妖怪アパートの幽雅な日常(1) (YA! ENTERTAINMENT)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062120661

感想・レビュー・書評

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  • 2023/06/09

    稲葉夕士は両親を一度になくし、親戚の家へ身を寄せている。居場所なく日々を過ごしていたが、寮付きの高校に入ることになり幸せいっぱいだった。しかし、入学直前に寮が全焼してしまう。寮が再建されるまでの半年間、あの家にいなければならないのか。途方に暮れる中、怪しげな雰囲気の前田不動産に紹介されたのは寿荘。家賃2万5千円。光熱水費込まかないつき。なにがあるのか。でるんだって。あれ。
    半年だけだと言い聞かせ、住んでみたら人間よりも人間ではないもののほうが多いアパート。日々驚きつつも美味しいごはんを食べ、住人と話をし、妖怪を見つつ暮らしていた。
    寮が完成したのを期に妖怪アパートから移り住む夕士。人間関係ってこんな感じだっけ。充実してるのに何故か隙間を感じる。
    夕士はもう一度、前田不動産をおとずれる。

    図書館で見つけたから読んだ。読むの何回目やろ。香月日輪は相変わらず読みやすい。ジャンルは児童書やけど大人も読みたい。素直な男の子?男の人?が周りの人に影響受けて成長する話が好きなんかもしれない。(宝石商リチャード)

  • (放送原稿から)
    出版されたのは10年以上前になりますが、コミックや舞台、そしてアニメにもなっている作品なので
    知ってる、読んでいた!という人もいるかもしれませんね。

    主人公は、高校生の稲葉夕士くん。幼い頃に、家族を事故で亡くし、親戚の家で肩身狭く暮らしていたため、
    寮のある高校に進学し、やっと独り立ちできた…と思ったら、その矢先、寮が火事になってしまい、路頭に迷うことになります。

    ふしぎな声に導かれて、辿り着いた怪しげな不動産屋さんが紹介してくれたのが「ことぶき荘」。
    そこには、ちょっと変わった、しかし人情味あふれる“住人たち”が暮らしていました。

    画家に詩人に骨董屋に古本屋、除霊師を目指して修業中の女子高生、サラリーマン志望の妖怪、しゃべる小鳥たち
    そして、大家さんはまんまるで大きくてまっくろ?!そう、その”住人達”は人間ばかりではなかったのです…。

    その生い立ちのせいで、人間不信で少しやさぐれていた彼は、その多様な住人達との触れ合いの中で、
    少しずつ変わっていきます。そして立て直された寮に入るため、アパートを出ていくのです。

    っと、ネタばれをしてしまえば、ゆうしくんと妖怪アパートのつきあいはこのあと10巻まで続きます。
    途中、ゆうしくん自身も魔道書の主となって修業をすることになったり、高校生活でもいろいろ恐ろしい事件が起こったり、
    親友の長谷君や、担任の千晶先生、霊能力者の龍さんなどかっこいい登場人物がどんどんでてきます。

    そしてこのアパートはなかなかすてきなアパートなんですよね。
    手首だけの幽霊「るりこさん」がつくってくれるまかない飯が絶品!
    大盛りのおにぎり、スペアリブ、鮭のチャンチャン焼き、かき揚げ、煮込みうどんなど、その料理を集めた本が出ているほどです。
    また地下にあるお風呂はなんと温泉が湧いていたり、異世界につながっていたりして
    住人達はなにかあると、その料理とお風呂でどんちゃん騒ぎをしていて、自分もその場所に行きたくなります。

    そんな妖怪アパートを、ぜひ知ってください。

  • 4-06-212066-6 C8093¥950E

    妖怪アパートの幽雅な日常 ①

    著者:香月日輪(こうづき ひのわ)
    画:佐藤三千彦

    発行所:株式会社講談社

    2003年10月10日 第1刷発行
    2006年9月4日 第8刷発行

  • ピア・サポーターKさんのおすすめ本です。

    「春になりお引越しされる方もいらっしゃるのではないでしょうか
    ドキドキ、ワクワク色々な感情を抱え辿り着いた先が普通とは少し違う不思議なアパートだとしたら、あなたはどうしますか?」

    最新の所在はOPACを確認してください。

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00510146

  • ページ数の割に登場人物とエピソード多めなのは、大河ドラマのプロローグということをなんでしょう。

  • 小学校の図書室でボロボロの「地獄堂霊界通信」と出会ってからの付き合いです。
    若い人が壁にぶつかる、壁を壊すのではなく、その隣で見守るのは、ぶつかっている本人より辛い時もありますが、アパートの住民をみならって?前に進む力を信じてそばにいて、少しお節介をして、ちょとずつでも変化できることを知る。そんな事を感じたい時に読む本です。

  • ささっと読めて、意外とジーンとした

  • 2021年4月期展示本です。
    最新の所在はOPACを確認してください。

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00510146

  • 人生の為になるヒントがたくさん詰まった一冊。

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著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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