コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 505
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061831582

感想・レビュー・書評

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  • 最初は難しい話だと思った。
    多分何周かしないと、真意を理解できない
    キク、ハシ。やはり小さい頃の愛情は大切だと思う
    大人が子供をつくる。

  • コインロッカーを胎内としてこの世に生まれ出たキクとハシ。罪の子ふたりの心に渦まく愛と憎悪。廃墟と化した東京の上空に、華やかなステージに、そして南海の暗い海底に強烈な破壊のエネルギーがほとばしる。巨大な鰐を飼う美少女アネモネの願いは?鮮烈なイメージで織りなす近未来小説の大きな序章。

  • ハシもキクも悲しすぎる。和代さんの亡くなり方もきついものがある。

  • 生々しいのにファンタジー
    ファンタジーなのに生々しい

    登場人物それぞれ傷を負った過去が語られ、妙に現実的で、どこか漫画的で、愛すべき人物たちだった


  • 2019.08.18 読了。

    上巻なので未評価とする。
    村上龍さんの作品ってこんな読みやすいんだ!ということに驚いた。
    過去に読んだ作品と比べるとだいぶんエンタメ寄りだからな?

    『五分後の世界』『希望の国のエクソダス』とか、めちゃくちゃ読みにくかって個人的には合わない作家さんなのかと思っていたが、同じ方が書いたとは思えない程読みやすいし、面白い。

    そして上巻の終わるタイミングもすごい良いのね。
    そら続き読むでしょ!ここで止まらないでしょ!って感じ。

  • ミュージカルを見てから原作を読んだのでいろいろと描写がしっかりしていてよく分からなかったところが補完できた気分。
    普段暴力的な表現の少ない本ばかりを読んでいるんだと痛感する。
    ただ、必要な表現だと思い、痛みをガマンしつつ上巻を読み終えました。
    下巻はどう着地するのか。楽しみです。

  • 第3回野間文芸新人賞
    著者:村上龍(1952-、佐世保市、小説家

  • みーさんリコメンド

    下巻でどう着地するんじゃろ

  • これを「コインロッカーで生まれた孤児が世間で足掻きながらも生きていく物語」とか言っちゃうのはどうかと思う/ 村上龍はそんなこと絶対に考えてない/ 時代かもしれないけど泥臭さと、堕落した連中と、不幸な方へ歩いていく登場人物たちが粘ついて気持ち悪い/ 幻惑的な描写も相当邪魔/ 好きな奴はそう言う部分が好きなんだろうけど/ あと、フリを散々やっといてオチがあれじゃ竜頭蛇尾/ だちゅら!

  • 自分が最も欲しいものは何かわかってない奴は、欲しいものを手に入れることが絶対にできない、キクはいつもそう考えている。

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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