- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061824317
感想・レビュー・書評
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口紅でθとかかれた自殺とされた遺体。次々と同じような遺体がでる。その真相を追う。G-2。
不確定要素がおおく推理でおわっている。裏づけはエピローグで固めつつある。
伏線がそうとう増えた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズだけあって仄めかした感じで終わっているのね。
物語としては面白かった。
理屈っぽくて疲れる部分もあるけど、その理屈っぽさが実は結構好きで読んでしまう。 -
シリーズ2冊目にして早くも、「いちいち説明しなくていいし、っていうか、むしろ説明して欲しくないし、伏線も回収しなくていいし、真賀田四季の名前が出てきたけど、何なら、事件と全然関係ないっていうオチでもいいよ!」という境地に至る。
[ 事件メモ:遺体にΘの文字 ] -
長編小説。Gシリーズ第2巻。登場人物はほぼ同じ。他のシリーズを読んでいないと登場人物たちのバッグボーンや相関図の知識がないので、たぶんファンならここが面白いんだろうな、と思えるシーンも、ただの意味不明な伏線に過ぎなくなる。でも推理は純粋に楽しめる。連続する飛び降りは自殺か殺人か。すべてに共通するシータの記号が謎を深めるが、後半の解決シーンは人間臭くて納得。個々の裏事情(動機)には言及しないので、事象だけの解決であるが、それはそれで面白い。
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どうやらこのシリーズ、Gシリーズというらしい。ギリシャのG? おそらく他のシリーズと同じように十作で終わるんだろうけれど。
Gシリーズ第二弾。探偵役は海月くん。クラゲ、と読むのだけれど、始めにルビがふってある部分以外、ずっと「ウミヅキくん」と読んでた。まぁ、よくあることよね。
飛び降り自殺した男の額に口紅で「θ」(ギリシャ文字のシータ)が描かれていて、その後も、身体のどこかに(あるいは身に付けていたものに)同じマークが描かれている自殺者が相次ぐ、というもの。
ロジック、ってどこにあったのかしら、とちょっと首を傾げる。トリック(みたいなもの)はあったと思うけれど、結局最後に海月くんが語ったものってほとんど推測の域を出ていないと思う。こう考えれば筋は通る、みたいな。S&Mシリーズの頃のロジックは欠片もない気がする。
θってのが何を意味しているのかやっぱり分からなかったしね。このシリーズ、そういう方向で進むのかしら。ラスト二ページくらいも意味不明。パソコンサイトの存在なんて、すっかり忘れてた。結局はどういうこと? つまり「一番初めに死んだ男」の自殺原因ってのは「そのパソコンサイトにある」ってことか?(空白ネタバレ反転処理)
どうでもいいけれど、θ。「シータ」とカタカナで書いてあるところも結構あって、登場人物がそれを口にするたびに、高柳の頭の中では飛行石持ったおさげの女の子が「パズー!」と叫んで仕方なかったです。
今回の引用はJ.S.ミルの『自由論』。このシリーズ、ラストはプラトンやソクラテスといった古代ギリシャ哲学者からの引用で終わるんじゃないのか?
抜粋。
「いえ、私が話すのをやめても、考えるのをやめても、殺人者には無関係ですから」
まったくもってその通り。ただし、それが殺人事件であるという前提のもとでなら。
05.05.14 -
図書館で借りた本。
シリーズの2作目。
このシリーズは、確定しないままに終わるので、スッキリ感がない感じです。 -
Gシリーズ第2弾。
自殺かと思われた死体に、口紅でθの文字が記されていた。
動機とトリックの結びつき方をひねってある。受け入れられなければ、このシリーズからは置いていかれる。 -
再読。平成17年でした。
萌絵と犀川先生の会話がいい。
会話に入る「えっと」すごくいい味。
うまいなー。 -
ちょっと良く分からなかったけど、なんとなく面白かったと思う…うん。