妖怪アパートの幽雅な日常(1) (YA! ENTERTAINMENT)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062120661

感想・レビュー・書評

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  • 同僚さんに、アニメよりも漫画よりも小説だよ、とオススメされて読みました。この一巻はほとんど登場人物の紹介と、夕士の過去のようでしたが、とても読みやすくて、この世界にすっかり引き込まれました。ごはんも美味しそうだし、温泉もいいしで、妖怪アパートに住みたいです。登場人物も、人間もそうでないものたちもとても魅力的です。さりげなく、考えさせられることもあったりして。妖怪もおばけも、不思議な人々もいいなぁ、素敵だな。続きも楽しみです。

  • 原作読まないと良さが分からないと言われたので、今更読み始め。あさのあつこさんの「No.6」と同じ時期に出てたシリーズだということは知ってた。
    アニメではすっ飛ばされてたことがいろいろあって、読んで良かった。特にクリのこととか、妖怪アパート出た後のゆーしくんの気持ちとか。

    戯言
    これ1冊でアニメ5話分なんだぜ……?

  • 10巻あわせてのレビューです。2時間もあれば1巻読了できますので、就寝前にちょびっと活字を読みたいなぁというときにうってつけ。

    主人公は稲葉夕士という男子高校生。交通事故で両親を亡くし、中学の間は伯父の家に居候。伯父夫婦は本当によくしてくれるけれど、夕士と同年代の娘がいることもあり、何かと気を遣う。商業高校入学をきっかけに一人暮らしを決意。格安の物件を見つけて入居したところ、なんとそこは妖怪や幽霊が暮らすアパートで……という物語。

    アパートの幽霊は、幼い男の子とその仲良しの犬、妖怪託児所の保母さんでプロポーション抜群の美人、手首から先しかない天才料理人など。いずれも死亡理由が凄絶で、親による虐待死、中絶をくり返したはての出産時の死亡、ストーカーにバラバラ死体にされて手だけ成仏できずとか。

    幽霊以外の住人や客人も多数。詩人、画家、古本屋に骨董屋。除霊師の卵もいます。また、夕士の親友、長谷泉貴は、別の進学校にかよっていますが、妖怪アパートにしょっちゅう遊びにきます。夕士の同級生の女子たちはかしまし娘。彼女らが心をときめかせるちょっとワルそうな千晶先生がカッコよし。その千晶先生を敵対視するのは、美人だけど嫌な感じの青木先生。登場人物がそろって魅力的。

    映画のタイトルがちょこちょこ出てくるのも楽しいです。スキー旅行で泊まったホテルで次々起こる怪奇現象に、夕士が思い出すのは『シャイニング』(1980)。
    謎の卵を見れば、『エラゴン』(2006)のようにドラゴンが生まれるのかと思い、アンティーク・ジュエリーの展示会場で強盗事件に巻き込まれたときは、『オーシャンズ11』(2001)のような展開を夕士は想定します。それに、女生徒会長はアンジェリーナ・ジョリーみたいなんだそうな。

    心霊現象には無縁だったとはいえ、本作を読むと高校時代が懐かしくなります。

    心に残る台詞もいっぱい。「つられて大人になる必要はない」。生身の人間を救うのは、やっぱり生身の人間でないと。

    映画化するとしたらキャストはどうなる?

  • 再読。のため、若干ナナメ飲み。
    以前3巻まで読んで、作者の香月先生が亡くなられていることを知り、やめた。
    今回改めて一気読みすることに。
    ナナメ読みでも
    再読でも感想変わらず。
    面白い。

  • ずっと気になってた作品
    一巻はほんとに導入部分といった感じだったので続きも読みたいです
    るり子さんのまかない食べたい!

  • タイトルの「妖怪」から、霊能力バトルとか妖怪退治のような物語を想像していたら、全然違う内容でいい意味で裏切られました。中高生に読んで欲しい!おすすめです。

  • 小学生か中学生のときによんだ、児童書なのかな?ところどころ重いところがあったな~。何度もぼろぼろないたし今でも褪せない本

  • 夕士が高校入学と同時に始めた、あこがれの下宿生活。幼い頃に両親を事故で亡くしたため、早く独り立ちをするのが彼の夢。ところがそこには、ちょっと変わった、しかし人情味あふれる“住人たち”が暮らしていた…。

  • 心通わせる相手は、必ずしも人間にこだわる必要はない。

  • 登場人物たちが優しい人たちなのがほっとする。でもやさしいことばかりじゃないのさ、ってのが子供向け小説としてはいいなぁ。

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著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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