ムーミン谷の冬 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061380967

感想・レビュー・書評

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  • 読了日: 2013. 11. 24 18:16PM

    TOEIC試験を間近に控えながら(12/8が試験日)も、読んでしまった。

    作品をつらぬくそっけない感じに、何故こんなに惹かれるのかわからないけれど、いとおしい作品。

  • クリスマスプレゼントに。

    冬の怖さ、冷たさ、孤独さ。
    けど、冬に生きるものだち。
    冬の魅力をたっぷり伝えてくれる。

  • 以下引用。

    「この世界には、夏や秋や春にはくらす場所をもたないものが、いろいろといるのよ。みんな、とっても内気で、すこしかわりものなの。ある種の夜のけものとか、ほかの人たちとはうまくつきあっていけない人とか、だれもそんなものがいるなんて、思いもしない生きものとかね。その人たちは、一年じゅう、どこかにこっそりとかくれているの。そうして、あたりがひっそりとして、なにもかもが雪にうずまり、夜が長くなって、たいていのものが冬のねむりにおちたときになると、やっとでてくるのよ」(p.54)

  • いつものムーミン谷でなく、はじめから少し悲しい環境のお話。夜に悪い事をしていた記憶が何故だかよみがえる。

  • フィンランドの冬の様子が繊細に描かれているような内容。

  • 何度読んでも和む。主として寝床で読んでいる。

  • 自分は結構暗いときもあるので、そんな時これ読むと気持ちが楽になる。
    おしゃまさんの考え方とか好き。
    春の明るい生き方とは反対の生き方がすき。

  • 楽しい、あたたかいイメージのあるムーミン世界で
    冷たく、孤独なシーンから始まる、ちょっと大人な作品。
    おしゃまさんの、一種貫いた生き方に共感を覚えます。

    子供の頃は理解できなかったシーンが
    大人になるとわかって、自分の成長も、感じました。

  • 実は途中放棄。ほぼ哲学書。そういう気分の時読むなら、軽くていいかも。忙しいときには読めない。

  • 冬になると、いつもムーミンを読み返したくなります。
    この話のヘムレンさんが愛しい・・

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著者プロフィール

1914年、ヘルシンキ生まれ。画家・作家。父が彫刻家、母が画家という芸術家一家に育つ。1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。66年、国際アンデルセン賞作家賞、84年にフィンランド国民文学賞を受賞。主な作品に、「ムーミン童話」シリーズ(全9巻)、『彫刻家の娘』『少女ソフィアの夏』(以上講談社)など。

「2023年 『MOOMIN ポストカードブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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