検屍官 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061850699

感想・レビュー・書評

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  • かなり前に読んでた作品の再読。
    スカーペッタシリーズはどこまで読んだか忘れたけれど昨年新作が出版されたので全作品読み直しに入ります。。。
    この作品はサザエさん化されていないのでまだまだ子供なルーシーが年齢相応なおこちゃまで作品と共に成長を見守りたい(笑)
    前半はだらだら、後半に入ってからは読むスピードがあがって楽しめたが電話が家電だけだったりと他にも時代遅れの小物の登場でどうしても古めかしさがでてしまうのは仕方ない。。。

  • 人気のシリーズなのは知っていたが、
    今まで手を出さなかった。
    どこかでちょっと立ち読みしたような、
    それはシリーズの途中の作品だったような、
    世の中でこんなにもてはやされているのに、これなのかーと思ったような。
    かなりあいまいだが、その記憶があったからだ。

    今回、他のミステリーの解説で勧められたので、
    手に取ってみた。
    全く内容は覚えていないが、
    少なくともこの第一作ではなかった。
    これなのかーと思った印象は変わらず。
    女性がイライラしているのは好きじゃないんだよね。

    検屍官というハイストレスな仕事の上、
    検屍局長という立場にあればプレッシャーが大きいのもわかるが。

    でも、姪のルーシーの存在が良かった。
    姪を思いやる彼女の姿に救われた、というか。

    長いシリーズだが、とりあえず、もう一冊は読む。

  • 主人公が年齢を重ねたキャリアウーマン、というのが好き。
    料理をつくるシーンも好き。
    登場人物がみんな常に苛立って不機嫌な印象があるのは、あまり好きではない。
    読んでもすぐ内容を忘れてしまうので、何回読み直しても新鮮な気持ちになれる。

  • ミステリーとしては、☆2つ。
    犯人は最後になって突然特定されるのは、ミステリーとしてはどうなのかと。
    しかも、科学調査をしているのにもかかわらず、犯人特定の鍵は「におい」とは。なんとも納得いかない。

    ただ、登場人物は個性的かつ魅力的で、人間ドラマとしては面白い。☆4つ。
    総合的に見れば☆3つかな。

    内容(「BOOK」データベースより)
    襲われた女性たちは皆、残虐な姿で辱められ、締め殺されていた。バージニアの州都リッチモンドに荒れ狂った連続殺人に、全市が震え上がっていた。犯人検挙どころか、警察は振回されっ放しなのだ。最新の技術を駆使して捜査に加わっている美人検屍官ケイにも魔の手が―。MWA処女作大賞受賞の傑作長編。

  • これも、ずいぶん前に買っていたんだけれど、やっとの読書です。
    なんだか、もっとこう、科学的なというか、死体がばっちりというか、そんな海外ドラマ的方向を期待していたんですが、人物重視というか、ま、よく考えるとこっちかって方向でしたね。
    それはそれで面白かったんだけれど、オチの方向が、どこかで読んだような感じがするというか、また途中でわかっちゃった感じで、微妙に不満かも。

  • 故・児玉清氏絶賛のパトリシア・コーンウェルをようやく読み出す。たしかに面白いが、ちょっと間が飛んでしまうところが気になる。
    そんなところがあっても、面白いものはたしかに面白い。

  • 有名なシリーズの第一作目。
    まぁ面白かった。が、正直、期待していたほどではなかった。
    上手く言い表せないが、あまり重厚感がなく、読後の印象が薄い。
    シリーズもずっと続いているようだし、後の作品はもっと安定しているのだろうか。

    作者の実体験に基づくのかもしれないが、どうも「男社会の中で適切な評価を受けられない能力のある女性」像がちらついて、そこの肩肘張ってるところに、食傷気味になった。

  • 検屍官シリーズはこのあと相当読みました。どこまで読んだか覚えてない位・・
    最初のシリーズは結末も???って感じでしたが、後にどんどん続くので、各巻で話は完結したりしなかったり。事件や捜査はかなりエグイものがありますが、止まらない・・・

    最初は難しい年頃のルーシーも感が進むごとに重要人物となっていきます。
    また、スカーペッタの恋愛話も差し込まれ、こんなに仕事のできる女性でも、こういう悩みを抱え、思い通りに事が進まないということもあるのだなあという面も。

  • アメリカ・ヴァージニア州の女性検屍局長というバリバリのリケジョが主人公。事件の謎ときもですが、主人公やその友人たちがとても魅力的な人物に描かれています。私のイチ押しは主人公の姪のルーシーですね。自分の居場所を探しながらではありますが、生き方がとてもカッコイイですよ。

    私は高校の時から読み始めました。高校生、大学生で、日本のミステリーに物足りなさを感じている人にはとってもいいと思いますよ (ブラックマリーさん お勧め)

  • 最後尻すぼみになったのがかなり残念

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著者プロフィール

マイアミ生まれ。警察記者、検屍局のコンピューター・アナリストを経て、1990年『検屍官』で小説デビュー。MWA・CWA最優秀処女長編賞を受賞して、一躍人気作家に。ケイ・スカーペッタが主人公の検屍官シリーズは、1990年代ミステリー界最大のベストセラー作品となった。他に、『スズメバチの巣』『サザンクロス』『女性署長ハマー』、『捜査官ガラーノ』シリーズなど。

「2015年 『標的(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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