現代建築に関する16章 〈空間、時間、そして世界〉 (講談社現代新書)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061498679

感想・レビュー・書評

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  • 椿昇展から興味を持ち。建築について少しずつ理解を深めていきます。090418

  • 現代建築史。

  • 建築を語る。その行為ってすごい。なぜならば何千年の歴史を経て、現在があり、その歴史上の背景を抑えてから、現代を見て話をしないといけないから。ま、つかどんな学問でもそういうもんなんだと思うんだけど。現在を印象だけで、流行だけをさらって話すことは可能だけどさ。

    現代人は現在の情報量に翻弄されて、一つを突き詰める情報整理に慣れてない。さらに加えて情報発信元への不信感も伴って、その情報を完全体として捉えていない。かつての伝承への信頼度とは比べ物にならないだろう。
    そんな中で、五十嵐さんへの賛否両論あるけれど、ここでこのタイミングで読めたのは良かったなぁ。ようやっと少し歴史の中での「今」が、自分が色んな情報にまみれる中で芯が出来てきたもんだから。何が正しくて、的を得てるかが、何がすごいのかがわかる気がする。

  • 1章ごとが短い。
    とはいえ、写真(モノクロだけど)を使っていたり、
    短いがゆえのとっつきやすさから、
    なんとなく興味があるんだよねって人は読むといいです。

  • 11月30日購入。

  • マニエリスムやメタボリズム、ヴェンチューリ等の話に触れながら建築について読み解いている。この著書は専門用語が至るところに出てくるから、言葉の意味を知らないと読むのに苦労する。レム・コールハースと伊東豊雄の比較は面白かったと思う。

  • 現代の建築に関するキーワードが多数紹介されている。全体を見渡せます。

  • まず16章の区分けがいかに建築が多様性を持っており、様々な事象とパイプでつながっているかを物語っている。また多くの建築家の紹介を交えながら、分かりやすい文体が非常に心地よい。

  • 本書は、現代建築を考える上で重要なキーワードを16章のチャプターに分類して記述されている。建築と性、建築と資本主義、建築と情報化社会、建築と思想、建築と文学・映像、など、本書は僕にとって、様々なテーマが喚起される契機となった。
    また、時間軸で建築を考えることの契機ともなった。

  • 身体、レム、スーパーフラットなど、現代建築に関するトピックがまとめてあり、建築を考える上でのヒントが得られる。

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著者プロフィール

1967年パリ生まれ。東北大学大学院工学研究科教授。博士(工学)。建築史・建築批評。1992年東京大学大学院修了。ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展2008日本館コミッショナー、あいちトリエンナーレ2013芸術監督。
主な著作に『過防備都市』(中公新書ラクレ、2004年)、『建築の東京』(みすず書房、2020年)、『様式とかたちから建築を考える』(菅野裕子との共著、平凡社、2022年)がある。

「2022年 『増補版 戦争と建築』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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