで行ってもまだそうなるんだと思ってました。

    これはあかんやつや、と気づいてからの動悸がひどい。
    黒猫の気持ちはもちろんだけど、確かに好きだった人、一度は将来を約束した相手を、ほかに好きな奴がいるんだと、振るときの京介の気分は・・・この感じは創作で見ても本当に心臓に悪い。

    そんでショックを受けてからのまさかの展開⇒さらに大フラグ折り祭りを続けてからの、結末ですよ。
    「ならあんなバッキバキせんでも・・・」とか少し思ってしまうけど、そういうことじゃないんだよな、と。
    そんな風に考えない、保険をかけちゃいけないんだろうと。
    保険をかけなかったからこその一瞬なんだろうな・・・とか思い、うん、いや、これはいい結末だったんだろうと思ったり。

    これで本当にずっと続けてしまえばそれはそれで Room No.1301以来の稀代の作品になる気もするけれど、物語としての完成度はここで終わりって方がいいのかも知らん。
    もやっとするものとか納得しきれないしこりみたいなものを残せるライトノベルは、それはそれでとてもいいものだ。



    ===追記===

    書き終わってから他の人のレビュー見たらけっこう批判されてる事実を知るなど。
    自分も仲のいい兄妹になって黒猫エンドを予想してたけど、実際にそうなった場合と今回の結末なら、今回の方が良かったと思う。
    ハードランディングさせた上になにもなくなったけどそれでいいと思ってて、でも完全にすっきりしたわけでもなさそうな感じとか、最高じゃないか。

  • 他の妹(義妹込み)恋愛ものでは、こういう形もありじゃね?と思ってたけど、この作品についてだけは「ねぇよ」「気持ち悪いなぁ」と感じた。
    文章のうまさとキャラクターが魅力的だったから楽しく読めた。
    物語の世界に没入して読むタイプの読者なのだが、今回は比較的客観的に読んでた。それがいまいちシックリこない原因なんだと思う。
    10年後の物語がアニメの特典に付くらしいが、正直買う気が起きないのでここで終わりで良いでしょう。

    次回作に期待。アニメにも期待(買わないけど)

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著者プロフィール

電撃文庫『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『エロマンガ先生』著者。

「2022年 『エロマンガ先生(13) エロマンガフェスティバル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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