- Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061389199
作品紹介・あらすじ
新伝綺ムーブメントを打ち立てた歴史的傑作、『空の境界』の唯一にして正統なる継承作品として発表された伝説の同人作品を、満を持して星海社文庫化。未来視の少女・瀬尾静音と出会った黒桐幹也と、同じく未来視の連続爆弾魔・倉密メルカと出会った両儀式。ふたつの"未来"が重なり合う結末の行方は-!?これぞ未来と過去を繋ぐ空白にして未来への福音。
感想・レビュー・書評
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式にまた会えてうれしかった。
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とてもおもしろい。でももっと読みたい。
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帯文の通り、まさに原点回帰といった感じ。空の境界の正統な外伝小説です。ただし同人版とは異なり、武内さんのマンガや劇場版のカラーのキービジュアルが入っていないため、特に武内絵が好きな人は頑張って同人版を探す必要あり。『未来福音』自体は、多少改稿されつつも全て収まっているので同人版を持っていない人にはおすすめです。
中身について言えば、何と言っても冒頭の掴みが本当に上手い。また未来"予測"と"測定"という異能への解説、『月姫』世界と密接に関わりある"瀬尾"の登場(まあ未来福音自体、月姫プラスディスクの"幻視同盟"みたいなものですがw)、DDD世界からコンバート(?)された倉密メルカ、そして突如として現れた幼女界の新星"両儀未那"……奈須さんの世界観や文章が好きな人には大満足の一冊だと思います! これでまかり間違って未来福音が映像化されたりDDD三巻が出てくれたら最高なのですが、そんな未来は一向に視えませぬ……助けて瀬尾えもん!
月厨としては同人版を強くおすすめしますが、現在やや入手困難らしいので、未来福音にだけ興味があるという人にはこちらの文庫版で十分すぎるかと。言うまでもなく内容に関しては素晴らしく、空の境界のファンになった人には未来福音まで是非読んで欲しいです。"織"が守りたかった夢の続きを、彼の代わりに見ることができるので。 -
最後の、織の話が好き。
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未来福音というだけあって、特に薔薇色の未来でもないが何かせつないふわふわとした幸福感に包まれて終わった。今まで読んできて殺伐目だっのが、乙女チックだったり、ふわふわやさしかったり、まあとりとめなく続いたのだがそれが悪くない。
幸福な未来或いは現在の夢を見て眠る様な不思議な予感で終わった。 -
3.8
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未来視ができたとして、こんな風にお喋りできるんだろうか……。不思議な小説。
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空の境界のある種の外伝、未来視の静音とメルカの話。静音については本編に名前だけ出てきており、こんなやついたか?と混乱させられた。本編よりは内容は薄いが、なかなか楽しめた。