ムーミン谷の冬 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061380967

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらず挿絵が素敵。冬のムーミンはあまりイメージがないので、新鮮。2012/01/02

  • ムーミンの世界は幼い頃から、すぐに迷い込める非日常だった。出てくる登場人物たちの生き方が羨ましい。特にスナフキンの紡ぐ言葉には彼の人生そのものが見えるので、惚れ惚れとする。いつ読んでもわくわくする。そんなムーミンが大好き。

  • シリーズ中一番好きな作品です(ムーミンパパが登場しないのは、やや残念ですが…)。

  • ムーミン谷シリーズの中でいちばん好き

  • 再読

  • 内気なもの、自分勝手なもの、様々な生き物が織りなすムーミンの世界。てんでバラバラに、まとまってなんかいないようだが、うまく落ち着くべきところに落ち着いている。スナフキンが出てこないかわりに、トゥーティッキが彼のようなポジションにいる。

     トーベ=ヤンソンの視点の鋭さは素晴らしい。この本が1982年発行?

    「ものごとってものは、みんな、とてもあいまいなのよ」

    「この世界には、夏や秋や春にはくらす場所をもたないものが、いろいろといるのよ」

    「うみが、ときどき水がへって、すこししずむのはとても良いことだわ」

    「ものごとというものは、なんでも、楽しいほうに考えるのよ」

  • 表紙がかわいくて図書館で読んだ。メソメソがいい。

  • 太陽が昇らないフィンランドの冬を、冬眠から目覚めてしまったムーミンが初体験する。
    おしゃまさんとか陽気なヘムレンさんとか。

  • ムーミンの童話シリーズ第6弾。

    ムーミン谷に冬がやってきた。ムーミン族は冬眠をするのが先祖代々のならわしで、ムーミンパパやママ、ムーミンはしずかにねむっていた。
    そんなある日、ムーミンは目を覚まし、それきり眠くなくなってしまう。そとは見たこともない雪景色だった。

    冬の季節のおそろしさやうつくしさ、春への自然の移り変わりがとっても繊細にかかれている。
    普段あまり気にかけないことに目を向けてみようと思える。

  • 家族皆が冬眠中に一人だけひょっこり目覚めてしまったムーミントロール。
    冬の世界でしか見ることができない、もう一つのムーミン谷の物語。


    静かな世界の中に気付けば引き込まれ、心がぽぅと温かくなる一冊。

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著者プロフィール

1914年、ヘルシンキ生まれ。画家・作家。父が彫刻家、母が画家という芸術家一家に育つ。1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。66年、国際アンデルセン賞作家賞、84年にフィンランド国民文学賞を受賞。主な作品に、「ムーミン童話」シリーズ(全9巻)、『彫刻家の娘』『少女ソフィアの夏』(以上講談社)など。

「2023年 『MOOMIN ポストカードブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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