- Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061823068
感想・レビュー・書評
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残念ながら元となっている「清涼院流水」を知らない。
知識あればもっと楽しめたのかな。
名探偵が犯人の考えを疑ってはいけないように、読者も作者の意図を考え出すと無限のループに巻き込まれる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何なんだ、この本は!
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これはすごい。うなぎのぼりに評価が上がって行く作品だと思う、あまりに破天荒な物はその時代では評価されないものなので、10年後20年後がたのしみであります。
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読み応えがあった。まあページ数も多いけど、内容の複雑なようで突発的で暴力的にも思える急展開や、それは全部伏線だったのだ。な、なんだって!?って的な展開には
始終混乱させられ、気づくとそこに神がいたみたいな作品だった。
自分が神によって決断させられているのか、自分が決断してるのかみたいな、解決不能の心理や宗教心からどう脱出するのかと思うと、結構楽天的な結末にはほっとした。
でも、これいろんな仮想展開をその後も続けられたり、ループしたりと、いろいろあるのでおしまいはないね。まるで世界のようだ。 -
よーわからんかった笑
でもところどころびっくりさせられたりはっとさせられたから★三つで。 -
これを読んで確実に頭が悪くなった。の第3号。
究極までに奇怪で狂気で悪魔的で摩訶不思議な作品。JDCトリビュートの一つであり、どのトリビュートもぶっ飛んでいるがこれが一番頭がおかしい。
昔読んだときはあんまりに意味が分んなくて泣きたくなった記憶がある。
つまり、それだけ人を選ぶ。
読み返すとまた違った感想が生まれるかも。 -
自分には向いていないジャンルだと認識した。
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6月16日読了。清涼院流水が創造した名探偵「九十九十九(つくもじゅうく)」が、難事件の数々を解決するミステリ小説、と、言っていいのか・・・?次の話が前の話に対してメタ構造を持つ、という小説は珍しくないがそのメタ構造にトリックを仕掛ける、というこの発想。この小説が大正・昭和に書かれたとしたら「狂っている」で終わってしまう話だろうな〜この小説を普通に「面白い」と思って受け入れる私と、またこの小説をとくに「異常なもの」とせずに受け入れる現代の世の中。とんでもなく狂っているのではなかろうか・・・?ミステリの体裁をとるために残される、「事件」があるから解決をする「名探偵」が存在する、という形式が非常にグロテスクに感じられる。(もちろん、意図的なものだが)舞城氏の小説を読むのは初めてだが、このトんだ感覚はなかなか他では味わえない。他の作品もぜひ、読んでみたい。
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見た人を失神させてしまう美しすぎる少年探偵が彼に屈折した愛情を抱く美形の義理の双子兄妹やその他とエロかったりグロかったりしながらマトリョーシカストーリー。 最初の1ページ目で爆笑したのと双子兄弟に挟まれてゴニャゴニャされてたのにつられてそのまま読んでたら600ページがつるっと終わってた。ああ!
スピード感があるのにあまりに超難解なので体力擦り切れました…再読難しすぎる
多分他作品よりも爆笑ポイント多し。