検屍官 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061850699

感想・レビュー・書評

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  • いやー、あの当時はハマったハマった。

  • なかなか読ませる切り口で、序盤もズンズン引き込まれていく。

    が。しかし。

    ラストのどんでん返ししそうでまったくしない下りに、むしろ仰天するくらいガッカリしました。

    そっち!?か!?


    っていうね。でも、驚愕するほどガッカリするミステリーもなかなかないので、それもそれでよかったのかな?とも思う一冊。

    外国の常識ご日本には違和感がある感は否めませんが、それもそれかな。と。あっちゃんの旦那さんから譲り受けた一冊。

  • 米国ミステリー系にありがちな展開で
    期待を裏切らず、面白うございました。

    犯人は実は身近な人物なのか?...と意味深な流れも
    王道であると申せましょう。

    そしてしかしそしてしかし........犯人は.......
    おめーかよ!
    つーか誰だよ!
    と、拍子抜けすること間違いございません。

  • 人気シリーズの第一作目。先日最新作が出てたけど、それだけ長く愛されるシリーズだけあって、その初っ端のこれは、さすがの面白さでした。そこまで踏み込まれた描写がないせいか、背景の理解にもそれほど困難は感じなかったし、物語の展開もスリリングで、どんどん引き込まれた。ただ、当時としては最先端と思われる科学捜査も、さすがに30年も経つと隔世の感がありますが。でも、それはあくまで味付け程度の役割であって、本筋の求心力でも十分楽しめました。ただ、犯人の意外性が全くなく(というか予測不可)、そこは既知の人物にして欲しかったと思いました。

  • 2015/10/28読み始め
    2015/11/10読了

  • 後半はすごく面白かった。特に新聞記者が絡んでくるあたり、記者のイメージがマルっと変わるのも面白い。
    90年頃は携帯電話もなく、コンピューターが普及する前。指紋やDNAの鑑定にも時間がかかり、検屍官の主人公や刑事は並行して別の証拠を捜さないといけないのが良かった。

    今時の、科学者がスマホ片手にハイテクで事件解決しちゃうのも面白いけど、不便な時代のほうが物語としては好きだな。

  • 表紙が違うのは新装版なのかな、あとで調べよう。
    海外ミステリあんまり得意じゃないのも視野が狭いかなーと思ってお試しコーンウェル。近代海外ミステリがあんまり…ってなるのは、日本の夏のセミ声よろしくその国では当たり前の前提が言外に書いてあるかもしれないと思うとなんでも「そういう環境があるのかも…」ってなって読んでる時の足の置き場がイマイチ安定しないからなんだけど、検屍官ものということでそこに焦点絞られてたぶん比較的読みやすかった。
    とはいえ内容は検屍というよりも主人公ケイの内面と諸々人間関係描写がメインで女性の筆致という感じ。
    色々周りにフラグが立ったけど最後は大捕り物からの全く関係ない男が犯人でしたっていうのは何かこうすごい…あっうんそうだよね洋ドラこういうのだよね…って感じでした。
    面白くなくはなかったので、もうちょっとシリーズ読んでみる。国内ミステリとはちょっと違う感じに楽しむものだとは思う。
    どうでもいいけど犯人じゃなかったとはいえ女性に薬盛って犯した男そのまま社会に放置したのは…ダメだろ……。

  • このシリーズの存在は、当然知っていたが、実は初見。読まず嫌い(苦笑)。

    20年以上前の作品だが、パソコンに関する描写には時代を感じるものの、作品そのものの内容は色褪せていない。その後、これが長いシリーズとなったのも納得。

    シリーズの他の作品も読もうっと。

  • パトリシア・コーンウェルの処女作。レビューがいまいちだったのでどうかと思ったが、事前の期待以上に面白かった!ただし、テクノロジーの進歩から若い世代の人には「?」という箇所があるかもしれない。
    アメリカバージニア州郊外で起きた連続強姦殺人事件の犯人を、検視官というサイエンティフィックな立場から探る。ストーリー自体はシンプルだが、登場人物も多いうえにそれぞれが微妙に怪しく、後半スリルが加速する。
    緻密さはYの悲劇を思い出させる。とはいっても、Yの悲劇のほうがしてやられた感はあるが。

  • 1999.10.30 読了

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著者プロフィール

マイアミ生まれ。警察記者、検屍局のコンピューター・アナリストを経て、1990年『検屍官』で小説デビュー。MWA・CWA最優秀処女長編賞を受賞して、一躍人気作家に。ケイ・スカーペッタが主人公の検屍官シリーズは、1990年代ミステリー界最大のベストセラー作品となった。他に、『スズメバチの巣』『サザンクロス』『女性署長ハマー』、『捜査官ガラーノ』シリーズなど。

「2015年 『標的(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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