- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061822061
感想・レビュー・書評
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<内容>
傑作。
破壊せよ!生成せよ!舞城王太郎!
体内の札束……ミステリ史上最悪の見立て殺人……
いまもっとも危険な“小説”がここにある!
あの連続主婦殴打生き埋め事件と三角蔵密室はささやかな序章に過ぎなかった!
「おめえら全員これからどんどん酷い目に遭うんやぞ!」
模倣犯(コピーキャット)/運命の少女(ファム・ファタル)/そして待ち受ける圧倒的救済(カタルシス)……。奈津川家きっての価値なし男(WASTE)にして三文ミステリ作家、奈津川三郎がまっしぐらにダイブする新たな地獄。
――いまもっとも危険な“小説”がここにある!
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僕は好きだった。けど、嫌いな人が大半だとは思う。論理の一貫性や筋道の重要さを尊ぶ方にしたら、怒りすら覚えるかもしれない。ただ『ある一定の真実というのは、虚構の中でしか語ることができない』という二郎の言葉は確かだと思った。
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面白いけど、意味が解らない。もう、続きは出ないんでしょうか。これで舞城の中では終わってるんでしょうか。
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私の舞城さんデビュー作。なんだこれ〜・・・って思いながらも、過激になっていく残酷さに結局完読。ぶっ飛んだ最後に「えっ」と感じるけど、これはこれでいいのかもね。これは続編らしいので一作目の『煙か土か食い物』を先に読みたかったんですけどね。個人的に二郎兄さんが気になります。
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2007.1.28読了。奈津川ファミリー第2弾。事件後を3男三郎の視点から。家族がぐちゃぐちゃになる過程で、母の役割ってぞっとする。母が自覚無しに子どもを突き落としてるのが恐くて恐くて。ミステリーとしては簡潔してないことがたくさんあるが、そんな事は放っといても、いい小説はいい小説なのだ。
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ミステリかと思っていたらとんでもない所へ連れて行かれた…
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奈津川サーガ第2巻。今度は三郎が主人公。作家止めてたのか。最後がなぁ…結局どうなの!?イラストわざわざ描かなくて良かったのに…四郎、三郎ときてるから続けるなら次は二郎で。その二郎も生きてるのか死んでるのかさっぱりわからなかったんだけど。(06.08.19)
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奈津川血縁物語第二弾。今回は奈津川家随一の「Waste」三郎が語り手ではあるが、もうどこからどこまでが物語でどこからどこまでが物語中の物語なのか判別不可。ラストの唖然さも見方によっては物凄い推測も出来るずるい小説です。三郎は三郎で前作の四郎のようにスーパーマンでもなんでもない駄目な子が過ぎていっそ可愛ささえある三十路前。うーん評価もしずら。ただもう続きが気になる!どうせなら四兄弟全部で完結してほしい。
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奈津川サーガ2
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【奈津川シリーズ第二弾】 主人公は三郎。前作よりさらに残酷。もってけドロボーなんて表しちゃうところたまりません。